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<月華>恋ノ紅ノ瞬キノ ―呪皇龍愛憐―
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転:剥きだしの魂が触れ合うとき
「ここが、正念場だ。気合を入れて雲の国を守るぞ」
「ええ!」
刹弦と星華は戦闘が開始される直前から呪文を唱え、結界を張っていた。そして、より強固にするために素早く詠唱し始める。雲の国の国境に展開された、青白く輝く透き通った壁から涼しげな音が風に乗って響き渡り、僅かに味方の表情が明るくなった気がした。
刹弦は武道から返された扇子を手に、朗々と詠唱を続ける。その最中で思い出したのは武道とのやりとりだった。
*:*:*
「あの、刹弦さん! これ、お返ししますっ」
「……? なんか、雰囲気が変わったな」
決戦直前、刹弦は
志波 武道
から扇子を渡されていた。触れた途端、影の貴人の力とは別の物を感じ首をかしげると、武道が慌てたように答える。
「浄化の力を付与したりいじっちゃったりとスミマセン! でも、雷を鳴らし、嵐を起こす龍の攻撃を、青龍族の貴方ならば俺よりももっとコレを使いこなして防ぐと思います」
だから、身を守る為にも使って欲しい、と刹弦に渡す。刹弦は一瞬受け取るのを躊躇ったがややあって、それを受け取った。
軽く振るえば、銀の粉雪が舞い上がる。前よりも使いやすくなった、と小さくもらせば武道の目が見開かれ、口元が綻ぶ。
「預かってくれて、ありがとう。……そして、貴方に武運を」
刹弦は目礼し、武道もまたにっこりと笑うのだった。
*:*:*
龍を雲の国に近づけさせまいと、
サキリ・デイジーカッター
と燈耶が囮と攻撃役を交代しながら龍と対峙する。武道が龍の腹にしがみつき、ろっこん『スイ・マー』の力で徐々に機動力を削っていく。
その様を刹弦と星華は切なくなるような思いを抱えながら見ていた。
(間に合わせて見せるよぉ)
曖浜 瑠樹
が神官たちの力を借りながら儀式の準備を行っていた。儀式陣は風に消されそうになりながらも完成し、聖水で固めていく。清められた祭壇には果物や花を供え、帳が持っていた錆びた剣も供えた。
「準備できました」
神官の一人が瑠樹へと告げ、巻物を渡す。少年はそれを受け取ると音を立てて開き、穏やかな声で読み始めた。難しい文章だったが、それでも瑠樹はあきらめない。
(この声が届いている人がいるならば、お願いします。この世界を破壊させない為に、守る為に頑張っている皆に……祈りを、月の光を貸してください!)
瑠樹は祈る。戦う者たちが無事に戻るように。そして、愛憐たちが、悲しみから解放されるように……。
*:*:*
――雲ノ国
呪皇龍が襲来する。その事を神託で知った女王・藍紗(あいしゃ)とその弟、青(じょう)は民が地下にある避難所に逃げる様子を見ていた。
「今、寝子島の皆さんが時間を稼いでくれています。成功を信じ、姉上は地下の避難所へお逃げください」
「すべての者の避難が確認できてから参りましょう。それまでは、ここで祈るだけです」
強風に裾を、髪をなびかせたまま藍紗は静かに祈る。だが、その時。2人は確かに瑠樹の声を聴いた。
「姉上!」
「……ええ。その様子だと貴方も聞こえたのね」
藍紗の言葉に、青は頷く。藍紗は手を組み、膝をついて祈りをささげた。
(寝子島のみなさん、どうかご無事で……)
祈る瑠樹の声が、確かに月華世界の住人たちの心に響いた。心を揺さぶられた者たちは皆、この世界のために、この世界を守るために立ち上がった寝子島の冒険者たちのために祈りを重ねた。
――それが、奇跡への、布石。
(呪皇龍さん、愛憐お姉さんたち……たっくさん和んでほしいなぁ……)
瑠樹のろっこん『ゆるゆる和みと恩恵の輪』が、持ってきたぬいぐるみのラピちゃんに和んだことで発動する。距離はわからなかったが、少年は手ごたえを感じていた。
(呪皇龍さんに、がんばってる皆に、祈りも月の光も……いいものぜーんぶ、届けぇー! 寝子島も、この世界も、皆がんばってるよぉ!)
どこまでも純粋な少年の祈りは、月華世界の人々に届く。そして、祈りによって膨れた浄化の光が、ゆるゆると世界に満ち始めるのであった。
*:*:*
雷鳴が轟き、風が吹きすさぶ。その中をサキリと燈耶が舞う。強風に煽られながらも、2人はコンビネーションを生かして奇襲をかけていたのだ。
砂漠を駆けるは白い虎と化した
志波 武道
。その背に
常闇 月
を乗せ、懸命に龍へ駆け寄る。それに追従するのは、
仙藤 紫
。彼女は気流を読み、穏やかな場所を選んで舞う。
銀色の影が砂の大地へと迫る。それを好機と睨んだ
新田 樹
は意識を集中し、龍に迫る武道と月を龍の上へとろっこん『箱庭』を使って送り出す。
強風の中、龍というとても不安定な乗り物に乗った武道と月は、三半規管の心配をしつつも龍の弱点になりそうなものを探した。だが、雨に濡れた鱗はとても滑りやすく、爪を立てなければ進むことさえままならなかった。
「うわあっ!」
足を滑らせた武道が、龍から落ちようとなる。支えようか、と翼を広げた紫が手を伸ばし、彼を助ける。3人は協力して龍の弱点などを調べていた。そのついでに武道はろっこんを使い、龍の体を突いていく。
サキリの振るう『天に嘶く者』と戦斧が、赤く発光し龍の鼻面に襲い掛かる。一瞬ひるんだその隙に、燈耶が燃える刀で龍に傷を与えていた。
「! やった! やっと攻撃が通ったんじゃない?」
サキリが希望を見出し、表情を明るくする。だが、燈耶はわずかに笑ったまま、ふらふらと地面に落ちていった。地面に激突する前にサキリがろっこんで瞬間移動し、受け止める。だが、燈耶の腕が透けているのを見てしまった。
「燈耶、これは……」
「見られてしまったか」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
バトル
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月17日
参加申し込みの期限
2018年06月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年06月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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