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キラッ☆ここは駄菓子と文房具の店
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「お買い上げありがとうございましただよ!」
すれ違った兄弟らしい3人に声をかける店員さんの声。
元気だなー、と思いながら店に入ってきた
花厳 望春
は、きょろきょろとあたりを見回し、目当てのロリポップキャンディを探している。
ストックしていたものがなくなったところに、駄菓子屋の看板を見かけて入ってみたわけだが、コンビニより安いかも~、というだけの動機であった。
入ってみれば、ドラマで見るようなイメージの駄菓子屋さんの内装と、ちょっと現代的な文具屋さんが合わさったような内装で。
なんだか、懐かしの駄菓子屋さんって感じで割と雰囲気良い感じだなぁ、とキョロキョロして思う。
「カプセルギアのガチャまであるんだなぁ」
いい店かも。こう、棚に張り付けられて売られているアイドルブロマイドとかも、昔感を漂わせてて。
「はーーっはっはっは! いらっしゃい! 今日は何か御用かな?」
声に振り向けば、満面の笑みを浮かべ、決めポーズをとった店員さんが控えていた。
「あ、わ――っと、こんにちは、花椿くん。今日も物凄く輝いてるね……!」
そして別の声もすぐ後ろで。ふと気づけば、少し後に入ってきたらしき少女が少々気圧されながらも挨拶をしている姿が映る。
「やぁ千堂くん、今日も遊びに来てくれてありがとう、何か気に入ったものがあったならぜひぜひ教えてくれたまえ! そしてそこの君、お店に来てくれるのは初めてかな? ようこそ、文房具と駄菓子の店つばきへ! ずずいっと色々見ていただければ幸いだよ!」
「あ、うん、お邪魔してます――」
気圧された望春だったが、千堂と呼ばれた少女もまた同様に若干押され気味らしいと感じて、少しほっとした感情を覚える。どうやら圧倒的なキラキラ感に押されているのは自分だけではないらしいと思うと、少し気も楽になるというもので。
――というか、この店員さんどこかで見たような……?
「あのね、花椿君。今日は文具を買いに来たの。いつの間にか色んなものが足りなくなっちゃってて」
そう言って千堂くんと呼ばれた少女――
千堂 結
が、あれやこれやと必要な商品について説明をしている横で、望春は店員さんをどこで見たのだろうと、記憶の底を掘り返し始めて……意外と記憶の底が浅いことに気付くこととなった。
あ、この人あれだ、ブロマイドの人だー!
この顔どこかで見たことあるようなとか、テレビとかじゃなくて最近、いやむしろついさっき、とか一瞬色々考えたわけだけれども。
これ店員さんの写真だーーー!!
となって心の中で、店に飾られているブロマイドに向かって叫んでしばし。
いや、待って。そもそもこの店員さんどこかでみたことあるぞ。彼、そもそも寝子高の同級生なんじゃ……!
そう思って何やら少女と楽しそうに話している店員さんを見比べてみれば、やはりどう見ても同一人物で。
「あの……これって、写ってるの店員さんですか?」
「はーーーっはっはっは! そのとおりだとも。ほしいのかな? いや欲しいのだろう? 今ならサインもついてくるというものだよ!」
思わず問うてみれば、問いに対して帰ってきた声は中々のハイテンション。思った以上の反応で、望春はまたしてもびくっとしてしまう。
けれども、それ以上に湧き上がってくるのは驚嘆の念。
自分の写真を撮るだけでもすごいのに、こうして売っているなんて――!
すごい。あ、それに……そもそもこの店員さんどこかでみたことあるぞ、との思いが湧き上がる。
「あ、ああごめん。なんというか圧倒されちゃって。それにしても、いいお店だね。品揃えもいいし、俺気に入りそう」
彼、寝子高の同級生じゃないか!? そんな思いはそっと胸の奥に押しとどめて、率直な感想だけを伝えてみる。少なくとも喜んでもらえたらしい。満面の笑みを、こちらに浮かべて見せてくれた店員さんは、まるでキラキラと輝く星のような眩しさだった。
「そう言ってくれると嬉しいね! そういえば何かおさがしかな? 良ければ探すのをお手伝いするのだけれども――あぁ、もちろん千堂くんも。ぜひぜひご用命くれたまえ!」
後半は、少年の横でこちらのやりとりを聞いていた様子の少女への言葉。
それに促されたかのように、少女の方が望春の方へと視線を向けて、少し微笑みを浮かべ、頭を下げてくる。
「こんにちは」
「あっ、と――こんにちは」
花厳 望春
です、と名乗り頭を下げると、「去年となりのクラスでしたよね」と微笑みかけられた。
千堂 結
と名乗った少女に、そういえば見覚えがあるような気がするなぁ、と望春は微かな記憶をたどっていくも、早々に諦めて問いかけた。
「千堂さんは、文房具を買いに? 俺は飴を探してたんだけど」
そう言ってひょい、と近場にあったロリポップキャンディを手に取った望春に、千堂もまた肯いて視線を文房具の方へと投げかけるのだった。
「色々となくなっちゃってるなぁって思って。もっとちゃんと買いに来てればあれこれ買いに行く必要もないと思うのだけれどもね」
少し抜けてるのかも。
そう言って笑う結に、望春もまた、つられて笑みを浮かべてしまう。
「まーでも、そういう時ほどこういう店って役に立つのかもね」
「そうかも――あれ?」
「どうかした?」
唐突に何かを見つけたらしい結の声に、望春もまたその視線の先へと目を向ける。
その一角は――キラキラだった。色々なアイテムが、こう、種類としては文房具なのだが、皆キラキラしいものばかりなのだった。
「こ、こんなのあったっけ――」
私今まで見逃してたかな?
