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セピア幻想異聞録:No.1「妖精ピクシー」
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◆ 忍び寄っては
時は少し、さかのぼり。
『セピア』を後にしたエレノアは、最寄りのコンビニを訪れていた。買いものカゴを片手に、エレノアは、目的の品をさがして店内を練り歩く。そうして、見つけたハチミツをカゴへと入れながら、エレノアはくすりと笑った。
目的のものをそろえ、レジへと向かう彼女がさげた買いものカゴの中には、紙コップと、小ぶりなペットボトルと、そして――画鋲の詰めあわせ。
エレノアは、考える。『セピア』という喫茶店に現れたピクシーは、要するに害虫だ。甘いものにたかる、アリのようなものだ。であればこそ、自らの遊び道具とするには適している。
逃げ惑うピクシーの姿を想像して、エレノアは小さく身体をふるわせた。けれど、それは決して、少女の姿をした妖精をあわれみ、彼女たちが傷つくことに怯えるものではない。むしろ、その逆なのである。
「人形遊びは、たのしいものですよね――生きている人形は、特に」
妖艶に笑い、エレノアはコンビニを出て歩きだす。五月中旬にしては薄ら寒い風が吹き、木々の梢が、ざわざわと音をたてる。エレノアの長い灰色の髪が、無造作に風に舞っていた。
※
再び『セピア』へと戻ったエレノアは、適当な席に腰をおろし、ピクシーを捕まえるための罠を作り始めた。
紙コップに、たっぷりと注いだハチミツは、ピクシーをおびき寄せるための餌であり、彼女のろっこんによって、獲物を捕らえる強力な接着剤へと変化する、罠の要である。これをコンビニのビニール袋の上に置くことで、エレノアは近づいてきた妖精を察知しようと考えた。なぜなら、容易に手に入るこのビニール袋というものは、少しふれただけでも、独特な音をたてる。今回、エレノアがろっこんを発動させるタイミングを把握するには、比較的適したものだったのだ。
テーブルに罠をしかけてから、エレノアは持ってきていた本を読み始める。その内心では、これから始まるであろう「遊び」を待ちわびながら、決して、それを表情には出さない。
一方のピクシーたちは、エレノアを警戒しているのか、なかなか姿を現すことはなかった。けれど、エレノアが根気強く待ち続けることによって、ついにピクシーの一体が姿を見せる。
ビニールの上に降り立ったのは、黄色い羽根のピクシーだった。甘い香りが漂うコップの周囲を、そろりそろりと歩いている。ピクシーに気づかれないよう、そのようすを目だけで追い、エレノアはひっそりと舌なめずりをした。
事前に、空にしていたペットボトル。その中に入れた無数のアリと画鋲を、頭に思い浮かべる。そして、その中にピクシーを入れてしまえば、はたして、どうなるのか――
ピクシーの手が、ハチミツ入りのコップへと伸びる。そうして、その指がハチミツにふれるか、ふれないかといったとき、唐突に背後で物音がした。はっとしてエレノアが振り返れば、いつの間にか、藍色のピクシーが、アリと画鋲の入ったペットボトルを持ち抱えていた。
エレノアの目と、ピクシーの悪戯なそれとが、かち合う。瞬時に、エレノアは察した。ピクシーは一体だけではない。彼女たちの中の一体が、エレノアのこれまでの行動を見ていたとしても、おかしくはないのだと。
小さな指が振りあげられ、不可視の力によって、ペットボトルのふたが開く。アリと画鋲が、豪快に床へとばらまかれる。黄色いピクシーと藍色のピクシーが、高くかかげた手でハイタッチを交わしている。
ピクシーたちを罠にかけようとしていたエレノアが、逆にピクシーたちの悪戯に巻きこまれていたと気づくころには、ピクシーたちは音もなく姿を消していた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
かたこと
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年02月04日
参加申し込みの期限
2018年02月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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