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<月華>恋ノ紅ノ瞬キノ ―呪皇龍愛憐―
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「自分が間違ってないと思ったら今までの自分の思いとかそれに伴う行動とか、それに気づかない相手の鈍さとか、皆ぶちまけてしまえ!」
その叫びに呼応するかのように、刀の頬に浮かんだ鱗が、彼の瞳が青白く輝く。息を飲む藍音を横目に、夏夜は白虹にも言った。
「白虹、藍音に感情をぶつけられろ。その上で、やらかした事は謝れ。でも、怒るべき事は怒れ。巻込んじゃいけない人達も、愛憐達は巻き込んでる」
君も愛憐にぶつけろ、と彼女は白虹に頷く。
椿 美咲紀
は夏夜の言葉に、真面目な顔で頷いた。
「未来は今を生きる私達のもの。過去に引きずられるのは真っ平ごめんなのです。
自分をいつまでも憐れんでいても仕方ないのですよ
」
美咲紀はしっかりとした口調で伝えると、藍音の目が揺れた。
――世界は私が好きな物で満ちています。
綺麗な花や動物達、ヒト以外の存在をエゴに巻き込むなんて看過できないのです。
美咲紀が、毅然とした態度で告げる。
その一瞬、彼女の目が美しい夕焼け色に輝いたのを、
呉井 陽太
は見逃さなかった。
「白虹」
藍音は、今にも泣きそうな顔で白虹を見上げた。白虹は、黙って藍音を見つめる。だが、次の瞬間、乾いた音が空間に響いた。うっすらと赤くなる白虹の頬。藍音は頬を押さえず見つめる彼に、
「貴方の存在が、どれだけ私を、私の心を救ってくれたと思う? 弱かった私を、貴方の言葉が助けてくれた! だから、私は皇として立っていけた! 立てるようになった! なのに貴方は『側にいる』と約束したのに、『自分がいなくても大丈夫』だなんて矛盾が言えたの?」
と、一気にまくし立てた。白虹は目を見開き、僅かに息を飲む。
「君は、強くなった。皇として、女性として。そんな君の背中が、眩しかった。皇である君は、誰の目から見ても強く気高かった。僕はそんな君の足手まといになりたくなかったし、君は僕がいなくても歩いていけると」
「それが間違いだといっているの!」
白虹の説明(あるいは言い訳)を、藍音が言『刃』で切り伏せる。彼女はしっかりと白虹に抱きついた。
「私は……貴方が愛しかった。ずっと側にいて欲しかった。本当は彼女になんか渡したくなかった! どれだけ声を荒げて、言いたかったか、貴方にはわかる?」
藍音は泣いていた。白虹は小さな声で「ごめん」と囁く。けれども、藍音は泣いていた。泣き続けていた。
「私は皇であるまえに、一人の藍音だと言いたかった! 弱かったから、言えなかった! けれど、伝わると信じていたのよ!」
「私は……いや、僕は、君の気持ちに気づかなかった。だから、きちんと向き合えなかった。本当に、ごめん、藍音……」
抱きしめる腕の力を強め、白虹が顔を伏せる。
まだ、言葉は全て吐き出されていない。
一同は、その全てが吐き出されるまで、静かに見守る。そして、静まり返った贄姫たちに何かを感じた亮もまた、その列に加わるのだった。
(藍音が、自分を傷つけなくてよかった)
優木 遥斗
は、ほっ、と胸をなでおろしていた。彼はこれ以上彼女が傷つかないよう、いつでもフォローに出られるよう身構えていた。だが、ふたを開けてみれば皆のおかげで丸く収まりそうである。
(がんばれ)
思いの丈をぶつける藍音に、遥斗は心の中でエールを送った。
*:*:*
「あら?」
最初に異変に気づいたのは蛇那伊だった。眉間へぶちかました強力な一撃で、彼は仕返しを喰らい地面に激突しようとしていた。だが、そこは樹のろっこんで回収される。
その最中、彼は雷が止んだ事に気が付く。そして、雨も徐々に弱まりつつある、と。そして何より、雲が晴れ、砂が白銀に輝き始めている。それだけではない。世界が、世界中が優しい光に満ち溢れていた。
蛇那伊の一撃と、積み重なった
志波 武道
のろっこんによる麻痺が、龍の体をむしばむ。
「決めるぞ!」
「ああっ!」
サキリ・デイジーカッター
と燈耶がもう一度舞う。彼らは身動きが取れない龍のスキを突き、その目へと刃を閃かせた。仰け反る龍の喉元に、光ったのは赤い宝珠のようなもの。だが、よく見れば、大きな赤い鱗だった。
「もしかして、アレが逆鱗かしら?」
紫の言葉に、
常闇 月
と武道が反応する。舞い戻ったサキリと燈耶もまた、ボロボロでもともに進もうとする。
「なるほど。あれを攻撃すればいいのね?」
「じゃあ、みんないっちゃう?」
治癒の力でサキリと燈耶を癒しながら樹が問えば、全員がうなずいた。
「まかせて!」
彼女は口元をほころばせ、ウインク1つ。同時に、希望者全員を身もだえる龍のもとへと送り出す。
――これで、チェックメイト、だよ!
樹は笑う。結果が見えていたから。
蛇那伊が、紫が、月が、サキリが、燈耶が、月が。そして……武道が。
それぞれの最大出力で赤い鱗を攻撃していた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
バトル
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月17日
参加申し込みの期限
2018年06月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年06月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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