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- 00月00日生 00歳
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フード・プレゼン・バトル 〜語れ！ 好きな食べ物！〜
６ 千堂 結、アケーチ・タッマーキによるプレゼン『あんみつ』
「続いてのプレゼンテーターは二人組での参加です。千堂 結さん、アケーチ・タッマーキさん、どうぞ！」
楚々とした雰囲気の少女・結と、身なりは美男だが端々から変態性が溢れる青年・アケーチ。二人が登壇した。
「皆様、本日は【あんみつ愛】を結さんと共に語りたいと思います、ふふ………！」
「宜しければ、お付き合いください」
拍手が会場を包む。まずは結が語り始めた。
「みなさんご存知のあんみつですが、意外と『あんみつが好き！』という方は少ないと思うのです。ですから、今日はみなさんに、あんみつの素晴らしさを再認識していただこうと思います」
そして、テーブルの上からひとつの小鉢を取り、胸の前に掲げた。
「これが基本的なあんみつです」
えんどう豆、寒天、求肥の上にあんこが乗っている。紛れもなく『あんみつ』だ。見ているだけで口の中に甘みが広がるような錯覚をおぼえた。
「これはこれで大変美味ですが、ほかにもバリエーションが豊富にあります。ネットで【あんみつ】と検索するだけで、いろんなアレンジが出てきますし……。中には『ほうじ茶あんみつ』なんてものもあります、ほうじ茶アイスを使ったものなんですが、とても美味なんです。甘いのは少し苦手、っていう方でもいけちゃうと思います！ 甘味処によって、あんみつの個性が出るのも見所かな、と！」
アケーチが話を引き取る。
「結さんのおっしゃる通り、バリエーションが豊富なのも『あんみつ』の重要な魅力です……！ お店は勿論、ご自宅でお好みのあんみつを作り上げるのも幸福ですねぇ……！ つぶあんこしあんのＷあんこ乗せ、アイスもバニラや抹茶は勿論、意外とチョコアイスも合うのです！」
「そう！ チョコアイスも美味しいですよね！ これは発見でした」
結の黄色い瞳がキラリと輝いた。
するとアケーチは、目の前に置いてあった別の小鉢を手に取り、観衆の方へと優雅に突き出す。
「ちなみに私の『推しあんみつ』は、【白玉クリームあんみつ・ラムレーズントッピング】です。黒蜜にもラム酒を混ぜており、上品な大人の味です」
言いながら、それをパクリと食べる。
「あぁ、寒天の歯ごたえとあんこの柔らかな甘み！ 黒蜜とバニラアイスのとろけゆくハーモニィ……！ ラムレーズンの香り！ これぞ、めくるめく官能体験……ああ！ すばらしぃい……！」
恍惚とした表情で、口の中に広がる幾重にも重なる甘みに身悶えしながら息を荒げている。
誰がどうみてもド変態の所業だったが、美味しさは嫌というほど伝わった。
今度は結が手元の小鉢を掲げた。
「私のおすすめ——あっ、『推しあんみつ』は……【こしあん、寒天、みかん、いちご】の組み合わせです！ あんこの甘みをいちごとみかんの酸味や上品な甘みが中和しながらも、さらに別の『甘み』へと昇りつめていくのです！」
結が言い切ると、隣のアケーチが拍手した。
「さすが結さん！ 慧眼です」
すると、アケーチは突然着ていたスーツとシャツを脱ぎ始め、背中を観衆に見せつけた。
すらっとした白い背中に【寝子島あんみつ友の会】の文字が書かれていた。
「そして、ぜひ私と結さんが所属する【寝子島あんみつ友の会】、略して【ＮＡＴ】へのご入会をお待ちしております、ふふふ……！」
観衆はにわかにざわめき始めた。そんな会があったのか！ という驚きに包まれる。
しかし、横にいた結も少し戸惑っているところを見ると、どうやら初耳のようだ。
結は（あ、安定の明智さんだ……！ でも、こんなところで脱ぐなんて……！）とどぎまぎしたが、なんとか平静を装った。
「お、お待ちしております！」
結はアケーチにつられてそう口走っていた。
「さぁ！ お店でも！ お家でも！ 『あんみつ』が持つ無限の可能性をぜひ味わっていただきたいです……！」
アケーチが締めて、プレゼンは終了した。
〜実食タイム〜
時田「たしかに、今まであんみつを見くびっていたかもしれない。この上品なのにどんどん押し寄せてくる甘み……！ 凄い…ッ！ あんみつ凄い…ッ！」
弥生「うわー！ すっきりしてるのにちゃんと満足できる、これ。素敵やん。『かがやき亭』でもあんみつ出そうかな？」
瓢「この食感、他にはないねぇ？ 無二の存在は好きだよぉ」
マリエッタ「たしかにラムレーズンはいい味を出しているわ。あの人は変態だと思うけど……」
あんみつとはこんな味だろう——という今までの考えが、見事に打ち砕かれた。まるで幼馴染の女の子の魅力に気づいた時のような、嬉しい誤算をもたらす体験だった。
