this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【三寮祭】星ヶ丘、マスカレード☆
<< もどる
1
…
32
33
34
35
36
…
58
つぎへ >>
■友との語らい
しばらく
楢木 春彦
が食事を楽しんでいると、こちらに向かってくる
鴻上 彰尋
の姿が見えた。
「お、鴻上!」
こっちこっち! と手招きし、隣の椅子を進め。
「で、どうだったんだ?」
笑みと共に開口一番に伺ってくる春彦に、彰尋は
「あぁ、仮面とかのおかげか、前より上手に踊れた気がする」
「で、いたのか?」
「誰が?」
「気になる子に決まってるだろ?」
「……いや、いなかった。と、思う」
マジかぁぁ、と彰尋以上に残念そうに大きくため息をつく春彦の姿に、思わず彰尋は笑う。
「卒送会の時に気になっている子と上手く踊れなかったのもあって、リベンジ的に参加してきたんだけど」
あの時の想いを胸に、ダンスについて調べた彰尋。その成果がちゃんと出せていた気がする。
「ほぉ~っ、ダンスのリベンジ……なぁ?」
「少し自信が持てたかな」
「なら、次の機会んトキはもっと上手く踊れっとイイよなぁっ」
「……あればいいけどね」
次の機会、という言葉に少なからず期待をしてしまう彰尋。
ドレスアップした彼女はきっと愛らしいだろう。
あの時みたいに謝り合うでなく、自然とエスコートできたらどれだけ幸せだろうか。
そう考えれば自然と頬は朱に染まりそうで。そしてそんな頬を春彦がニマニマと見ていることに気づけば
「あ、それ美味しそう」
彰尋は目の前にあった皿からプチタルトをヒョイッと摘まみあげ、パクリと己の口に放り込んだ。
「あーーーッッ! 俺のケーキがっ! 喰われたっ!」
「だっていつまでも食べてないから」
「うわぁぁあ、しかも! よりによって! シェフのオススメのタルトっ」
絶望に頭を抱える春彦に。
「あ、だからか。めちゃくちゃ美味しかったよ」
「くっそぉ、食い物の恨み、覚えてろよっ」
「どうぜ他のものもいっぱい食べてるんだろ? 運動に楢木も踊ってくれば?」
「俺は仮面舞踏会とか、そーゆー柄じゃねぇの! それよかケーキィィ!」
恨めしそうな声の春彦に、笑う彰尋だった。
傍らの春彦と彰尋の会話を小耳に挟み。
「……仮面舞踏会?」
「えぇ、噴水広場で皆さん楽しんでらっしゃいますっ」
私もさっきチラリと覗いてきたのですが、とても優雅でしたっ!
「……そうか。ならば、少し見てこよう」
楓子は立ち上がり、傍らにあった骨付き肉を容器ごと抱えて噴水広場へと向かうのだった。
桜花寮に住む
千種 智也
にとって、星ヶ丘寮には驚かされてばかりだった。
寮のイメージを覆すどころか、そこは一つの街と言える。
そんな星ヶ丘寮が今日の祭のために、ヴェネツィアのカーニバルをイメージした装飾がされているのだから、更にそのゴージャスで異国情緒溢れた光景に智也は開いた口が塞がらないかと思う程。
猫鳴館に行くよりは非日常の雰囲気を味わえそうだとは思ったが、まさかここまでとは思いも寄らず。
(へぇ……やっぱ、金持ちの世界はわかんねぇな)
クラスメイトに誘われて来たものの。正直、仮面舞踏会と言われてもピンとくることはない。
他の友人たちが着慣れぬ衣装に袖を通し「似合う」「似合わない!」など笑いあっているのに同調し、智也も軽口を叩き、笑みを見せる。
「智也のスーツ姿もマジ新鮮じゃね!」
「そうか?」
「やっぱハーフの美形は絵になるよな。俺らの中で一番仮面も似合ってんじゃねぇ~」
「あ、じゃあこれから仮面で登校するわ」
「それ受ける! マジやってみてよ智也!」
笑い合うクラスメイト達とのやりとり。他愛もない会話。
きっと、こういうことの一つ一つが学校の思い出ってやつを形作るんだろう。
心の奥の冷静な視点が、この場を俯瞰しているのを感じながら。
智也はクラスメイトと共に、テーマパークを楽しむかのように寮内を歩いた。
