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【修学旅行】サイコロコロコロ、神戸と京都へ行こう! の旅
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●2日目 京都市内
今日は京都市内の自由行動の日。
生徒達が、自分の好きな場所に行って好きな事が出来る日だ。
煩雑なスケジュールに縛られず、気の合う友達と過ごす自由を、寝子高の生徒たちは存分に堪能していた。
貴船神社は縁結びで知られる、京都有数のパワースポットである。
京都駅から電車とバスを乗り継ぎ、終点の停留所から歩くこと数分、
冴木 竜司
は神社入口に到着した。
「ふっ。傷ついてなんか、ないぞ……こんな事で諦める俺じゃ……」
うつろな目でぶつぶつと呟きながら、神社の階段を昇る竜司。
彼の周りには、仲睦まじいカップルが手を握り合い、愛の言葉を囁き合っている。
「気にするな、この程度は想定内だ。まだ4日目がある。次のチャンスに――」
真っ赤な大鳥居を一人で潜りながら、竜司は数時間前の出来事に思いを巡らせた。
話は今日の朝にさかのぼる。
竜司はこの日、ずっと口説き続けていた女性を、京都でのデートに誘おうと考えていた。
10組担任の
相原 まゆ
である。
「俺、この修学旅行で先生とデートするんだ……!」
竜司にとって、この修学旅行は高校生活最後の旅行になる。
たいして広くない民宿の中を探していると、まゆはロビーで旅程のチェックを行っていた。
幸いなことに、周囲に学校の人間の姿はゼロ。チャンスは今しかない、そう思った。
「先生! 一緒に京都を散策しませんか!」
「あら竜司君、おはよう」
まゆは可愛い弟を眺めるような目で、竜司を見上げた。
「先生! 今日も一段と可愛いですね! 結婚して下さい!」
「ごめんなさい、これからクラスの皆と市内を回るの。良ければ竜司君も……あれ、竜司君? 竜司君てば!」
かくして竜司は、貴船神社にひとりで参拝に来ている。
「まゆ先生と……どうか卒業までに……!」
水占くじを御神水に浸し、結び文をしっかりと結わえ付け、捲土重来を誓う竜司。
本宮を歩き、奥宮を進み、結社のお参りを終えた頃には、すっかり元の調子を取り戻していた。
「よし! 4日目は必ず成功させてやるぞ!」
意気揚々と拳を突き上げ、竜司は神社を後にした。
民宿に戻るには、まだだいぶ時間がある。どこかでお茶でも飲みながら、じっくりと作戦を練るとしよう。
「ほおお。ここが清明神社か!」
探検副部長の
龍目 豪
は、京都の朝の空気を胸いっぱい吸い込んで、好奇心に目を輝かせた。
いま彼が立っているのは、一の鳥居。額に輝く金色桔梗を見上げながら、大股で本殿の方角へと進んでいく。
京都の地理には全く詳しくない彼だが、下調べは万全だ。神社の由来から買うべきものまで、残らず頭に叩き込んである。
「ここに来たら、なんと言ってもお守りを買わないとな!」
健康、学力向上、縁結び……売り場に並ぶ様々なお守りを、豪は迷いながら眺めた。
「陰陽守はアイツがいいな。向上守は、ええと……」
買うのは自分の分だけではない。部員の顔を一人ひとり思い浮かべながら、各々に合ったお守りを豪は大事に選んでいく。
結局買い求めたお守りはかなりの量になった。手にした御守りのすべてに探検の安全の願いを込めながら、豪は神社を後にした。
「あとは瑠璃光院にも行ってみるかな。青紅葉、奇麗だろうな」
確か、午後から瑠璃光院に行く学校のグループがあったはずだ。豪は速足で、合流地点へと歩いて行った。
藤の簪、あかだま、鹿の子……。
白塗りの
丹羽 紅葉
を、きらびやかな髪飾りが鮮やかに彩った。
(凄いわ)
鏡に映る着物姿に、紅葉は思わずため息をつく。普段の自分とはまるで違う艶やかな佇まいに、ただただ魅入るばかりだ。自慢のカッパーレッドの髪は、黒髪のかつらで奇麗に覆われている。メイクさんの惚れ惚れする仕事だった。
(なんだか……奇麗すぎて、私じゃないみたい)
