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もふもふ!大型幻獣と遊ぼう!
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翼獣達が寝子島に来てるってマジかよ!? と、
楢木 春彦
は陽射しの下へと急ぎ駆け出し、
「うわっ、マジだ!」
なんて、ちらほらと見える翼獣達の姿を目に声を上げた。と、次の瞬間。
「うおっ!?」
5頭の子翼獣達が一気に突撃してきたものだから、春彦はバランスを失って尻餅を付く羽目に。
行動を共にしていた
呉井 陽太
が、
「あー……春彦君、大丈夫?」
と、半分は、笑い混じりの声で尋ねる。本気のトーンでないのは、
「ふへへ、くすぐってぇって!」
という具合で、押し倒された春彦が、喜色の滲む声を出して子翼獣達の相手をしていたからだ。
その様子を微笑ましく眺めていた陽太の頬に、つん、と湿った鼻先が触れる。
「ムク!」
目を細めて陽太の身体へと頭を擦り寄せてくるのは、翼獣ムク。
そんなムクの太い首に、陽太はぎゅうと抱き付いた。
「へへー、突然のことでびっくりしたけど……」
「ムクにまた会えて嬉しいわー☆」
くるくると、自分も同じ気持ちだと伝えるように、ムクが喉を鳴らす。一方、
「わぷっ」
春彦の顔面に着地した子翼獣を咥え上げ、春彦を助けた(?)のは、
「リブ! また会えて嬉しいぜ!」
と、春彦が名前を呼んだ通り、子翼獣達の親であり、春彦とは親しい仲である翼獣リブだ。
子供達のようにじゃれつくような真似はしないリブだが、尻尾はぴん! と立っている。
ムクの頭を優しく撫でてやりながら、陽太が言った。
「皆、ひさしぶりだねぃ」
「だな! 元気だったみたいで良かったぜ! ……お、そうだ!」
なぁ呉井、と、春彦が悪戯っ子の目をして陽太を呼ぶ。
「どうせなら、リブ達にこっちでしか食えねぇもん食わせてやろうぜ!」
「わ、素敵だねぃ♪ よーっし、今日は時間がくるまでずっと一緒にいよー!」
「そうこねぇとな! 明日には帰れるってんならそんな心配いらねぇし……」
「俺達の世界、少しでも楽しんでくれな!」
にっと白い歯を零しての春彦の言葉に、
――くくる、くるる、みゅうみゅう、ぴいぴい!
と、7頭の翼獣達は嬉しそうに応じるのだった。
かくして、2人と7頭は、先ずはとコンビニエンスストア『ニャンストップ』へと。
「おっ、今月の新作出てんじゃん」
と、子翼獣達を足元にころころ纏わせながら、春彦が新作お菓子をチェックする横、
「コレは冷たい食べ物で、口に入れると甘くて溶けるんだよぅ」
なんて、陽太はアイスクリームコーナーを指差しながら、ムクに丁寧に説明する。
く? と、ムクは不思議そうに首を傾げた。
陽太の言っていることの大意は掴んでいるが、イメージができないといった様子だ。
「あはは。やっぱり、こんなの初めて見るもんねぃ。……あ、そっちは辛いから、苦手なら気をつけてー」
頷いて、初めて見る食べ物の山に瞳を輝かせていたムクが、つん、と鼻先でお菓子を突く。
「お、パッキーかぁ。うんうん、それ、美味しいよぅ。買っていこうか」
気になったお菓子を陽太に手に取ってもらえて、ムクはそわそわと嬉しそう。
陽太が目元を和らげたその時、振り返った春彦が「なぁ」と声を投げた。
「ニャンストのソフト美味ぇし、リブ達にも食わせてやろーぜ」
「あ! いいねぃ、オレも食べたいー☆」
2台あるソフトクリームサーバーの前に、春彦と陽太、それに翼獣達がわらわらと集う。
サーバーを前に、春彦はちょっと難しい顔になって腕を組んだ。
「……コレ、食いたきゃ自分で巻かねぇといけねぇんだな。上手く出来っかな……」
「それじゃあ、お先に失礼するよぅ。上手にぐるぐるって巻けたらいいなー♪」
ぐるぐるー、ぴたり!
陽太の作ったソフトクリームは、中々に綺麗な出来だ。
すごい! 面白い! とばかりに、見学していた翼獣達が沸く。
となれば、春彦だって黙ってはいられない!
