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キラッ☆ここは駄菓子と文房具の店
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「はーーっはっはっは! いらっしゃい、本日は何か御入用かな?」
キラッキラな笑顔とともに声がかかってきて、「わわわ」と弟妹が慌てだす。ほらほら、こんにちは、は? と促すも、自分自身もどきどきしてしまったのは、否めない。
花椿 涼太郎
に初めて相対する人間が漏れなく示すであろう反応を、やはりさせられることとなった
鴻上 彰尋
だったが、素早い立て直しとともに弟妹の背中を押して店の中へ入ってきた。
「こんにちは。学校で使う文房具が欲しくって。この子達に店の中自由に歩かせても大丈夫ですか?」
「構わないとも! ぜひぜひずずいっとみていってくれたまえ! あぁでも、走り回って転んだら危ないから、ゆっくり歩くんだよ? あと食べ歩きしてもいいけど後でちゃんと教えてくれると嬉しいな!」
後半は鴻上の弟たちへ向けられた台詞であったためだろう。少し柔らかく、視線を落として語り掛けられたそれは、幼い子供をほっとさせる何かをもっているようだった。
「「はーい!」」
きゃっきゃと笑いながら店の文具コーナーへと向かっていく二人を眺めつつ、鴻上は花椿へと向き直った。
「こうして話すのってはじめてですかね? 学校で見たことある気がするのですけれど。寝子高2年の鴻上です」
「はーーっはっはっは、見知ってくれてて光栄だね! 同じく2年の
花椿 涼太郎
だよ。同じ年だからね、敬語は不要だとも! そして初のご来店ありがとうだよ!」
「それじゃあ花椿さん、よろしく」と微かに笑みを浮かべると、きょろきょろとあたりを見回して、ふむ、と少し考えた様子を見せる鴻上。
「どうかしたかい?」
「いや、駄菓子やさんでお菓子を買う機会ってあまりなくて、小学生の遠足の時に来るくらいだったから――なんだか今更の年で申し訳ないけどワクワクしてしまうなと、思って」
そう言って、変だよな? と言う鴻上に、花椿がまた「はーーっはっはっは!」と高笑いを放って見せる。
「いやいや、変じゃないとも。駄菓子と文具は学生の浪漫だからね! 興味を惹かれたり、食べたいものがあったらずずいっとお買い上げしていっておくれよ! ちなみに僕のブロマイドが封入されたトレカや写真集も扱っているからね! ぜひぜひそちらも見ていってくれたまえ!」
「へぇ、そんなのもあるんだ? というか花椿さんの? それはまたすごいね――じゃあとりあえず、お菓子を見て回ろうかな」
しばしふらふらと棚の間を歩き回ってみる。目についたもの――うみゃい棒や、さくらん餅、ミニコーラあたりが好きだったなぁ、となつかしさと共に手に取っていく。
ほかにも何かあるかな――と思っていると、くいくいと裾が引っ張られ、見れば弟妹が揃ってコンパスやら下敷きやらを掲げて「これー!」と訴えていた。
「じゃ、お会計しにいくか」
よしよしと頭を撫でてやり、後で買ったやつわけてやるからと言って、お菓子のコーナーの誘惑から引きはがしてレジ前へと連れていく。
そんな光景をにっこにことしながら眺めていたらしい花椿が、「おかえりなさいだよ!」と弟妹へ声をかけてくる。
「「ただいまー!」」と声を併せて応える双子の様子にうんうん、と肯く花椿を見て、鴻上は「きっといい人なんだろうな」という感慨を覚える。子供に好かれる奴は、いい奴だ。
「さて、これとこれとこれで――お、コーンポタージュ味だね、僕も好きさ! いい趣味してるね。じゃあ最後にこれは、愛らしい双子君たちへのオマケだよ!」
華麗に袋詰めを終わらせ、レジを打ち終えて後。会計台の引き出しから取り出した麩菓子とブロマイドを追加で詰めてくれたようだった。
「わーい!」
「おまけー!」
なにかというのではなく、「おまけ」ということに喜ぶ弟妹の様子を見ながら、「いいのかな?」と目線で問うと、「いいとも」との笑顔が返ってきた。
「あ、そういえば写真集ってどんなのなんだろう? 見てみてもいいかな?」
鴻上の言葉に、「お!」と嬉しそうな顔をする花椿。
「おや、写真集が気になるかな?気になるよね! はっはっは、この僕の美しさ満載の写真集、ここでしか買えない逸品だよ! 今ならサインだって書かせていただくよ、はーっはっはっはっは!」
ささささ、と華麗な手さばきで会計台のスペースを空けると、装丁も中身もキラッキラな写真集を広げて見せてくる。
そこにあるのは、色々な服に身を包み、背景やそれらの衣裳とマッチさせたポーズを決める、目の前の青年の姿。確かにただ座っているだけでもキラキラしいけれど、こうしてみると、また違う感想を抱かされてしまうんだなぁ、という感想を抱く。
「これって、ポーズとかも全部自分で考えてるの?」
「そのとおりだとも! やはりどうやったら自分が美しく見えるのか、これは構図からじっくりしっかり練っていかないとね! 美しさをしっかり味わってもらうためには努力を怠ってはいけないよ! はーーっはっはっはっは!」
「「はーっはっはははー!」」
花椿の様子が面白かったのだろう。弟妹が二人そろって笑い声を合唱していたのだが、それはそれ。思った以上の出来栄えと、被写体として役柄を異なって感じさせるその写りが存外に面白く――ちょっと、いや、割と欲しいかも、と思ってしまう自分に気付いた鴻上だった。
「じゃあ、これください。せっかくだから、サインももらっていいかな?」
「お買い上げありがとうだよ! そしていいとも! 心と念を込めたサインをさせてもらおうとも!」
「さいんってなにー?」「僕もするー」と言ってくるちびっこ達に、「はーーっはっはっは、サインとはこういうのなのだよ!」と示して見せながら軽やかな筆遣いを見せる花椿。その書きぶりは慣れたもので。
さて、自分だったら書けるだろうかと思いつつ、「まぁそんな機会もそうそうないか……」と思い直すも、少しだけ、嫌な予感がしないでもない。
ちろり、と下の子らを見やってみれば、書き記されたサインに興味しんしん、という視線を送り続けているようで。もしかしたら早晩真似したいたずら書きをされるか、逆にねだられるかするのかも――嫌な予感が、ふと頭をよぎる鴻上だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼李月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月24日
参加申し込みの期限
2018年01月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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