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【リリリリ☆まったりデイズ】
スクレで育まれるのは男の子の友情だけではありません。
「さあ、着きましたわ! 今日はこのお店――スクレで思いっきり楽しみますわよ!」
「うん……。ありがとう、りこ……」
その日、仲良く連れ立ってスクレにやってきたのは、
城ヶ崎 梨々子
さんと
篁 凛々子
さんという、仲睦まじげな女の子二人組でした。
二人はいわゆるお嬢様で、特に凛々子さんの方はご両親がとても厳しく、なかなか外で遊ばせてもらえません。
そこで、梨々子さんは思い切ってやや強引に凜々子さんをスクレに誘うことにしたのでした。
(これは私の我儘なのですから、篁さんが叱られることはありませんわ!)
というのが梨々子さんの考えで、
(……りこの優しさ、きっとおとーさんもおかーさんもわかってくれる)
と、そのことは凛々子さんにもしっかりと伝わっていました。
梨々子さんとしては大好きな凛々子さんとお外で遊べるのが嬉しくて、お店に着く頃にはすっかり息が上がっているはしゃぎぶりでした。
「……疲れた? 大丈夫?」
「ふぅっ、ちょっとはしゃぎすぎましたわね。まずは椅子に座ってお茶にしましょう」
凛々子さんが気遣って訊ねれば、梨々子さんもこくりと頷き、二人はお店の一角に腰を下ろします。
それから、適当に飲み物などを注文しつつ、
「思えば、こうして篁さんと二人きりでお茶を頂くのは久しぶりかもしれませんわね」
ジュースを手に、ふと遠い目をして梨々子さんは言います。
梨々子さんは小さな頃は身体が弱く、その頃によく凛々子さんに遊んでもらっていたのでした。
やがて、梨々子さんはカプセルギアとの出会いを経て、現在のように元気に――ちょっと元気になり過ぎてしまったところもあるのですが――。
「あの頃の私は篁さんにお世話になりっぱなしでした。感謝してもしきれませんわ」
と、昔を懐かしむように言った梨々子さんは、凛々子さんには、昔のそのままに見えました。
「……ううん。お世話になっていたのは私かもしれない。りこと遊んでいて凄く楽しかった」
「そ、そんなことを言われたら照れてしまいますわ……」
少し顔を赤くする梨々子さんに、凛々子はくすりと微笑み、
「……ふふ。そういえば、あの頃のりこは、私にべったりだったね……。『お姉さま』なんて呼んでくれたりして……」
と、懐かしそうに言います。
「……っ……そ、そうでしたかしらっ!? あ、あんまり記憶にございませんわ、オホホホホホッ!」
それに梨々子さんは政治家みたいなコメントをしながら、高笑いでごまかしつつ、
「そ……そういえばここではカプセルギアもできるのですわ! 篁さんもどうでしょう?」
と、強引に話を逸らします。
「……かぷせる、ぎあ?」
初めて耳にする単語に、凛々子さんは興味津々という様子で首を傾げます。
「ええ! 自分で色々なパーツを組み合わせて楽しめる、素敵な玩具ですわ! ちなみに私のカプセルギアはこの
プリンセスダンサー
ですわ!」
そう言って梨々子さんが凛々子さんに見せたのが、ひらひらのドレスをまとった何とも可愛らしいカプセルギア『プリンセスダンサー』なのでした。
「……凄い。……この子、プリンセスダンサーって言うのね。うん、なんだか……本当にお姫さまみたい……」
「でしょう! 私もこのドレスのひらひら感とかふりふり感とかがとてもとっても気に入ってますの! お姉さまならきっとこの子の良さをわかってくださると思っていましたわ!」
凛々子さんに自分のギアを褒めてもらうと、梨々子さんはまるで自分のことを褒められたみたいに嬉しそうに笑いつつ、ついつい昔の癖で『お姉さま』だなんて呼び方を使ってしまいます。
凛々子さんは、そんな熱い解説を微笑ましそうに、かつ、興味深そうに相槌を打ちながら、
「面白そう。私もやってみたい……」
と、ぽつりと呟きました。
すると、
「その言葉を待っていましたわ! じつはこんなこともあろうかと今日は余りのパーツをたくさん持ってきていますの! これをお貸ししますから、篁さんにピッタリのカプセルギアを作りましょう!」
と、梨々子さんはテーブルに身を乗り出さんばかりの勢いで凛々子さんをギアバトルに誘いました。
「……うん。できれば、カッコいいカプセルギアがいいな……」
可愛らしい外見とは裏腹にカッコいいものに憧れのある凛々子さんがそう言うと、梨々子さんは少し意外そうな顔をします。
「あら? 篁さんでしたら可愛らしいギアの方がお似合いという気もするのですけれど……。ええ、もちろん篁さんのご要望に沿ってお作りしますわ。では、篁さんを守るナイトをイメージして組み立ててみるというのはいかがでしょう?」
「……うん。りこに任せるね」
「ええ、お任せ下さいですわ! この城ヶ崎梨々子がお姉さまに相応しいギアを用意してご覧にいれますわ!」
すっかりやる気になった梨々子さんがてきぱき組み立てたのは全身を鎧でまとったカッコいい騎士。余り物で作ったとは思えぬ出来でした。
「……素敵。ありがとう、りこ。凄く嬉しい」
「この程度、お安いご用ですわ。では、さっそくギアバトルを始めましょう。ちなみに、これは勝負なのですから、たとえお姉さまと言えども手加減はいたしませんわっ!」
「……うん。手加減はいらないよ。ふふ」
そうして二人はバトルフィールドに向かい、昔の二人に戻ったように無邪気にお互いのギアをぶつけあうのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月07日
参加申し込みの期限
2018年03月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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