「好きに作れんならどーせだしでっかいのがイイよな~……よし!」
スチャ、とコーンを構えて、いざ勝負! ……が、しかし。
「うぉわ!? くねくねすんな……ぎゃっ、傾いたっ!?」
「春彦君っ、巻き過ぎ! 倒れちゃうよぅ!」
「わかってる! わかってんだけど……ああああっ!?」
大騒ぎの末、出来上がったのは何とも言えず不格好な、ある意味芸術的な仕上がりのソフトクリーム。
それでも何とか持ち帰り用の蓋をねじ込んで、
「って、リブ、そんな顔すんなって! 味には問題ねぇから! うん!」
なんて、「全く……」と言わんばかりの呆れ顔のリブを前に、春彦は苦笑いをした。
一通りアイスクリームやお菓子を選び終えたあと、紙コップやお皿、飲み物も調達し、
「さてと。準備もできたし、どこで食べよっか? 春彦君、どこがいいと思うー?」
と、レジに買った商品分の代金を入れながら、陽太が問う。
大きなコンビニ袋を幾らも提げて、「そうだなー」と思案顔を作る春彦。
「リブ達も落ち着いて食えそうな場所がイイよなー。……あ!」
「ん、何か思いついたのん?」
「九夜山とかどーだ? 自然が多い方がイイだろうし」
落神神社なら俺達も一緒に休めんじゃねぇ? との提案に、
「ふむふむ、落神神社かー。あそこは静かで、のんびりできそうだしねぃ♪」
なんて、陽太は柔らかく目を細めた。
「ムク、オレ達を連れていってくれる?」
勿論、とばかりに、オオウ! と気合十分にムクが吠える。
ありがとう、と、陽太はムクの背中をそっと一撫でした。
リブも、ムクと同じ気持ちのようだ。
「うっし! それじゃ、行こうぜ! 目的地は落神神社だ!」
春彦が拳を突き上げれば、子翼獣達はそれぞれに楽しげに宙を跳ね、或いは床を転がった。
神社に到着したなら、早速お菓子パーティーの始まりだ。
準備を整えて、皆で一緒に腰を下ろす。
陽太の傍らにはムクが、春彦の隣にはリブが収まり、子翼獣達は、2人の膝の上でわちゃわちゃと遊んだ。
「ほら、リブ、ソフトクリーム」
溶けないうちにと春彦が真っ先に取り出したるは、先ほど作ったソフトクリームだ。
リブが、「大丈夫なのか……」的な顔をしているのに気付いて、
「み、見た目はともかく美味いんだぜ……」
と、居た堪れなさに目をそっと逸らしながらも、春彦はソフトクリームをリブの方へと近付けた。
ぺしゃ、と、リブの舌がソフトクリームを舐める。
最初こそ、リブは初めての冷たさに驚いたようだったが、
「な、美味いだろ?」
ぺろぺろと機嫌良くソフトクリームを食べ進めていく姿を目に、春彦は向日葵のような笑顔を咲かせた。
子供達が僕も私もと纏わりつけば、親らしく、リブは彼らにひんやりとした甘味を譲ってやって、
「わ、春彦君、あっという間に完売だねぃ」
なんて陽太が笑ったように、芸術作品めいたソフトクリームは、瞬く間に翼獣達のお腹の中に消える。
「さて……ムクはこっちの世界のお菓子、気に入ってくれるかなぁ」
言いながら取り出したソフトクリームをぺろりとすれば、ムクの瞳がぱっと煌めいた。
「ふふ、良かったよぅ。次は何を食べよっか?」
どうしようかなぁと陽太がコンビニ袋から出したのは、ムクが自分で選んだパッキーだ。
ぱきぽきといい音を立ててパッキーを齧るムクは、何だかとっても楽しそう。
知らず、陽太の口元もふうわりとした笑みに彩られた。
「……あ、これはどうかなぁ? スナック菓子は、まだ食べてなかったよねぃ?」
新製品のスナック菓子も、ムクはしゃくしゃくぱくぱくと美味しそうに食べる。
しゃくしゃくという音に惹かれて、子翼獣達も陽太の方へと寄ってきた。
「うんうん、皆の分もちゃーんとあるからねぃ」
子翼獣達にスナック菓子を食べさせてやりながら、
(どんな味が好みだったか覚えておこうっと)
と、陽太は、ほこほこと胸をあたためるのだった。
その傍らで、春彦が取り出したのは、クローネの世界で手に入れた黒い欠片。
「ん? 春彦君、悪魂石の欠片をリブ達に見せるのん?」
「あぁ、そういやリブ達にはこの欠片のコトって聞いたコトなかったよなって」
「そーいえば、その欠片の事、どーしよーって気に掛けていたもんねぃ」
頷く春彦の手の中で、黒い欠片は妖しく煌めく。
春彦はそれを、リブ達の鼻先に翳した。
「なぁ、お前達はこーいうの見たコトあったりトカ、なんか心当たりあったりってすっかな?」
リブとムクが、くんくん、と鼻をひくひくさせる。
そして、2頭は揃って、何か少し嫌な臭いがする、といった感じの顔をした。
けれど、牙を向くような、目に見えて険呑な様子は見せない。
ふむ……と、顎に手を宛がう陽太。
「良いものじゃないけど、翼獣達にとって格別悪いものでもない……って感じかなぁ?」
「みたいだな。しっかし、コレってなんだったんだろうな……」
「……
ゴンザレスはたぶん、悪魂石の欠片から生まれた。
そして、この欠片からは力を感じない……」
「ならもしかして、この欠片は、ゴンザレスが生まれたあとの抜け殻のようなもの……?」
明確な答えが、翼獣達の反応を通して得られたわけではない。
けれど、空を見上げる傍らに異世界の友の温もりを感じる、今は。
「……よっしゃ! 気を取り直して、次はこれ食べよーぜ!」
「ちょ、春彦君、それって噂になってる辛ーいスナック菓子なんじゃ……」
「そうだケド、もしかしたら気に入るかもだろー?」
「それは……ええっと、ムク、リブ、子供達も。気をつけて食べるんだよぅ?」
陽太が少し眉を下げて念を押すのに、翼獣達がくるくると鳴いて応じる。
スナック菓子の袋を開けながら、親友と翼獣達の声を耳に、春彦は小さく笑んだ。
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巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月23日
参加申し込みの期限
2018年04月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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