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一夜限りの夢
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●内側からの風景
藤堂 静
がいつものようにBAR【Holländer】の扉を開けると、そこには海が広がっていた。確かに船をモチーフにしている店だが、この光景は普通ではない。ただ最初こそ面食らうものの、すぐに冷静になる。
(幽霊船が海の中に沈んでいても平常運転みたいなもんだしな……)
そう思っていると、アルバイトの
刻人・F・ミセリア
もやってきた。彼も驚いた様子を見せたが、すぐに落ち着いた表情を浮かべる。
警戒しつつも店内に入ると水のなかを歩いているような感覚だった。しかし呼吸も会話も問題ない。
(バーって情報が集まりやすいからってちょっと潜ってみたんだけど、まさか本当に水……あ、いや海の中に潜っちゃうとはね。まあ、まずは在庫の酒に水が入っていないか確認しないと)
「店長、ちょっと在庫見てきますね」
「ああ」
刻人は静に一言断ってから店に置かれている酒の状態を確認する。棚に並べられたものや客側からは見せない在庫まで、1本1本丁寧に確かめていく。それと同時にシェーカーやメジャーカップなどの道具類の確認も行う。
不思議なことに、こんな水のなかにあるのに液漏れや劣化している様子がまるで無い。これなら大丈夫かもしれない。刻人は確認した状態を静に報告すると、静は試しにカクテルを作り始める。こんな状況にも関わらずなぜか普通に作ることが出来る上に、味も問題ない。
「どうにも不思議だが、酒が作れるなら問題ない」
「そうですね」
なにはともあれ、これなら営業に支障はないだろうと判断した2人。せっかくなので、今日は会員以外も入店できるようにした。開店に向けて準備が進められる。
「今日もバイト頑張りますよ」
「よろしく頼む」
刻人は臨時のアルバイトとしてここで働いている。静が以前アルバイトをする理由をきいたことがある。
「妻にプレゼントの一つでも送らないと、彼女拗ねちゃうかなと思いまして」
そう答えた刻人は手帳から妻とのツーショット写真を取り出した。海外で結婚したらしく、写真にはブロンズヘアーの似合う女性が写っていた。そして刻人はその写真を指差しながら、すさまじいマシンガンノロケトークを炸裂させたのだった。
そんな刻人と静は準備を終えて、いよいよ開店。入店する客たちは皆2人と同じように驚きを見せる。しかし演出と思っているのか、すぐにこの状況を受け入れているようだ。静は客の話に耳を傾け、観察し、各客に合う酒を作る。刻人には手短に、分かりやすく指示を出す。刻人も静の邪魔にならないように道具や酒の出し入れ、カクテル作りを行う。
(バーテンダーの真似事は『アメリカ時代年齢を誤魔化して小遣い稼ぎをしていた』からちょっとは自信があるしね)
この不思議な空間が会話を盛り上げているのか、いつもより賑やかに感じられた。会員以外の入店もそれなりにあって、見慣れた顔から初めて来た客まで様々だ。そういった客たちに丁寧に酒を提供していく。
それと、今日は静にお任せでカクテルを頼む客が多かった。静はそれぞれの客が望むカクテルを提供する。それは味だけに限らず、色やモチーフといった要素も深く関わってくる。その人が大事に思っているもの。今思い描いているもの。この空間に寄り添うようなもの。
そういった要望を叶えるために、静は客たちの話に真摯に耳を傾け、酒を作った。
時間は流れ、閉店時間が近づいてきた。客も少なくなり、賑やかだった雰囲気は落ち着いたものへ変わっていた。ようやく仕事もひと段落というところで刻人が静に声をかける。
「今日はお疲れ様でした」
「お疲れさん」
「やっぱり店長は上手いですね。僕も早く店長のお酒、飲みたいなあ……アプリコットフィズとかいいかなぁ」
「それも悪くないが、ビジューなんてどうだ」
そんな他愛のない会話をする2人。
ところで、カクテルには花と同じくカクテル言葉というものがある。
それぞれ口にしたカクテルの意味をいつか互いに知るのかもしれない。
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あとがき
担当マスター:
星織遥
ファンレターはマスターページから!
この度は、シナリオへのご参加ありがとうございました!
いつもと違う雰囲気のBAR【Holländer】はいかがでしたか。
楽しんでいただけたら嬉しいです。
改めて、この度はありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年02月26日
参加申し込みの期限
2018年03月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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