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◆ささやかな心遣い
休み時間中の廊下は、教室を移動する生徒から、ふざけて遊んでいる生徒まで、様々な生徒で賑わっていた。2年2組の教室の前で、
鴻上 彰尋
は困ったように項垂れていた。その前に、男子生徒が駆け寄ってきて言う。
「ごめーん、あいついないっぽい」
「そっか。どうしようかな」
簡潔に用件だけ伝えて離れていく生徒の背中を一瞥してから、彰尋はきょろきょろと辺りを見回す。次の英語の授業まで時間がない。でも、教科書もない。借りるあても居ない。どうしたものかと思っていると、どこかから戻ってきた
七夜 あおい
と目が合った。
「どうしたの、彰尋くん」
ツインテールを揺らしながら、あおいは彰尋のもとに来る。彰尋は苦笑しながら、訳を話した。
「申し訳ないけど、貸してもらえないかな。教科書」
「うん、いいよー」
あおいはさらりと答える。彰尋はそれに礼を言った。
「あのページの和訳問題をやるらしいから、どうしても必要で……」
「えっ、もうそんなところまで行ってるんだ。早いなあ」
「2組はどれくらい進んでる?」
こんな会話を交わして、あおいが自分の机へ教科書を取りに行く。暫しして戻ってきたあおいの手には、カラフルで可愛らしい付箋の生えた英語の教科書があった。あおいはそれを彰尋に手渡すと、授業中のクラスメイトや先生の珍行動やらを喋って笑い合った。休み時間が終わりに近づいてきて、彰尋はおずおずと申し出る。
「よかったら、今日聞いた授業、メモしておくよ」
「ええ、ほんと? ありがとう!」
彰尋の提案に、あおいはぱあっと明るく笑い礼を言った。彰尋はその笑顔に心臓をどきっと跳ねさせつつ、照れたように手を首筋に遣る。
「そろそろ授業、始まっちゃうんじゃないかな?」
が、あおいの言葉にはっと我に返った。
「そ、そうだ。またね、あおいさん。教科書、放課後には返すから」
「ううん、気にしないで。またね」
手を振るあおいに背を向け、彰尋は自分の教室へ急いだ。
「それじゃあ鴻上くん、7行目の英文を読んでください」
「はい」
授業が始まっても、彰尋の心臓はドキドキしっぱなしだった。いつもならこうはならないのだがと、彰尋は手もとの教科書を見る。といって、授業を疎かにはせず、あおいのためといっていつもよりも真剣に受けているくらいだった。シャープペンシルで薄めの字で、先生の言う注意点をメモしていく。
「鴻上、今日は随分可愛い教科書だな」
という、隣に座った生徒のからかいの声に、
「借りたんだよ」
と返す。ついで、テスト範囲の英文に線をひいた。ページをめくると、あおいか、その友人が描いたのだろうか。シャープペンシルで描かれた猫の絵が見えて、彰尋の心は和んだ。
『ありがとう、助かりました』
授業の終わった教室で、彰尋はそのようなことを書いたメモを今日のページにはさんだ。そのメモは既に貼られてる付箋と比べるとやや素っ気ないデザインのものだが……彰尋は教科書を閉じ、2組の教室へ向かった。
「ありがとう、助かったよ」
「よかったぁ」
彰尋から教科書を受け取って、あおいは笑う。
「あおいさんが忘れ物をした時があったら、俺も貸すよ」
「いいの? じゃあ、次忘れたときは借りに行くね」
そうして、話題は今日の授業のことへ進む。放課後の穏やかな時間が過ぎて行った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月18日
参加申し込みの期限
2018年01月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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