this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【三寮祭】桜花寮、お宝探しにゃー!
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
27
つぎへ >>
「あれ? 修君!?」
「や、あおい。寮母さんも、おはようございます、お邪魔します」
桜花寮受付開始にゃー! という高らかな宣言と同時に開放された寮の玄関から、お出迎えと宣伝に次々飛び出てくる寮生たちの波を鮮やかにすり抜けて。
八神 修
は、まだ奮闘中っぽく見える厨房へと一番乗りで顔を出した。
「ご、ごめんね!? 大体みんなお宝探しの後に来るかと思って、まだ食堂準備完了してなくって……!」
「ああいいんだ。俺こそ慌てさせてごめんな。楽しみ過ぎて早起きしてしまって、つい気になって」
「そうだったんだ。えへへ、楽しみにしてくれてたのが嬉しいから、いいよー!」
「お許しいただけて光栄です」
冗談で上からな台詞を笑顔で放つ
七夜 あおい
へ、恭しく一礼して受け止める修。
「料理は間に合いそうか? ……ってすごい量だな、さすがに」
「もうあとちょっとだから、気にせず修君は寮の中楽しんできてね」
「手伝うよ」
「え!? だだだって、修君はお客様……っ」
実は手伝いたい一心で準備万端にエプロン持参の修。
現在あおいが付けているエプロンと、色違いなお揃いの物を慣れた手つきで身に着けて。
念のため持ってきてたんだ、なんてしれっと口にすれば、二人を見ていた寮母さんがあたたかーく頷いてくれていた。
それを見れば、あおいも『じゃ、じゃあ宜しくお願いします修せんせー』とお言葉に甘えてくれる。
「もう後は、私担当分の、炊き込みご飯の具材切ってー……調味料調整してポチッ、で終わるんだけど」
「どれどれ……、なるほど。あおいらしい一工夫しようとして時間がかかってるのか」
ちょっとだけ恥ずかしそうに俯くあおい。
その手元には、炊き込みご飯用の具材たちが何やらいびつな形で並んでいた。
修はすぐにあおいの思考を察する。
鰹節の炊き込みご飯、ということは、それが好きな猫の形に切ってみようとしたんだなと。
お料理に対するあおいの愛情はよく知っている。だからこそ、手間がかかって緊張高まって、ついつい失敗が増えてしまうあおいの工程も。
「こんな可愛い炊き込みご飯が出て来たら、何杯もおかわりしちゃいそうだな俺なら」
「ほ、ほんとっ?」
だから修は、さりげなくその緊張をほぐしてやる。
具材の一つを手に取れば、『顔だけでもほら、十分猫に見えるから大丈夫』と作りやすいシンプルな方向に誘導してやったりも。
修との会話で徐々に肩の力が抜けて、次第に手際よく具材を切り出すあおいを見れば、寮母さん、フォロー役を修に任せてニッコリこっそり他の調理へと移動していったとか。
「修くん修くんっ、こっちのお釜のはもう炊けてるんだけど……味見、してもらっても、いい?」
「喜んで」
パッと笑顔輝かせたあおいに対して、いつもの紳士スマイルは崩さず心を花畑状態にした修、即答である。
「鰹節ってこんなに良い匂い広がるんだねー。外の猫ちゃんとか飛んできそう。……フー……フー……」
「うちの猫たちも大好きだよ。摂り過ぎないように、たまに一寸だけど。すっ飛んで来るよ」
「いいなぁっ、その光景見たーい。……フー……はい、修君」
さぁもう一度あおいちゃんの上記台詞を読み直してみよう。
もうお気づきだろうか。
大変のほほんな会話をしていたその自然な流れの中、味見スプーンに炊き立てご飯をのせたあおいが、冷ました上でそれを修に差し出しているのである。
兄弟多いあおいの、うっかりクセで出た同い年の異性に対しては恐ろしい必殺技と化す、
いわゆる、
あ ー ん ♪
「(ぱくっ)………うん、いい味付けジャナイカ」
「良かったー!」
―― だめだここで意識して僅かな沈黙でも作ったらあおいが今度はしまったとスプーンを引いてしまうかもしれない。
コンマ数秒で己が取るべき行動を見定めた修、とてもとても自然(を装った)笑顔で『あーん』に身を乗じた。正直味が脳に理解されたかは定かで無いが。全ては、愛ゆえに。
「青春を目撃してしまいましたわっ」
「うわ!?」
「……あら、つい口に出てしまいましたわ」
ここは厨房。つまり最初っからいましたわ、な
上下 左右
。
自分のお味噌汁の具材をあおいと同じように猫型に刻みながら、すでにまた黙々と作業に戻っていた。
あおいへの振る舞いはカンペキだった、が、恋は盲目。修も時には油断するのである。
すっかり周囲の存在を忘れていた自分へ、恥じらうのは胸の内に何とか留めて最後まであおいのフォローに回る修であった。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
27
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【三寮祭】桜花寮、お宝探しにゃー!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
41人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月29日
参加申し込みの期限
2018年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!