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【修学旅行】サイコロコロコロ、神戸と京都へ行こう! の旅
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●3日目 神戸市 中央区 元町商店街
JRの駅を降りて歩くこと数分。
神戸南京町の豚まん専門店『猫猫』は、長い歴史を持つ老舗であった。
店の前には毎日行列ができ、1日に売り上げる個数は平日で1万個を超える。
かすかに醤油の香りを含んだ湯気を吸い込みながら腹の虫と格闘すること30分、ついに
高峰 一馬
は念願の豚まんを手に入れた。
「いやーいい匂いだな-! 美味そうだ!」
「豚まん、温かいですねー」
一馬と一緒に並んでいた
大塚 絽紗
が、ふわふわした笑顔で頷いた。
「なあ大塚。折角だから、神戸食べ歩きってことで、一緒にどうだ?」
「もちろん、いいですよ。街中でグルメ、食べるの夢だったんですよー」
楊枝にさした豚まんを冷ましながら、にっこりと頷く絽紗。
異人館のある北野町山本通まではバスでおよそ30分だ。出発の時間にはもう少し余裕がある。
一馬と絽紗は観光客に紛れ、2人で街の中を見学して回った。店先のあちこちから漂う食欲をそそる香りに、満たしたばかりの一馬の小腹が早くも鳴り始めた。
「流石にいろいろあるなぁ。角煮まんも美味そうだし、餃子も食べ歩きできるのか……」
「いろいろありますねぇ。あ、待って……?」
「……っと!」
絽紗の差し出した手を、一馬は力強く握った。
「人も多いし、見るもんいっぱいあるからなぁ。こうしときゃ、危なくないし、はぐれないだろ」
「ここの通りは狭いので……こうして、いいですか?」
絽紗はそっと、一馬の体に身を寄せた。そんな絽紗の手をしっかり繋ぎ直し、一馬は照れて頬をかく。
寝子島に戻っても、また誘ってみよう――。一馬は心でそう誓った。
「はわ……なにこれおいしい……」
いっぽう、きとりもまた、豚まんの美味さに言葉を忘れていた。
外国の料理というのは、味に慣れるのに得てして時間がかかりがちだ。
しかしこの豚まんには、そうした垣根が一切存在しない。全く味わったことのない異国の風味と、子供の頃から食べてきたような懐かしい味わいが、本当に絶妙に同居しているのだ。
「すごい……おいしい……やばい……」
語彙が無くなるレベルの美味しさの前に、きとりはただ豚まんを頬張り続けた。
もっと注文すればよかった、そんな後悔をほんのちょっぴり抱えながら。
「『きりのんへ れんちゃんと一緒に豚まんで昼食なう。うらやましいだろー』……と」
「ほらブドー。豚まん食わないと冷めちまうぞ」
メールを打つ武道の隣で、煉が豚まんを口に放り込みながら言った。
煉が買い求めた豚まんはかなりの量である。これからあちこち移動するので、しっかり腹ごしらえしなければ体がもたない。
クラスメートからの返信を待ちながら、武道と煉は商店街の通りを練り歩く。
あちこちの店を物珍しそうに見まわす武道に、煉がふいに口を開いた。
「1個につき5秒」
「ん……? 何のこと?」
「豚まんの生地を広げて、タネを入れて、成形するのにかかる時間。凄くない?」
空で手を動かしながら、煉は笑った。
「凄いなー。俺は10倍の時間でも無理そうだ……おや?」
会話に花を咲かせていると、正也からのメールが返ってきた。タイトルには「武道くん元気?」とある。
「きりのんのやつ! ステーキなんか頼んでるぞ! しかも神戸牛!」
「ははっ! あいつ良いものくってんな―」
「『香りだけでもお土産としてあとでカガセテ!』……と」
送信を終えた頃には、豚まんはちょうど良い温かさになっていた。手のひらサイズの豚まんを一口で頬張りながら、武道と煉は至福のため息をはき出した。
「ま、でもこの豚まんも十分においしいよな」
「だよなあ。あとで土産話、たっぷり聞かせてやろうぜ」
なんだかんだで、煉は武道と――彼の弟とも――短くない付き合いだ。
でも、彼と一緒に過ごせる時間は、そう長くない。
どんな旅も、いつかは終わる。この修学旅行と同じように。
呑気な笑顔で武道と笑い合いながら、ふと煉は思う。
(ああ、そうか)
こうやって馬鹿できるのも、今年だけなんだな――と。
三者三様の思いを抱きながら、寝子高の生徒たちは異人館街へと向かう。
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担当ゲームマスター
坂本ピエロギ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月02日
参加申し込みの期限
2018年01月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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