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喫茶「セピア」営業日誌:歩き始めた
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◆ 続いて、ご注文を(学友編)
夢呼・ステイシー
が、喫茶『セピア』を訪れるのは、少し久しぶりになる。理由としては、実家でのアルバイトが忙しかったというのもあるが、彼は学生である。この時期ともなれば、新しいクラスに慣れるため、いささか時間を要したところで、なんら不思議はない。
「噂では、いろいろと聞いてるけど……どうなってるんだろうな」
夢呼の耳に入る噂のほとんどは、助っ人をした身としては、うれしいものばかりではある。けれど、それでも、やはり自身の目で見て確かめたい。そんな思いで再訪した『セピア』は、夢呼の期待を裏切ることはなかった。
店先にはメニューの書かれた黒板が置かれ、以前にはなかった鉢植えの花が彩りを添えている。懐かしいドアベルの音に耳を傾けながら店内へと足を踏み入れれば、テーブルにはちらほらと客の姿があった。明らかに、前とは違う。
「なんか、うれしいな。こういうの」
ぽつりと夢呼が呟いた、そのときだった。ベルの音を聞いた依菜里が姿を現す。
「いらっしゃいませ……って、あれ?」
「ああ、薬葉。こんにちは。今日は客として来たんだけど、鎮目さんはいるか? 一応、挨拶しておきたくて」
「ユーヤだね。えっと、お席に座ってお待ちください」
すました顔で夢呼を席へと案内し、依菜里は、ぱたぱたと厨房のほうへと駆けていく。
「ユーヤ! ユメ――じゃなかった、ステイシーが呼んでるー!」
さり気なく、依菜里が口走りそうになった自分の名前を、夢呼はメニューに集中することで聞かなかったことにした。
(まあ、まだ小学生だしな)
接客としては、今ひとつといったところだが、微笑ましそうに眺めている客もいる。今後に期待といったところだろう。
(そういえば、鳴神は、まだ助っ人として働いてるって言ってたな)
どこにいるのだろうか。店内を見渡してみれば、その姿はすぐに見つかった。笑顔で客の注文に対応しながら、時折、いつかの老婆に呼ばれては編み物を教えている。夢呼は、師呉の手が空くのを見計らって、声をあげた。
「すみません」
「はい。ただいま、うかがいます――」
振り返った師呉が、目を丸くして固まる。かと思いきや、ぱっと明るい笑顔になった。
「わ。夢呼ちゃん、来てくれたんだなー! 俺、すっごいうれしいぞ!」
「名前に『ちゃん』をつけるな。というか、客に対してその態度はまずいだろ」
「あっ」
しまったという顔で口を押さえる師呉を見て、夢呼はにやりとした。
「とりあえず、今日は鳴神の接客をチェックだな? 服の着こなし、お客様への態度、言葉遣い、笑顔、店の雰囲気作り! 友人だからって甘い点はつけないぞ」
普段の名前呼びへ対する、ささやかな仕返しは、果たして、そこに混ざっているのか否か。夢呼本人以外に知る者はいないものの、茶化しているのは間違いないのだろう。師呉は、少しむくれてみせた。
「なんだよ、茶化すなよー」
とはいえ、そんな表情も一瞬のこと。師呉は、ちょっと真面目な顔をしてから、ひとつ咳払いをする。
「お客様、ご注文はお決まりですか?」
ほう。内心で、夢呼は感嘆の息を吐いた。やや伏し目がちに浮かべた笑顔、仰々しすぎない角度の礼――師呉も、やるときはやるのだと感心した。
しかし、夢呼も決して思いを顔には出さない。接客態度をチェックするのだから、仕事中の師呉に対して、甘い顔をするつもりはなかった。開いていたメニューを閉じ、代わりに口を開く。
「この店ならではのメニューが食べたいんだ。前に食べたホールケーキのような、味も見た目も申し分ないもの。おすすめはあるか?」
「それでしたら、新作のパフェ『薫風の輪舞曲』が、おすすめですよ。ゆず茶とのセットもありますが、いかがいたしますか?」
「じゃあ、それで」
「かしこまりました。では、ゆず茶を先にお持ちいたしますね」
注文を書き留め、師呉が頭をさげた。そして、おもむろに折りたたんだ紙をテーブルへと置き、仕事に戻っていく。その背中を見送った夢呼が残された紙を開いてみると、そこには、師呉からのメッセージが記されていた。
――もうすぐで休憩だから、パフェは一緒に食べようぜ。ちょっとだけ、待っててくれよな!
「まったく、鳴神のやつ。客を待たせるか、普通?」
そう文句を言いながらも、夢呼の口もとには笑みが浮かんでいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
かたこと
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月25日
参加申し込みの期限
2018年01月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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