人間は、集まれば少し位の冒険が出来る。
まさにそれ体現するかのように、クラスメイト達は、せっかく仮面舞踏会に来たのだから! と大張り切りで。
声をかけられるのを待っているような女性たちに、次々と声をかけて行く。
この関係性の中では、それが正しい行いなのだ、それが普通の男子の行動。
「どう? 俺と踊らね?」
智也もまた、身近にいた女性へと声をかけた。
「え? 私、ですか?」
切りそろえられた前髪と、柔和な雰囲気。いかにもフツウを体現したような少女――
水上 桜
の姿に、どこか親近感を覚えた智也。
「いーじゃんいーじゃん、さぁ」
美しい表情に明るい笑みを浮かべる智也の姿に、桜はそっとその手を取った。
ちょこん、とドレスの裾をつまみお辞儀をし。
「よろしくお願いします」
礼儀正しい桜の姿に、智也のピンク色の瞳が細まった。
軽やかなロンドに音楽に合わせ、薄桜色の柔らなドレスが揺れる。
「こんな世界を楽しめるとは思いもしませんでした」
桜がはにかむ。
「そーだな、夢の世界のようだよな」
適度に距離感を保ちつつ、桜をリードする智也。
曲が終われば、やはり彼女は丁寧なお辞儀をし。また別の男性に誘われダンスに興じていくのを見送る智也。
更に智也もまた手頃な女性に声をかけては、一曲のみの情熱のステップを舞い。
周りの級友も、それぞれに楽しそうな表情を浮かべているようだった。
(皆、心からの表情なんだろうか)
智也の中の冷静な視点は、そう呟いていた。
踊り疲れた智也は噴水広場を離れ、喉の渇きを潤そうとドリンクを受け取りにやってきた。
グラスを取りに来た他の人物と手が触れそうになり、智也は直ぐに手をひっこめた。
「あれ? もしかして……」
柔らかな声が智也にっかる。
見れば、仮面で表情を隠しているものの、灰色の髪に見慣れた背格好の少年。
何よりも、特徴ある口調で、声の主がルームメイトの
倉前 七瀬
であることに直ぐに気がついた。
「倉前。お前も来てたのか」
「はいー。みなさん仮面被っとるけん知ってる人なのか確信がもてませんでしたが……気づいて、よかったです」
仮面の下で、七瀬の穏やかな緑色の瞳が輝いた。
いくばくか、素を出せる相手の出現に智也の心は少し落ち着き。
「すげぇよな、ここ」
明らかに皮肉の交じった口調ではあるが、そんな智也に七瀬は屈託なく答え。
「きらきらしとるし、まるで別世界のような……不思議な空間です」
桜花寮とは全然違います、と息を吐く七瀬。
「猫鳴館も行ったのか?」
「いいえー。桜花寮の祭は顔を出そうと思ってますが」
「そうか」
俺はどうしようか、と智也が眉根を寄せて考えると
「いたいた、智也ー!!」
智也と共に来たクラスメイトの一人が智也を探しに来た。
「あ、どしたっ?」
急に智也の雰囲気が明るいものへと変わる。
そんな智也の姿に一瞬キョトンとした表情を仮面の下で見せる七瀬は
「そう言えば、もうすぐプチイベントがあるらしくて……僕はそっちに行ってきますね。智也、また」
「おぅ、またな!」
明るい笑みを見せる智也に七瀬は頷くと、ゆっくりと歩いて行くのだった。
「なぁ智也、さっき俺と踊った女の子がさ、おまえとも踊りたいって言っててよ」
「え、マジ!? 行く行く!」
喜びの仮面を付けて、智也はまた噴水広場へと戻るのだった。
<< もどる
1
…
32
33
34
35
36
…
58
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【三寮祭】星ヶ丘、マスカレード☆
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
69人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月24日
参加申し込みの期限
2017年12月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!