覚えがないとばかりにつぶやく結に、望春もまた肯いた。
「なんていうか、派手な一角だよな……」
派手な一角が展開する中――「あれ、この袋なんだろう」。
そのような言葉とともに、厚紙をちょうどに包んだ程度の厚みをもった袋入りのカードが目に入る。
望春と二人若干気圧されつつも、そのコーナーがトレカの陳列であることを把握すると、いそいそと二人はその商品に目を走らせた。
「これ、トレカ……だよね?」
自費で作ってるのかなぁ? 輝いているような感覚を受け思わず目を細めてしまいながら、呟きをこぼす結。
「だとしたらすごいよね――せっかくだから一枚買ってみようかな」
答えたのは、望春だった。
「すみませーん、飴と、あとこれくださいなー」
何本かの飴と一緒に棚から一袋取り出すと、レジへと進む望春。
ここにきてこれを買わない理由はないよね、と世にも珍しい店長のブロマイドトレカを開けてみる。白馬の王子様ちっくのコスプレをした、やっぱり店員さんの写真が現れる。
そのブロマイドを長めながら。
――面白い店だなぁ、と、改めてそう思う望春であった。
「はーっはっはっは、お買い上げどうもだよ! 是非またご利用してくれたまえ!」
トレカを購入したらしき花厳の姿に、しばし買うべきか悩んでいた結。しかしながら、自らの目的を見失ってはならないと思い直したようだった。
いけない、当初の目的を忘れてる――!
足りない文房具の買い出しという目的に立ち戻った結だったが、目に入るのは数多の駄菓子。その誘惑は、かなりの力をもっていて。
「今月はお金に余裕があるし……。ちょっと衝動買いしちゃってもいいかな? 私の好きなお菓子あるかなあ?」
ありますとも。
悪魔の囁きが脳内で木霊しているかのようだった。
駄菓子の棚をさらっと見て回り、気づけば小さなカゴに、それなりの量。
え、えへへ――これは、そう、今日の勉強のお供なのだ。
「大丈夫、太らないと思えば太らないから……」
自己暗示をかけつつレジへ向かう結。会計台のところでは、先ほどトレカを買った望春が、写真集を見せてもらいながら、すごいなぁ、こんなのも作ってるんだと感心しきりの様子が見える。
「あの、これだけください」
「はーっはっはっは! お買い上げありがとうだよ! おっとこちらはオマケだよ☆」
そう言って袋に詰められたのは、キラキラした笑顔を振りまく花椿くんのブロマイド。
「あ、ありがとう。花椿くんは、いつもキラキラしてて、すごいね」
男の子に対する誉め言葉じゃなかったかな、と一瞬逡巡するも、返されたのは文字通りの眩しい笑顔。
「店に来てもらって、この僕の美しさを堪能してもらって、あまつさえお買い上げしてもらえているのだからね! これは笑顔も輝こうというものさ。毎度どうもだよ! 次もごひいきにね!」
そういって、にっこりと笑う花椿の表情に、結と、その横にいて流れ弾にあたった望春は思わず目を細めてしまう。
「ありがとう、花椿くん。また学校でね」
そういって商品を受け取った結。
望春の方も、そろそろ時間だと会計台を後にするようだった。
お互いに「いい買い物をしたみたいだね」と目線を交わしつつ、気持ちよく外へと歩き出していく二人。
そんな二人の背中をみて、喜んでもらえてよかったなぁとの思いを抱きながら、
花椿 涼太郎
は、もう一度、高くおおらかな笑いを放つのだった。
「はーーっはっはっは! ありがとうございました! またどうぞだよ!」
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あとがき
担当マスター:
蒼李月
ファンレターはマスターページから!
こんばんは、蒼李月です。
この度は当シナリオにご参加くださいましてありがとうございました!
駄菓子と文房具、いずれも学生や子供時分の思い出と密接に絡むアイテムで、
あれやこれやと思い出してしまいますよね。
今回書いていてはて自分の好きな駄菓子といえばなんだっただろうかと思い、
無心に練っては食べるに至らない時も時々あった(……)ねるねるなお菓子だったような気がします。
魔女のおばーさんのCMが大好きでした。
一銭町屋と呼ばれていたような昔の駄菓子屋さんが当方の幼時の記憶にはありますが、
子供心にわずかなお金で買い食いできる、帰り道の楽しみで、
友達と行った際にはあーでもないこーでもないときゃっきゃしながら選んでいたような記憶です。
きっとそういう記憶が背景にあるから、今でも当時の駄菓子を見ると懐かしくなるのかもしれません。
閑話休題。
そんなわけで、「つばき」のとある一日を書かせていただきました!
来るお客様が、そして店員である花椿様が、
皆が幸せになって笑顔を浮かべて「またね」と言える、そんな空間が描けていれば幸いです。
キラキラアイテムや駄菓子など、あんまり具体的に描けずごめんなさい!
特に駄菓子は、こう、ネーミングセンスのなさが如実にあらわれた商品名となっていたような気がします。
某英国魔法の学校にでてくるような奇天烈なお菓子の名前もアレですが、
もう少しいいのは思いつかなかったのか、と書きながら思う事しきりでありました。
それもさておき。
改めて、この度はご参加いただきありがとうございました。
皆が幸せにお店で過ごせる時間が描けていたならば幸いです。
またの機会にも、ご参加いただけると幸せになれるかなぁ、と思う次第。(私がですが)
それでは、またいずれお会いできる日を楽しみにして。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼李月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月24日
参加申し込みの期限
2018年01月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月31日 11時00分
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