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【ホームルーム】委員決定っ! 普通科篇
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(よかった!)
すかさずそこで立ち上がったのは、
八神 修
だ。
「推薦の為に発言させていただこう。
俺は学級委員に、
七夜 あおい
さんを推薦する」
教室に入るなり自分の名前を呼ばれて、びっくりしてそこで立ち止まるあおい。
「理由は、社交的であり明るいこと。求心力もあると感じるからだ。
実務的なことは他の委員や委員以外の生徒が補佐できるだろうし問題ないだろう」
と滔々と推薦の言葉を述べながら、八神修は心底ほっとしていた。
あおいが、この土壇場でホームルームに間に合ってくれてよかった。さすがに教室に居もしない生徒を、推薦するわけにもいかなかったからだ。
本当はこのホームルームの前に、ある一件を謝罪した上で、推薦の同意を本人から取り付けたかったのだけれど……話す機会がなかったのだから、ここは仕方がない。
「う、うんそうだな。俺もあおいさんならいいと思う。
普段はあまり目立ってないけど結構真面目で頼れるところもありそうだ」
野々 ののこ
の勢いに気圧されていた
邪衣 士
も、ここぞとばかりに八神にのっかる。
他にも
稲場 舞
があおいの推薦には同意の声を上げ、こうして、5組最後の学級委員の枠は、野々ののこと七夜あおい2人への投票で、争われることになった。
「あの、私なんかを学級委員に推して下さって、
その……ありがとう……ござい、ます」
鈴木 修一郎
に促されるまま、教壇に立った七夜あおいに、クラス中の注目が集まった。
ののこに続いてのアピールタイム、しかしどうしたことだろう。
どうも、あおいの様子がおかしい。
「えっと……、私その、でも今はちょっと……」
具体的には、身体のいち部分がおかしい。
クラスメイトの凝視に耐え切れなくなったのか、推薦を受けての挨拶もそこそこに、逃げるようにあおいは自分の席へと戻っていってしまった。
その際に、ちらりと自分へと向けられたあおいの視線が、どうにも気になってしまう八神修。
ひどく困っているような、そしてどことなく……迷惑そうな。
(俺は……もしかしたら、とんでもなく余計な事をしてしまったのじゃないか)
本人の同意を取り付けないまま推薦してしまったことを、猛烈に後悔し始める八神。
そして、普段はクールを通している彼も、やはり年頃の男子である。
もうひとつの件も、さっきから気になって気になって、どうにも仕方がないのだ。
(馬鹿な……、こんな時に俺は、いったい何を考えているんだ!)
そう思いながらも、ちらちらと、あおいの方を盗み見ずにはいられない。
うん、大きいのである。
何が?
あおいの制服の胸が、今日に限って。
さて、悩ましい男子の懊悩は放っておいて、投票の結果に移ろう。
結果は、約3倍の圧倒的な票差を付けて、
七夜 あおい
の当選となった。
「がーーーん」
とすでにやる気満々だった
野々 ののこ
の方は、しかし選挙が終わってみれば、
「じゃああおいちゃん、成績上がったら、ののこにも勉強教えてねっ!」
と、サバサバ&にこにこ。
教壇の下から声を掛けられたあおいの方が、むしろソワソワと落ち着かない様子で……やはり就任の抱負もそこそこに、自分の席に戻ってしまうのだった。
猫背ぎみになって、クラスメイトの視線から、自分の胸を隠すように。
(ああっ、やはり七夜をきちんと説得してから、推薦をするべきだった!)
あの九夜山トレッキングでの気まずい一件から、今回さらに自分の心証が悪くなってしまったことを、ひしひしと感じ取る八神修なのであった。
しかし今回の件に限っては、彼が自分を責めるのは酷というものだろう。
あの真面目なあおいが、ホームルームに遅刻する可能性など、普通はだれも考えはしない。
(そうだ、考えてみろ。いつもの俺の持論はどうした。そう、「原因なければ結果無し」。
1・七夜は何故、遅刻をしたんだ?
2・そしてあの制服の胸の膨らみの秘密は……?
そうとも、原因なければ結果無し。考えろ考えろ、八神修!)
