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【スクレでホットケーキ】
ちょうどその頃、また一人の小さなお客さんがスクレを訪れようとしていました。
「……なにやら見たことがないお店があるっす。ちょっとだけ、ちょっとだけ寄ってみるっすか!」
店の前を偶然に通りかかった剣道少年の
剣崎 一心
くんもまたスクレの雰囲気に惹きつけられたコドモの一人でした。
そして、そんな一心くんが店の扉を開いて中に入り、店内をきょろきょろと見まわしたときでした。
「あっ」
と、一心くんは思わず声を上げてしまいました。
何故なら、そこに一心くんの何故か気になる女の子、
桃井 かんな
さんがいたからです。
(……も、桃井さんとまともに会うのは駄菓子屋のとき以来っす)
一心くんは、その日以来、何となくかんなさんを避けがちだったのですが、今日こそはきちんと話そうと決意したのでした。
「え? お金いらないっすか? じゃ、じゃあホットケーキとりんごジュースをお願いするっす!」
一心くんは元気よく注文して、ホットケーキとジュースを受け取ると、そのまま勢いでかんなさんのいる席へ向かいます。
かんなさんの隣には
佐藤 瀬莉
さんも座っていましたが、もはや今の一心くんにはかんなさんしか見えていません。
「も、桃井さん、こんにちはっす!」
と、一心くんが元気よく挨拶すれば
「あ、麩菓子」
「麩菓子!?」
もの凄く衝撃的な反応が返ってきました。
それでも、少なくともあのときのことを憶えてもらえているらしいことに、一心くんはホッとします。
そのとき、そんな一心くんの反応から何かを察したのか、
「かんなちゃん。私、ちょっとバトルフィールドの方を見てくるね」
と、瀬莉さんは少し席を外します。
一心くんは、瀬莉さんの背中を見送ると、深呼吸を一つして、かんなさんに話しかけます。
「も、桃井さん、自分はここを今日初めて知ったっすが、桃井さんはよく来るっすか?」
「ううん。私も今日が初めて」
「そ、そうなんっすね……! あ、あっちにカプギアのスペースがあるっぽいっすけど、桃井さんはやったりしないっすか?」
「なくはないけど、持ってはない。だって、コドモっぽいじゃん」
ぷいっと顔をそむけるかんなさんはコドモそのものでしたが、今日の一心くんにそれを突っ込む余裕はありません。
彼は女の子と目を合わせるのも苦手な純情少年でしたが、このときばかりは一生懸命に目を逸らさないように頑張っていたからです。
(……何故だか桃井さんとはちゃんと目を見て話さなきゃ、と。話したいな、と。そう思えるっす……!)
剣道一直線の一心くんには、そんな自分の気持ちの正体はいまだよくわかっていません。
けれども、
「あ、そ、そうだ。お近づきの印にホットケーキを……」
「くれるの? じゃ、もらう」
「……っ」
ひょいとホットケーキをさらっていくかんなさんを見ているだけで、一心くんは胸のどきどきが止まらなくなるのでした。
「ふーん。ここのホットケーキも、悪くないじゃん」
「~~っ!?」
ほんの少し笑顔になったかんなさんの言葉に、一心くんはそろそろ心臓の方が限界に達しそうになります。
(……こ、これ以上ここにいるとおかしくなりそうっす。今日はこのあたりで退散するっす!)
が、その前に、
「……も、桃井さんっ。よ、良かったら、これからも自分とこうしてお話してもらえるっすかっ?」
と一心くんは、かんなさんに訊ねました。
それは一心くんにとっては相当に勇気の要る発言だったのですが、かんなさんは不思議そうに首を傾げ、
「……べつにいいけど」
と、何でもないように答えます。
「……! あ、ありがとうっす! じゃ、じゃあ自分はこれで失礼するっす!」
次の瞬間、一心くんは踵を返してお店の外に出て行ってしまいましたが、その足取りが弾んだものであったのは言うまでもありません。
そんな彼の背中を見て
「……ていうか、学校で普通に喋ればいいじゃん」
ぽつり呟いたかんなさんの言葉は、当然のごとく、一心くんの耳には届いていませんでしたとさ。
……一歩前進?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月07日
参加申し込みの期限
2018年03月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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