そんな言葉が自然と口から洩れてしまう。
紅葉は今、舞妓体験の最中だった。京都に来たら絶対にやってみたいと思い、同級生の
胡乱路 秘子
と
剣崎 エレナ
を誘って来たのだ。
白塗りの上にメイクを塗り、カツラを被って着物を着て……午前中いっぱい時間をかけて、ようやく準備が終わったところである。
「つ……疲れました」
「舞妓さんの着物って重いのね。鎧みたい」
魂の抜けた声で、秘子とエレナが戻ってきた。
「奇麗よ、ふたりとも」
そう言って紅葉は静かに微笑むと、二人と一緒に京の街へとくり出した。
舞妓装束で道を行くのは、思っていた以上に難しい。おこぼを履いて、まっすぐ歩くだけでも一苦労だった。
周囲の観光客の視線を浴びながら、小さな足取りで路をゆく。紅葉の担いだ赤い舞妓傘は、新緑を照らす太陽のようだ。
「一緒に写真、撮らない?」
紅葉の提案に秘子とエレナは頷くと、京の街を背景に、持ち寄ったスマートフォンで写真を撮り合った。
「んふふっ。ふたりとも、後ろを向いて下さいませ。少しうなじが見えるアングルの方が映えますよ」
秘子は着物のアングルを心得ていて、ここはこうした方がよく映る、といった事を細かく教えてくれる。本人の弁では、下調べの成果らしいが。
「ねえ胡乱路さん、剣崎さん。花名刺を作っていかない?」
花名刺とは京の舞妓が名刺の代わりに手渡す物で、金運を呼ぶ縁起物としても知られている。
紅葉は京都の観光の折に、ぜひ作りたいと思っていた。
「私は、花と一緒に蝶の描かれた絵柄がいいわ。ふたりはどうする?」
「そうね、私は――」
3人で会話に花を咲かせながら、のんびりと過ごす京都の1日。
修学旅行の特別なひとときを、紅葉は存分に満喫していた。
京都市伏見区、寺田屋。
かつて薩長同盟の会談の場を設けようとした坂本龍馬が、幕府の捕吏に襲撃された場所である。
事件当時、幕府の襲撃を察知したお龍によって、仲間とともに逃亡に成功。
しかし龍馬は、逃亡の際に起こした不手際によって捕手方に身元が割れてしまい、これが後に、近江屋で暗殺される遠因となったと言われる――。
(実際に見ると、寺田屋ってそんなに大きい建物じゃないのね)
『寺田屋』と書かれた大提灯の傍で、二階の小さな窓を見つめながら、
葉利沢 倫理子
はそんな感想を抱いた。彼女は今、幕末ファンのグループに混じって寺田屋見学の真っ最中なのである。
「さあ、中に入って見学してみようか」
グループ案内役の
永田 孝文
と一緒に、倫理子は店の中へそっと足を踏み入れる。日本の歴史を動かした、小さな旅籠の中へと……。
店の裏からは、川のせせらぎが微かに聞こえた。
飴色に磨かれた廊下には、あちこちに龍馬のゆかりの品が展示され、まるで小さな博物館の様相さながらだ。
他の生徒たちは、きゃっきゃと騒ぎながら柱に残った銃弾や刀の痕跡を見回している。
「竜馬に危険を知らせるためにここの階段を駆け上がったんだよ! 何だか龍馬の匂いがする!」
それを聞いて、倫理子は淡い笑みを浮かべた。
龍馬がいた寺田屋は鳥羽伏見の戦いの戦火で失われたと聞くが、それでもこの場所には、確かに当時の風情がある。そんな心境を知ってか知らずか、
「あ、葉利沢さん笑ってる!」
ファンの少女の一人にそう言われて、倫理子はフフッと小さく笑った。こういうのも、何となく悪い気はしないものだ。
2日目の京都観光のひと時は、こうして過ぎていった。
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担当ゲームマスター
坂本ピエロギ
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月02日
参加申し込みの期限
2018年01月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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