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携帯戦記カプセルギア 第三話「共闘、カプギアマスターズ!!」
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【山小屋のカーネルさん(2)】
その頃、GREENの山小屋を樹上からこっそり見つめる少年の姿がありました。
中性的な顔を目深にフードで覆い隠したその少年の名は、
宿里 早鳴
くん。
「……どうやら、バトルが始まったようだね」
自らのA.I.C.O.に表示されたギアバトル申込みの画面を確認した早鳴くんは、承諾の文字を軽くタップ。
これで、彼と彼のギアであるルリィも、GREENとのバトルに介入できることになります。
(……『MAKIYUKI』からメッセージが来たから、軽い気持ちできたみたけれど)
事態は、想像以上に大事で、だからこそ、これはもっと若い世代で解決すべき事件ではないかとも彼は思いました。とはいえ、そういう彼も、年齢的には、オトナから見ればまだまだコドモの中学三年生なのでしたけど。
* * *
一方、山小屋の中では、想像以上に激しいギアバトルが繰り広げられていました。
「さあ、どっからでもかかってくるといいだす! 力こそパワー! 力こそジャスティスだす!」
GREENは大音量で、カーネルさんに指示を飛ばします。
カーネルさんは、右手のビームサーベルを振るい、あるいは左手のショットガンをぶっ放して、死角のない攻撃を続けてきます。
「遠近両型、厄介だな……」
翔くんは、帽子を被り直しつつ、瞳を鋭く細めながら冷静に状況を判断します。
「だが、負けるわけにはいかない。羽ばたけ、リット! アンタの力を見せつけてこい!」
前衛に位置していたリットことセイクビリットは素早く応じて、左腕の鉤爪で攻撃!
しかし、GREENは右腕のサーベルでそれを難なく防御。
リットの攻撃をいなして、サーベルで反撃に転じます。
「……! リット、右腕で防御! 距離を取れ。援護を頼む!」
GREENの冷静な対処に、翔くんも対応できています。
「ラズちゃん、リットを助けるよぉ! わっかビーム!」
瑠樹くんは後衛から、ラズちゃんのわっかビームで援護します。
「助かった、『りゅーき』……!」
SHOは礼を言いつつ、右腕の闇丸零式で、射撃攻撃を行います。
「む……。ちょこざいな、だす! だが、カーネルさんは堅さが取り柄、まだまだいけるだす!」
GREENは多少のダメージは気にせずにサーベルを振りまわし、ショットガンを放っての攻めの姿勢を崩しません。カーネルさんのボディは防弾仕様で実弾系の射撃武器は通りにくくなっているようです。
「やるじゃないか! ならば、唸れ、ジャスティスブレード!」
勇樹くんは、正々堂々正面から右腕に無駄に光り輝く剣でカーネルさんに斬りかかります。
ガキン!!
と、剣と剣がぶつかり合う音がして、激しいエフェクトが二体のギアの顔を照らします。
「ふはははは! いいだすよぉ! ツールを使ってからというもの、手ごたえのない相手ばかりで、正直つまらなかっただすよぉお!」
GREENは楽しそうに叫びます。
この少年、一見、穏やかそうに見え、実はかなりの戦闘狂のようです。
「GREEN! そこまでの力を持ちながら、何故、違法ツールなんかに手を染めた! そんなのは、正義じゃない!」
「赤羽さんの言う通りだ。ズルして強くなっても、それは強さとは言わない!」
勇樹くんと翔くんが、GREENに呼びかけます。
しかし、
「うるせぇええんだすよぉおお! 正義の押しつけはノーサンキューだすよぉ! カーネルさん、もっと速く! もっと鋭く! 敵を蹴散らすだすうう!」
GREENが叫んだそのときでした。
「……な、なに?」
勇樹くんは、思わずというふうに目を見開きました。
というのも、その瞬間、ジャッジメントと斬り合いを続けていたはずのカーネルさんの姿が、すぅっと小屋の闇の中に消えていったからです。
いえ、消えたのはカーネルさんだけではありません。
「わぁ、姿が消えちゃったぁ!? GREENさんもどこー!?」
瑠樹くんが裏返った声で叫べば、ギアマスター達が一斉にそちらを向きます。
見れば、GREENも、カーネルさんと同様に忽然と姿を消していました。
「……どうやらこれも暴走の一種らしいね」
ぽつり、と雪人くんが呟きます。
「……MAKIYUKI。アンタ、こうなることも知っていたのか?」
「……まさか。でも、これも暴走の一種だと言うことは――」
そこに続く言葉は、カプセルギアの暴走事件を知っているものなら容易に想像がつくものでした。
「凄いだす! これでカーネルさんは無敵――ひゃあああああああ!?」
案の定、次の瞬間、制御不能となったカーネルさんが無差別に攻撃を始めました。
エフェクトをまとったショットガンの弾が小屋の壁や床にめりこみ、その攻撃が実体化されていることを力強く周囲に証明します。
「落ち着くんだ、みんな! 正義は俺達にある! 冷静に対処するんだ!」
勇樹くんは、その場にいる最年長のギアマスターとして、仲間達に冷静さを取り戻すように訴えかけました。
「……っ」
けれども、翔くんは、予想外の事態に息を詰まらせます。思わず目を閉じ、セイクビリットを守るように指先で触れたそのときでした。
『――焦るな、『SHO』』
「……っ……リット、か……」
かつて、ギアの暴走事件に遭遇したときと同じようにまたセイクビリットの声が翔くんの耳に届きました。
『――あの少年の言う通りだ。正々堂々とした戦いを望むお前達の想いは何も間違っていない。私はそう信じている。だから、お前ももっと自分を信じてやれ』
「……自分を、信じる……」
そのリットの言葉が翔くんの心の奥にある柔らかい部分をそっと包みこみます。
「……わかった。俺はアンタの信じてくれた俺を信じる」
その瞬間、翔くんの瞳からは迷いも、恐れもかき消えていました。
「MAKIYUKI、指示をくれ。俺達はどう動けばいい?」
「ああ、お前の意見を聞かせてくれ」
翔くんと勇樹くんは、雪人くんに指示を仰ぎました。
それに雪人くんは驚いた顔で、
「……僕がメーレーして聞いてくれるわけ?」
と、聞き返します。
「もちろんだ。俺は年上だが、カプギアに関してはMAKIYUKIの方が先輩だからな!」
勇樹くんがあっさりとそう言えば、瑠樹くんも翔くんもはっきりと頷いて、雪人くんの方を見つめます。
「……僕のことを信じてくれるってわけか、オーケー。だったら、僕も君達の実力を信じる。暴走したカプギアを止める。力を貸して」
このとき、雪人くんは彼にしては珍しく、仲間達に『力を貸して』と素直にお願いをしていました。
そのことを、彼自身はこのときはまだ気づいていません。
ただ、彼を知る三人のギアマスターだけが、その変化にわずかに口元を綻ばせたのです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月21日
参加申し込みの期限
2018年03月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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