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【星幽塔】第五階層 作れ! 騎士団特製ドリンク!!
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「なんかこう、想像以上にカオスな展開だけど、作るわ」
桜はちょっと重いため息をつきながらホットカカオを炒る。これで香ばしくなったところで砕き、先に刻んでおいた金剛オレンジとイチジクと共にミキサーへ。思いっきりかき混ぜてドリンクを作り上げると、早速試飲。
「これはこれでいい匂いだね」
「なんだか身体によさそうだな」
月詠とティオレが興味深そうに見守る中、桜の頭からぴょこんっ、と愛らしい猫耳が生えていた。もちろん、尻尾も、である。剛のねこしっぽは短毛種のすらりとした尻尾だが、
桜のは愛らしい鉤尻尾。
「び、微妙な味わいになっちゃっ……って何故に猫耳が!?」
「そっちの先輩共々可愛いじゃないか。寝子島らしい」
「いや、そういう要素必要ですか、コレぇ!?」
出来たドリンクの味わいを苦笑している最中に気づいた桜が無意識に猫耳をぴこぴこ。月詠はさもありなん、とばかりにスケッチを続け、桜は猫耳をつっついて抗議する。
「ふふ~♪ それじゃあ、私もやっちゃいますよ~!」
美咲紀が鼻歌交じりに材料を刻み、ミキサーへ。「野菜の美味しさを知って欲しい!」とニンジン、トマト、りんごの組み合わせだ。
「ほぉ、オーソドックスだが、それがよいのである!」
と、リブラスが興味深々という具合である。修の味噌汁ドリンクの後だからか、彼女のオーソドックスな組み合わせが逆に新鮮に見えたらしい。
出来上がったジュースは新鮮な野菜の匂いがし、食欲をそそる。朝ごはんの時とかに飲みたくなるような一品だ。彼女曰く普段野菜を食べない人にも飲んでもらいたいな、だそうな。
その上で美咲紀はこうもプレゼンする。
「騎士団の活動目的の周知宣伝にバザーで配るものだから、あまり突拍子もないドリンクより『どんな味か想像できて、美味しい』ジュースの方が配布に適している、と思うのです。団長さん、どうでしょう?」
「言われてみれば、そうであるな。シンプルな物の方がとっつきやすくなるかもしれん」
彼女の言葉にリブラスは深く頷き、周囲の面々も納得していた。
飲んでみると喉越し爽やか。トマト酸味とニンジンの甘みと癖がりんごの甘みで調和が取れている。
「うん、なかなか美味しくできました!」
と、胸を張ろうとした美咲紀だがここで突っ込んでおこう。見事にスライム化していると。ふにゅりん、と動くオレンジのスライム。ポニーテールもはねた水の滴っぽくなっている。最初は「何ですかこれはー?!」慌てていたようだが、すぐに落ち着いたようだ。
「青に黄色にオレンジ……。これはこれでさわり心地よさそうだ」
月詠が何気なくスライム化したメリィ、久隆、美咲紀に触れると、3人はくすぐったくてぷるぷるふるふる。そんな様子を尻目にティオレがミキサーの前へ。彼女は美咲紀と同じく野菜を使ったドリンクを作る事にしたらしい。踊り子などの仕事でそこそこ稼いでいた彼女は休暇中だったものの、暇をもてあましていたので参加している。
「ニンジンに、カボチャに、バッスルバニラ……、と」
本職は盗賊であるティオレ。だが、時には踊り子や軽業師としてステージに立つ事もある。故に身を綺麗にしておく必要があった。だからこそ、自然と美肌効果を狙った組み合わせとなったんだろう。
「なかなかよさそうじゃないか」
亨もまた興味を持ったのか、楽しげに口元を綻ばせる。だが、試飲してみたティオレの表情は曇っている。味はいまいちだったらしい。亨はティオレの表情から心配になった。
「……だ、大丈夫? 水でも飲むか?」
剛も心配になって声をかけたが、ティオレは首を振る。
「なに、青汁でも飲んだと思えば……」
そこまで言って彼女は気がついた。自分のポニーテールに混じるように咲く花を。剛が桜から鏡を受け取り、ティオレに見せる。と、滑らかな茶色い髪に凛としたリンドウが絡みつくように生えていた。
「……何故、花が? しかも、人によって違うようだな」
ヒューマはプルメリア、リリエルはマーガレット。修はハマヒルガオである。こうも種類が違うのは、なぜか楽しい。ティオレは「このまま舞ったらなかなか綺麗かもしれない」と小さく微笑む。
「なかなか似合っているね」
月詠はそういうとティオレの姿を描き、スケッチブックを傍らに置いた。次は彼女の番のようだ。
「そっちは何を用意したんだ?」
興味に駆られたティオレの問いに、月詠はにっこり笑う。
「騎士団をイメージしたドリンクにしようと思ってね。金剛オレンジを使った物を考えているんだ」
彼女はそういうと金剛オレンジの他、パイナップルとレモンを用意。
「騎士団のイメージかぁ。1にかたい、2につよい、3に遅い。ま、3は冗談だとして……『固くて強い』イメージをドリンクで表現できないかなってね」
とミキサーで混ぜ合わせる。
「これはこれでオーソドックスな組み合わせなのです!」
美味しそう、と美咲紀がぽん、と手を打って期待に胸を膨らませるが……その味はおいしくなかったようで。月詠はため息をつく。
「ジュースにしたものを混ぜたほうがよかったかな? これはとても飲めない」
それでも飲みきった月詠は、ふぅ、と一息。口直しにと水を飲もうとしたが……なんか周囲が大きく見える。それもその筈で小人化していたのだ。
「おそろいだね!」
とアリスが笑えば、そのほほえましい姿に小さく笑う。
「なんだか小さくなっているとか」
月詠は、「はははこやつめ」と笑っているが、兎も角カオスなのはカオスなのだな、と思う月詠だった。というか、笑うしかない気分だった。
――ドリンク作りは、まだまだ続く!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月28日
参加申し込みの期限
2018年04月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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