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寝子島高校
我楽多堂の四季彩インク
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我楽多堂の前にポツンと佇む、小柄な少年。
周囲に保護者がいる気配はなく、どうやら、一人のようだ。
その小さな手には白い羽の付いたペンが握られている。
「わわっ、このペンすごーい!」
プニ・ポヨ
は、自身が着ているパーカーの色に染まったペンの羽を見て歓声を上げる。
いままで何度も寝子島に足を運んではいるが、こんなペンを見たのは初めてだった。
面白い! すごい! と感じて真っ先に思い浮かんだのは、
星幽塔で共に暮らす、片耳のない女性のこと。
共に暮らすと言っても、
プニ・ポヨ
にできることは多くなく
ちょっとしたお手伝いくらいなものだ。
ふたりの関係性は、親子よりは遠く友人よりは近い、何とも不思議なものだった。
それでも
プニ・ポヨ
は彼なりに、彼女を慕っている。
今回も、ひょんなことから手に入れた面白いペンを
本当は星幽塔に持って帰って、彼女と一緒にお絵かきをして遊びたかった。
しかし。
「おうちにかえったら、ペン、変わっちゃうかな……?
使えないかな……?」
星幽塔と寝子島の関係は、ただのご近所さんではない。
間を行き来する際には何か不思議な力が働くのだ。
そもそも
プニ・ポヨ
本人さえ、
星幽塔にいる時と寝子島にいる時では見た目からして違う。
ペンや紙くらいは変質してしまってもおかしくはない。
せっかく持って帰っても使えなくなるくらいならば。
「このペンでいっぱいの色描いて、いっぱいの色、おみやげに持ってかえろう!」
よし、と小さな手で拳を作り、
プニ・ポヨ
はお土産づくりを開始した。
お土産にするからにはできるだけたくさんの色を集めようと決めた
プニ・ポヨ
は
歩くたびに見かける五月の鮮やかな花々から少しずつ色をもらって
色をくれた花たちの絵を
プニ・ポヨ
なりにハガキに写し取っていく。
赤いチューリップ、薄紅のサツキ。
紫色の見事な藤や、白く輝くマーガレット、ほかにもたくさん。
「お花さん、ありがとーね!」
色を分けてくれた花の一つ一つに、丁寧にお礼を言っては
ハガキに花の絵を描き込んでいく。
そのすべての名前を
プニ・ポヨ
がわかっていたわけではないが、
綺麗だと思う気持ちは本物だ。
「白いお花は、僕とおそろいだねー。
赤いお花はうさぎさんの、紫のお花はきつねさんみたい!
僕、どれも好きな色なんだー」
描きながら思うのは、星幽塔で共に暮らす大切な人たち。
大きな耳と赤い目を持つ友人と、傷だらけで優しい、紫の目の恩人。
ふたりのことを思い浮かべるだけで、
プニ・ポヨ
の持つペンは
紙面を埋め尽くさんばかりの勢いで花を咲かせていくのだ。
「あ、でも、黄色もかわいーし、
ピンク色もふわふわしてていいなーって思うよ。
みんな、すてき!
だからね、みんなの色をおみやげにしたいなー」
プニ・ポヨ
がそう笑えば、花たちも爽やかな五月の風に吹かれて
まるで笑っているかのように揺れるのだった。
「できた! えへへ、うまく描けたかなー」
そう言って顔を上げた
プニ・ポヨ
の手には、
お手製のポストカードともいえる、花の絵が描かれたハガキ。
花の一つ一つが本物の花から取り出した色を使ってあって、
どれひとつとして同じものは描かれていない、超大作だ。
それが、同じ構成で二枚用意されている。
「あ、二枚とも、おんなじの描いたよ!
お花畑のおみやげ、大好きなきつねさんと、うさぎさんの二人にわたしたいから!」
お土産をわたすなら、大切なふたりに、と最初から決めていた。
出来上がったハガキには、
プニ・ポヨ
の感謝と愛情がたっぷり込められている。
うまく描けたなら、今度は早く見てもらいたくなるのが自然な感情というものだ。
プニ・ポヨ
は急いで立ち上がり、星幽塔へと帰還することにした。
「おみやげ、よろこんでくれると、うれしいなー」
大切な二人へのお土産を、大事に持って歩き出す。
その背中を、花たちが静かに見送っていた。
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あとがき
担当マスター:
白丸 あこ
ファンレターはマスターページから!
皆様、ご参加いただきありがとうございました!
春から初夏にかけてって、本当に良い時期ですよね。
花は咲き、草木は瑞々しく、そして暑すぎず!寒すぎず!
ぜひそんな一番美味しい時期の思い出になればいいなと思います。
またぜひご参加くださいませ~。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
白丸 あこ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月31日
参加申し込みの期限
2018年02月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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