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【三寮祭】桜花寮、お宝探しにゃー!
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● in 檸檬&春彦部屋
「へー男子寮はこんな感じなんだにー」
「お、檸檬の部屋開いてるじゃねーか。ふふん、遠慮なく探すか」
「いいんだけどよ! 宝探しだからなっ、家探しじゃねぇからな!」
「うに? なにか見られたくないものでもあるのかなー?」
乙女のカンなのかちょっぴりからかってみただけなのか、にやにやんとした笑みを浮かべる
七音 侑
に、『そ、そそそんなんねーし!』とついどもる
六月一日宮 檸檬
の大袈裟な音量の声が響けば、部屋の中から呼びかけが。
「おうー来たのかー?」
妙にそわそわして、急に自分たちの部屋も宝探しに提供するだの、張り切ってダミー仕込む様子だのから、檸檬と同室である
楢木 春彦
は彼が誰か連れてくるのだろうと予想していたようである。
お邪魔しますと入って来た面々を見ると深緑色の瞳を少々丸くした。
―― 工藤と七音、ホズミヤに澪乃先輩の組合わせにWデートかよ?
これはなんといじり甲斐のある組み合わせ。
春彦の口角が楽しそうに上がった。
しかしてとりあえず、今の所邪魔しないように隅っこの壁に背中を預け見守ってみることにする。
「クッキーが見つからなくても別の面白そうなもんが見つかりそうだし。さあて、何が出てくるか」
「わーい♪ ウチもウチも~!」
「コラそこの似た者カップル! 本当に趣旨分かってんだろーな!?」
工藤 耀
と侑が遠慮なく引き出しや棚を開けていくのを、思わずテンポよく突っ込んでいる檸檬を微笑ましそうに見つめてから。
澪乃 澄佳
も、久しぶりに訪れた彼の部屋の中をじっくり眺めてみたり。
―― サッカーボールにリストバンド……檸檬君らしい。あっ……あれって、あたしと交換したキャンドル?
机の上の一画に大切そうに綺麗なハンカチの上に立てられている、水色と白のグラデーション鮮やかなキャンドルを目にすれば、澄佳の頬がほんのり火照った。
何だか自分ごと大事にしてくれてるみたいで。
「澄佳センパイ? どうかした? 別に見られて困るのないと思うし好きに探していいですよ?」
「うっ、ううん! 勿論張り切って探すよぉ。主に檸檬君のお部屋側を!」
「特に楢木側探しちゃいけないわけでもないんだけど……いや、うん、センパイの思うようにどうぞ!」
「引き出しとかは侑ちゃんたちが探して、無いみたいだしぃ……タ、タンス、とか?」
遠慮がちに、どことなく照れながら窺うように檸檬の瞳を見てくる澄佳に、くすっと笑って。
「うん、いいですよ。見たい所、どんどん見て下さい」
「えへへ……ありがとっ」
―― 思ったよりはヘタレモンしてねーな。
冷蔵庫の扉を開けながら、横目でちらちらと檸檬と澄佳の様子を見ていたりする耀である。
ヘタレ全開だったら暫くネタにしてやろうと思ったのに。いやアレはアレで尻に敷かれてるというのだろうか。
観察していた視線を冷蔵庫の中へと移動させた途端、思わず口が動いた。
「……檸檬だけにマジでレモンばっか……」
「どれどれ? うに! ほんとだ!」
「ふふーん当然♪」
聞こえて来た言葉に、振り返ってはドヤ顔をキメた檸檬が。褒め言葉として変換されたようだ。
「………」
「え、なんだどうした工藤突然こっちに来……うをお!? やめろばか無言でリンゴ押し付けてくんな!!」
土産なのか嫌がらせなのか持ってきていたらしいリンゴを、ぐりぐりと檸檬の頬へとなすりつける耀の姿。
一部始終見ている春彦が、『ぐっじょぶ!』とサムズアップしていたとか。
その春彦の視界に、檸檬と澄佳のツーショットが入り込むと、ふと素朴な疑問が口をついた。
「そういやホズミヤのアノ写真はどーしたんだ?」
「うわー!? 写真の話はすんなー!」
檸檬、言われて気付いた。
粗方整頓したつもりだったが……すっかり癒し風景と化していて、当たり前のように置かれたままだった、愛しい彼女の写真が出っぱなしであったことを。
咄嗟に手を伸ばして掴んだ写真を後ろ手に隠したところで、その当人たる澄佳がクリンと丸い瞳を向けてくる。
「違……センパイ今のはその……っ」
「んー? どしたの檸檬君? 実は隠し忘れてた宝物あったりした?」
部屋中から、レモンやリンゴのかぐわしい香りがしていて、お腹も心もくすぐられるのを必死に抑えて探すのに集中していた澄佳には、今のやり取りが聞こえていなかったようだ。
「あ、いえっ、えっと、そう! 見つかりました?」
「んぅ、見つからないのぉ」
「ウチも全く」
「本当にこの部屋にあんのか?」
降参顔を向けられれば、大成功! と冷や汗から一転、胸を張って答える檸檬。
「へへー残念っ! この部屋にはクッキーはねーんだな」
「ええ!?」
「扉は空いてたけど、ヒントなんも無かったろー?」
「あ! 確かに! にー……檸檬君にしてやられた」
「詫びじゃねーけど、ダミーで入れておいたレモンマドレーヌとかはちみつ漬けとかは、好きに食っていいぞ」
「ホント!?☆」
侑と澄佳の表情がピカーッと輝いた。
まぁそういうことなら仕方ない……しかし悔しいもんは悔しい、とばかりに三人が固まって話している横で、耀がこっそりと檸檬の引き出しやタンスにリンゴを仕込もうとし……春彦と目が合った。
―― GOッ☆
―― 了解。
耀と春彦、以心伝心した瞬間である。
「さて。んじゃ次は、仕方ねーから七音の部屋も探さないと」
「……なんで良い笑顔なんだ……」
耀の彼女の部屋だな☆という楽し気な表情浮かべて、肩へと腕を回してきた檸檬を睨みつけつつ。
お菓子もらって上機嫌な女子二人が、楽しそうに移動し始めたのを見れば耀も後に続く他なし。
『頑張ってなー』と、相部屋主の春彦も笑顔で4人を見送った。
もう少し遠目でこっそり見ていたい気もしたが、この後、恐らく今度は己の部屋中心に家探しの勢いで訪れるであろう友人たちの存在を思い出せば、そのまま部屋で待機することにした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
41人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月29日
参加申し込みの期限
2018年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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