【中間テスト】ウォルター先生の勉強会｜リアクション

【中間テスト】ウォルター先生の勉強会

　いったんは眠気が飛んだ一同ですが。
「みなさん元気ですねぇ」
　あまり夜更かしはしない結華は、寝る時間を過ぎるとうつらうつらしはじめました。
「ふぁぁ」
　可愛いあくびをしていましたが、いつの間にか寝息を立てていました。
　ののこもよだれを垂らして寝こけています。
「寝る人はこちらの部屋に布団を敷くよ」
　ウォルター先生が準備してくれました。

　そして翌朝。
「ふぁ……やっぱり私、寝ちゃってましたね」
　結華は、布団の中で目を覚ましました。
「おはよう。よく眠れたかい？」
「先生、ありがとうございました。こうして沢山の人と勉強するの新鮮で楽しかったです。ウォルター先生に良い報告ができるよう、テスト頑張ってきます」
「ああ、頑張ってね」
　結華は微笑みながらお辞儀をしました。
「おはようございます。ありがとうございました」
　亮がきちんとお辞儀をしてお礼を言います。
「どういたしまして」
「先生、ありがとうございました」
　修は先生にお礼を言い、テストへの意欲を新たにしました。
「おはようあおい、勉強会、どうだった」
「うん、先生の教え方もわかりやすかったし、修君にも教えてもらえて助かったよ」
　そう言われて修は幸せな気分になるのでした。
「俺も有意義で楽しかったよ。また明日……って今日か、学校でな」
　修と美咲紀は、一旦寮に戻っていきました。
　綾花は、帰りに手作りのにゃんこクッキーを先生に渡しました。
「私たちの為に勉強会を開いてくださってありがとうございました」
　と気持ちをこめて。
「どういたしまして。ありがとう。かわいいクッキーだね。頑張ってね」
　ウォルター先生はそう言ってクッキーを受け取ってくれました。

「皆頑張ったから、皆、きっと……良い点とれるよ」
　あくびをするののこを見ながら、夏朝はつぶやきました。
「ウォルター先生と、チョークの加護もあるから……ね！」
　すっきりと寝て、登校する綾花はあおいに言いました。
「あおいちゃん、頑張ろうね。しっかり勉強したから大丈夫」
「うん、今回はいい点取れそうな気がするよ」
　あおいもそう答えます。

　いろいろあった勉強会を終えて、皆は学校へ向かうのでした。

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