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フード・プレゼン・バトル 〜語れ! 好きな食べ物!〜
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2 集結
4時を過ぎた頃、
東条 あんず
が来店した。
「プレゼン? とやらをしに来たぞ!」
小学四年生で、いかにも元気いっぱいという少女。アッシュの髪が眩しい。
「来てくれてありがとう!」
店主の時田が迎えると、あんずはニッコリと破顔した。見ている方が癒されるような無邪気な笑顔だった。
「5時まで待っててくれるかな。メロンソーダ飲むかい?」
「飲むー!」
時子と夏海と咲雪の三人は、その可愛さに頰を緩ませていた。
しかし月詠だけは冷静に、時田に「早く何をプレゼンするのか訊いてくれ」と言い立てた。
「ハンバーグだよ! じゅーじゅー!」
座席の方からあんずが言う。どうやら月詠の声が聞こえていたようだ。
夏海が挽き肉を買いに出て、時子は今あるぶんの挽き肉で調理を開始した。
そこに、新たな来訪者・
輝楽 弥生
がやってきた。オレンジのサイドテールの髪が健康的なギャルだった。
「邪魔するで! プレゼンしに来たんやけど?」
すぐに時田が対応する。
「何をプレゼンしてくれるんだい?」
「それなんやけどな」
弥生はつり目の奥で黄緑色の瞳を光らせた。オレンジの髪といい、ビタミンカラーで構成された栄養たっぷりのサラダみたいな少女だ。
「うちの祖母がやってる『かがやき亭』のオムライスをプレゼンしたいんやけど。ええかな?」
「もちろん! うまみたっぷりのチキンライスにふんわりオムレツ! ヨダレが出ちゃうね!」
「おおきに! じゃあ、ちょっと取ってくるわ!」
弥生はニカッと笑って、店を後にした。
その直後、月詠がポツリと言った。
「少し外す。後は頼んだぞ」
そして店を出て行った。
「……?」
時子は首を捻った。
4時半には
千堂 結
と
アケーチ・タッマーキ
の二人が連れ立って来店した。
「お初にお目にかかります。本日は私たちの永遠の『あんみつ愛』を語らいに参りました」
痩身、白磁の肌、漆黒の髪、そして紫の瞳。浮世離れした雰囲気を纏った男、
アケーチ・タッマーキ
が、丁寧な口ぶりで発した。
「私たち、二人であんみつをプレゼンしたいんですけれど……大丈夫でしょうか」
隣に立つ結はその言葉を補足するように言った。栗色の髪が優しげに揺れる。
「あんみつ、いいね! すっきり甘い極上の和スイーツ! もちろん二人での参加もOKだよ!」
時田は二人を座席に案内した。
咲雪があんみつの材料を買いに出た。入れ違いに夏海が挽き肉を持って戻ってきた。
その少し後に、月詠が戻ってきた。
「どちらに行っていたんですか?」
時子が訊ねると、月詠は「『保険』をかけてきただけだ」とニヒルな笑いを零した。
4時40分ごろに、さらなる来訪者が。
ふんわりとしたボブカットの髪がよく似合う女子大生、
マリエッタ・ラシュリエ
だ。
「お好み焼きをプレゼンしに来ました」
「おお〜。いいね! 香ばしいソースに踊るかつお節! もぐもぐ、むっはむっは!」
時田がテンション高めに対応する。
「プレゼンなんだけど、私が作りながら説明したいなと思うの。平気かな?」
マリエッタは言った。見た目よりも少し低い声がセクシーだ。名前や話しぶりから、どことなく欧米の血を感じさせる。
「もちろん平気だよ!」
時田は胸を叩いた。
夏海は早速お好み焼きの準備に取り掛かった。
そこに、あんみつの材料を抱えた咲雪が戻ってきた。
寒天、あんこ、豆、求肥、蜜という基本の材料から、白玉、アイス、フルーツミックスなどのアレンジ系まで一通り。すぐに調理に取り掛かる。
ご飯が炊きあがった頃、
御剣 刀
が来店した。
「プレゼンをしにきたんだが」
眼光は鋭いが、どこか柔和な雰囲気を持つ黒髪ショートだ。
時田が対応する。
「ありがとう! 何をプレゼンする?」
「白飯の素晴らしさを、丼もので伝えたい。牛丼、海鮮丼、カツ丼、天丼、親子丼などだ」
「うむ、いいねえ! 飯をかっこむ! これぞ愉悦!」
時田はグッとサムズアップした。ご飯を大量に炊いておいて正解だった。
現在4時50分。
そろそろ参加者も打ち止めか——と思った矢先、二人の来訪者があった。
一人はさきほどオムライスを取りに出た関西弁の少女・
輝楽 弥生
だ。
両手いっぱいに袋を提げていた。卵の香りがふんわりと鼻に届いた。
もう一人の来訪者は
骨削 瓢
だ。
「祭囃子が聞こえたら踊らにゃ。でないと男が廃るねえ」
癖のある口調で、瓢は寝癖を散らした黒髪を掻いた。
「あっしが紹介するのは、三重県名物・味噌焼きうどんでさぁ。くったくったに煮込んだ麺の旨さを髄まで堪能していただくよぃ」
イベントの開始時間が間近だが、そこに
水守 流
がやってきた。
寝癖が跳ねている黒髪を掻き、眠そうにあくびをひとつ。そして、
「プレゼン、ラーメンなんだが大丈夫か?」
と言った。
——店内の時間が止まった。
「ラーメン、ですか……?」
呆然とする時子に流が頷く。
「醤油ラーメンだ」
ラーメンは仕込みに時間がかかる。これから準備できる代物じゃない。
「ほらみたことか。事前にどんな料理が来るか聞かないからこうなる」
夏海が時田を非難し、店内に重い空気が流れる。
「マズかったのか? だったら別に帰るからいいんだが?」
流は面倒そうなことになったと思い、そう打診した。
「いや、そのー……」
しどろもどろになる夏海。そこに割って入ったのは月詠だった。
「帰る必要はない。醤油ラーメンだな? 問題ない。3分待て」
そう言って歩き出した。店を出る間際に、
「これが保険というやつだ」
と、魔女じみた微笑を時子に向けた。
3分後、月詠が帰ってきた。寸胴鍋の載った台車を押していた。
なんと、近所のラーメン屋からスープと麺と具材を買い取ってきたのだ。たしかに、これならば問題なく美味しい醤油ラーメンを提供できる。
「こんなこともあろうかと交渉済だ」
どんな交渉をすればラーメン屋からスープを鍋ごと買い取れるというのか。想像が追いつかない。
「後で代金を店に払うように。いいな? 店主よ」
「えっ!?」
時田が素っ頓狂な声を上げる。
「当然だろう」
言って、月詠はラーメンセットを厨房へと運んだ。
5時になった。
——これで全員集まった。
いよいよ始まるのだ。
血湧き肉躍る——いや、『涎湧き舌躍る』熱い闘いが——今、始まる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
リルカ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月09日
参加申し込みの期限
2018年01月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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