「続いてのプレゼンテーターは二人組での参加です。千堂 結さん、アケーチ・タッマーキさん、どうぞ！」
楚々とした雰囲気の少女・結と、身なりは美男だが端々から変態性が溢れる青年・アケーチ。二人が登壇した。
「皆様、本日は【あんみつ愛】を結さんと共に語りたいと思います、ふふ………！」
「宜しければ、お付き合いください」
拍手が会場を包む。まずは結が語り始めた。
「みなさんご存知のあんみつですが、意外と『あんみつが好き！』という方は少ないと思うのです。ですから、今日はみなさんに、あんみつの素晴らしさを再認識していただこうと思います」
そして、テーブルの上からひとつの小鉢を取り、胸の前に掲げた。
「これが基本的なあんみつです」
えんどう豆、寒天、求肥の上にあんこが乗っている。紛れもなく『あんみつ』だ。見ているだけで口の中に甘みが広がるような錯覚をおぼえた。
「これはこれで大変美味ですが、ほかにもバリエーションが豊富にあります。ネットで【あんみつ】と検索するだけで、いろんなアレンジが出てきますし……。中には『ほうじ茶あんみつ』なんてものもあります、ほうじ茶アイスを使ったものなんですが、とても美味なんです。甘いのは少し苦手、っていう方でもいけちゃうと思います！ 甘味処によって、あんみつの個性が出るのも見所かな、と！」
アケーチが話を引き取る。
「結さんのおっしゃる通り、バリエーションが豊富なのも『あんみつ』の重要な魅力です……！ お店は勿論、ご自宅でお好みのあんみつを作り上げるのも幸福ですねぇ……！ つぶあんこしあんのＷあんこ乗せ、アイスもバニラや抹茶は勿論、意外とチョコアイスも合うのです！」
「そう！ チョコアイスも美味しいですよね！ これは発見でした」
結の黄色い瞳がキラリと輝いた。
するとアケーチは、目の前に置いてあった別の小鉢を手に取り、観衆の方へと優雅に突き出す。
「ちなみに私の『推しあんみつ』は、【白玉クリームあんみつ・ラムレーズントッピング】です。黒蜜にもラム酒を混ぜており、上品な大人の味です」
言いながら、それをパクリと食べる。
「あぁ、寒天の歯ごたえとあんこの柔らかな甘み！ 黒蜜とバニラアイスのとろけゆくハーモニィ……！ ラムレーズンの香り！ これぞ、めくるめく官能体験……ああ！ すばらしぃい……！」
恍惚とした表情で、口の中に広がる幾重にも重なる甘みに身悶えしながら息を荒げている。
誰がどうみてもド変態の所業だったが、美味しさは嫌というほど伝わった。
今度は結が手元の小鉢を掲げた。
「私のおすすめ——あっ、『推しあんみつ』は……【こしあん、寒天、みかん、いちご】の組み合わせです！ あんこの甘みをいちごとみかんの酸味や上品な甘みが中和しながらも、さらに別の『甘み』へと昇りつめていくのです！」
結が言い切ると、隣のアケーチが拍手した。
「さすが結さん！ 慧眼です」
すると、アケーチは突然着ていたスーツとシャツを脱ぎ始め、背中を観衆に見せつけた。
すらっとした白い背中に【寝子島あんみつ友の会】の文字が書かれていた。
「そして、ぜひ私と結さんが所属する【寝子島あんみつ友の会】、略して【ＮＡＴ】へのご入会をお待ちしております、ふふふ……！」
観衆はにわかにざわめき始めた。そんな会があったのか！ という驚きに包まれる。
しかし、横にいた結も少し戸惑っているところを見ると、どうやら初耳のようだ。
結は（あ、安定の明智さんだ……！ でも、こんなところで脱ぐなんて……！）とどぎまぎしたが、なんとか平静を装った。
「お、お待ちしております！」
結はアケーチにつられてそう口走っていた。
「さぁ！ お店でも！ お家でも！ 『あんみつ』が持つ無限の可能性をぜひ味わっていただきたいです……！」
アケーチが締めて、プレゼンは終了した。
〜実食タイム〜
時田「たしかに、今まであんみつを見くびっていたかもしれない。この上品なのにどんどん押し寄せてくる甘み……！ 凄い…ッ！ あんみつ凄い…ッ！」
弥生「うわー！ すっきりしてるのにちゃんと満足できる、これ。素敵やん。『かがやき亭』でもあんみつ出そうかな？」
瓢「この食感、他にはないねぇ？ 無二の存在は好きだよぉ」
マリエッタ「たしかにラムレーズンはいい味を出しているわ。あの人は変態だと思うけど……」
あんみつとはこんな味だろう——という今までの考えが、見事に打ち砕かれた。まるで幼馴染の女の子の魅力に気づいた時のような、嬉しい誤算をもたらす体験だった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2018年01月09日
- 参加申し込みの期限
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- 2018年01月16日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2018年01月16日 11時00分