八神がひたすら2のことばかり考えたのは、言うまでもない。
思春期の理系少年も、大変なのである。色々と。
4人の学級委員決定に引き続き、その他の委員決めが始まった頃のこと。
わりと大音量でなぞの校内放送が流れる事件があったのだが、それでもへっちゃらで居眠りしている生徒が、教室に2人いた。
夜榊 水月
と、
春山 小枝
である。
夜榊の方は図書委員の募集が始まると、寝惚けながら手を上げて、
「……本が読み放題で~……あとお昼寝し放題だからかなぁ~……」
寝惚けながら動機を述べ、寝惚けながら就任するという離れ業をやってのけたのだが、おそるべきことに、この間、本人にはまるでその記憶がない。
後で起きて、いつの間にか自分が図書委員に納まっていることに、きっとびっくりするのだろう。
一方、その隣りの席ですやすやヨダレをたらして眠っている春山小枝、これは頼んだ相手が悪かった。
彼女の方は、真面目にホームルームに参加しようという自覚はあったのだが、
「あ、あのね、私寝てたら起こしてね……?」
「Zzz……ん、ん~?……わかったよぉ~」
よりにもよって、耳打ちして頼んだ相手が夜榊水月だったため、寝言で安請け合いした夜榊といっしょに、今では2人仲良く熟睡モード。
(あれー? ここ、どこだろう。
まっくら、でもあったかーい。
うふふふー、フカフカで気持ちいー)
なんだか夢の中で、遠い世界に行ってしまっているようだ。
夢世界絶賛満喫中の、その春山小枝はひとまず置いておいておくとして、さて委員決めの続きである。5組の図書委員の希望者は多く、夜榊水月の他にもまだ立候補者がいた。
折口 ゆづき
、
清秋院 静香
、
堂島 結
の女子3人だ。みんな揃っていかにも本が好きそうな、ロングヘアのかわいらしい顔立ち。
「昔から読書が好きですので、本に関係することで、
お役に立てたら……と思います。よろしくお願いします」
と礼儀正しく、最後にしっかりと一礼したのは、
折口 ゆづき
。姫カットの前髪が、はらりと額にかかって、清楚で大人しい雰囲気の彼女だ。
「図書委員は本に関わるのですか……それは、是非やってみたいですね」
例によって
森 蓮
から根掘り葉掘り教えを請うていた
清秋院 静香
も、ようやく自分のやりたいことが決まったようだ。
「この学校に来るまでは、本ばかりが知識の元でしたから、少しでもお礼がしたいのです。
本は大切な存在でしたので、それに関われるというなら、頑張ろうと思っております」
そう言ってさっそく図書委員の仕事内容を、折口ゆづきに詳しく聞き始める。ゆづきは文芸部で会計係をやっているということもあってか、事務関係にもわりと強いようだ。
「はい! は~い!」
一方で、なかなか立候補に気付いてもらえなかった者もいる。
可愛らしい声はすれども、姿は見えず。
「すみません~! 立候補します~!」
不思議に思った
尾鎌 蛇那伊
が振り向くと、
「あらやだカワイイ。食べちゃいたいぐらいね」
その後ろで一生懸命に、
堂島 結
が手を伸ばしていた。背がちいさすぎて(あと尾鎌の体格が立派すぎて)、なかなか気付いてもらえなかったのだ。
「そんな手の上げ方じゃ、誰にも気付いてもらえないわよ。
いい? あたしのやり方を真似なさい? こうよ、こう!」
「こ、こうなの……です?」
クネクネとしなを作って何度も挙手するその尾鎌蛇那伊は、保健委員に立候補した。
同じく保健委員になった赤いツインテールの少女が、
「
湯浅 月子
です、月子って呼んでいいよ☆」
と尾鎌にも挨拶して、それから志望の動機を妄想たくましく披露した。
「保健委員って、気分の悪くなった人や怪我をした人を
優しく介抱する素敵な役割だし。
それにもしかしたらその中に
月子の王子様がいるかもしれないでしょ?」
「王子さまぁ?」
「そう、保健室で備品のチェックをしてるところに、
ふらりと現れる王子様……
ひらひらと揺れるカーテン……
運命の二人はそこで出会うの!
いやーん、ロマンチックー!
というわけで、保健委員に立候補しまーす☆」
「夢見てんじゃないわよ、このお子ちゃまが!」
「えーでも、オカマちゃんだって、夢を見るのがお仕事でしょでしょ?」
「あら、いいこと言うわね。それもそうね……って、あたしはオカマじゃないったら!」
王子様を待ち焦がれる月子だったが、同僚の尾鎌には特にときめかないようだった……。
森 蓮
は、自分には適任だと説明して、美化委員になった。
風紀委員には、
稲場 舞
が立ち上がって立候補する。
「多くの生徒が通う学校であるからこそ、しっかりと風紀を守る必要があります。
だからこそ自分が率先して模範となることで規律を守って行きたいですね」
頼りない両親を見ながら育ったこの少女はいつしか、自分がしっかりしなければと子供心に悟ったのだろう。シャンと伸びた背筋で、はきはきとそう抱負を述べるのだった。
最後に、体育委員の希望者は0だったが、学級委員の
邪衣 士
がクラスを見渡し、
「猫村はどうだ? やりたそうな顔をしてるじゃないか」
と
猫村 翡翠
に声を掛けた。
「委員やっても良いと思うけど、あたしはマイノリティだからなぁ……」
としばらく迷っていた様子だったが、やがてその猫村も体育委員就任を了承し、こうして5組は目立ったトラブルも無く、すべての委員が無事に決まったのだった。
……ついでにホームルームも無事に終わってくれると、もっとよかったのだが。
「きゃっ!」
胸をばってんに押さえて、七夜あおいが席から跳び上がった。
「だめ! で、出てきちゃダメえっ!」
「先生! 八神君が……鼻血を吹いて倒れましたっ☆」
立ち上がり担架を要請する
湯浅 月子
、にわかに慌ただしくなる1年5組の教室。
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イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
推理・サスペンス
定員
1000人
参加キャラクター数
83人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年11月23日
参加申し込みの期限
2012年11月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年11月30日 11時00分
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