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\ オーバータイム!/
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◆静寂の中で
「おはようございます」
時計の針は8時になるかならないかの時刻を指していて、1限までずいぶんと余裕があった。すれ違った先生に挨拶すれば、挨拶が返ってくる。それに桜は微笑みながら、自分のクラスである1年5組を目指した。
廊下を進み、暫くすると1年5組という札が見えてくる。その前で止まって、戸を開け教室に入ると、黒板の隅に今日の日直の名前が書いてあった。水上。自分の名前が黒板にあることに、改めて高校生になったと実感する。桜は窓の錠を開けて、カーテンの裾を掴み、引いた。シャッという音と共に、朝の眩しい光がその隙間から教室に入ってくる。
「うっ」
桜はその眩しさに思わず目を閉じた。窓の外から運動部が朝練をしている声が聞こえる。桜はゆるゆると瞼を開け、残っていた作業を片付けた。
すべてが終わっても尚、教室の時計はまだ始業にはずいぶんと早い時刻を指していた。
「1、2、3、4……」
また運動部の掛け声が聞こえる。しかし、教室の中は何処までも静かで、誰かの足音も話し声も聞こえてこない。誰も居ない、でもあと少ししたら、きっと誰かがやってくる。静かな大人しい人かもしれないし、元気で騒がしい人かもしれないが――それまでの束の間の静けさ。その中に在る教室を、桜は割と好んでいた。
その日の最初に教室に入った。ただそれだけのことなのだが、桜はそれだけでその日最初の小さな幸運を見つけたような気がする。何が幸運なのかは、桜自身ですらよくわかっていないのだが……しかし、なんとなく幸運を見つけたような気がする、それだけでも桜には価値があった。
「……飽きてきちゃった」
それから桜は自分の席から運動部の朝練を見ていたのだが、やがて飽きてきたのか、それをそのまま呟く。手持無沙汰なまま暫し唸り、鞄からルーズリーフを取り出した。そこに思いつくまま、趣味で作っているアクセサリーのデザインを描いてみる。
「よし、今日はいつもよりたくさんデザインできた気がする」
それからどれくらい時間が経っただろう。桜の机の上には、デザインの描かれたルーズリーフが重なっていた。ちょうど彼女がそれをまとめて、鞄にしまった頃。教室の戸が開いて女子生徒たちの話し声が聞こえてくる。
「おはよー」
「おはよう」
彼女たちは桜に気付くと、挨拶を交わして席に着いた。それからぞろぞろと生徒が入ってくる。
「あれ、もういる! 今日は一番だと思ったのにー」
「水上さん、日直頑張ってね」
そんなことを言いながら入ってくる生徒もいて、教室は喧騒で包まれた。先生が来るまで、それは続くだろう。
あの束の間の静寂を知っているのは、桜だけである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月18日
参加申し込みの期限
2018年01月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月25日 11時00分
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