this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
並走せよ! 暁の神速ランナー
1
2
3
4
5
…
26
つぎへ >>
六月、雨模様の早朝。小気味よいたったっという靴音が聞こえる。走るスピードにしては速すぎる。だが、それは確かに人の立てる靴音だった。ゴム底が、まるで太鼓を打ち鳴らすかのような速度で道路を打ち、そのリズムに乗って、一人の青年が前へ、ただ前へと異常なスピードを発揮して進んでいく。
寝子島を横断し、本土へと続く寝子島街道299号線。青年は『前』を走っていたはずの
森 蓮
の体を突き抜け、瞬く間に追い越して、本土方向へと消えていった。蓮にぶつかっても衝撃のひとつも与えず走り過ぎる、風景の透ける体は、青年が人ならぬものであることを示している。誰が名づけたのは定かではないが、雨の日に街道を駆けるこの幻の青年は『幽霊ランナー』あるいは『神速ランナー』と呼ばれていた。呼吸を僅かに乱して、蓮は通り過ぎていった青年を見やる。
「あっという間でしたね」
蓮は走るのをやめない。秒に三歩のハイピッチ、歩幅を狭めて神速ランナーの走り去った後をたどるように走る。『彼』の腕の振りは、足運びは、走るコースはどのようなものなのか。蓮はそれを見極めようとしていた。しばらくすると、猛烈な速さで響く足音が蓮の背後から近づいてきた。先ほど、蓮を追い抜いて行ったはずの足音だ。それがわかっているから蓮は振り向くこともなく、顔色も変えない。神速ランナーは蓮にまったく注意を払うことなく、追いつき、追い越し、また同じように本土の方へ走り去っていった。一瞬で追い越されたはずなのに、蓮の耳には幽霊の言葉がはっきりと残る。
「もう一度、並んで……走りたかった……」
幽霊ランナーと同じ道を走るものは必ず聞くと言う、無念さをにじませた言葉。
(どうしたら、彼を成仏させられるのでしょう)
地下足袋の足は走る音も小さく、時折彼を追い越す、車のような速度の神速ランナーの足音だけがやけに高く響いた。星ヶ丘の端から走って本土につながる終端で幽霊ランナーは消える。消えたランナーは再びスタート地点に現れ、同じコースを走ってはまた消える。なぜ走り続けるのか。なぜ繰り返すのか。愚直に過ぎるとわかってはいても、蓮は彼と同じコースを走り続けることで何かをつかもうと思っていた。
(競争に負ければ不幸になるという噂ですが、最後に彼が浮かばれるのであれば、それぐらいの犠牲は上等です)
最近十分睡眠をとり、消化のよい食品を食べることを心がけていても、妙に疲れが取れないのは小さな不幸の始まりかもしれない、と蓮は思った。昨日よりも、今日は走る体が少し重い。
1
2
3
4
5
…
26
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
並走せよ! 暁の神速ランナー
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月18日
参加申し込みの期限
2013年09月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!