this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【星幽塔】第五階層 作れ! 騎士団特製ドリンク!!
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
10
つぎへ >>
「つぎは、ボクだねぇ」
クポラッチョはぽてぽてとミキサーのところまでやってくると、ロップイヤーラビットを彷彿とさせるお耳をゆらし、楽しげにミキサーに材料を入れる。彼が用意した材料は牛乳に足軽小麦、レインボーベリー。
「小麦?」
「うん。小麦さんだよぉ」
久隆が興味を持ったように聞き返せば、クポラッチョがこくん、と頷く。
「もしかして、チリで夏場に飲まれるというモテコンウエシージョっぽいのを作るのかもしれないのです」
と呟いたのは
椿 美咲紀
。彼女もまた興味深そうに出来上がりを楽しみにしているようだ。
「ざいりょうを3つともミキサーさんに。少し残した小麦さんとベリーさんをそれにくわえるんだよ」
見目は大事だよね、と仕上げるクポラッチョ。こうしてベリーと(茹でた)小麦の粒をいれればお洒落なドリンクの完成である。長いスプーンで粒を掬えるようにしつつ飲んでみる事に。
「ん、おいしいけど、とってもおいしい、じゃないね。みめはきれいだとおもうけど……」
「確かに、見目は綺麗ですっ」
美咲紀が目をキラキラさせながら言えば、マーヤを含めた女性陣も頷く。だが、ここでクポラッチョは首をかしげた。なんとなく身体がおかしいのだ。そして、現象に気づいたものの、思考がついていけず、妙におろおろしだした。
「どうしたんだ?」
と久隆が問うと、クポラッチョはこてっ、と首をかしげる。
「女の子になってる?? んあー、ビックリしたぁ。へんなミキサーさんだね」
とキャスケットを押さえ、何度も首をかしげる姿は非常に愛らしい。おもわずリボンをつけたくなってうずうずする美咲紀なのであった。
「次は、私だな。寝子島への土産にと思っていた『てまりんご』もあるからな」
久隆はそう言って物は試しに、と手鞠のように丸いてまりんごの他青りんごとりんごを切り、ミキサーへ。まずは同系統で纏めよう、という作戦らしい。そうして出来上がったのは、仄かに黄緑がかったりんごの果汁ジュースである。
「見た目はフツウのりんごジュースだね」
ヒューマ・ノ・スキッド
がライムグリーンの瞳を細め、「いい匂い」とりんごの香りに口元を綻ばせ、傍らの美咲紀と「新鮮なりんごなのです♪」と頷き合っていた。
では……、と久隆が飲んでみると『ふつうに』美味しい部類かな、と頷く。
「普通、だろうか……。より美味しいものを推そうと思う」
と無難な線でほっと一息……といいたい所だが、彼の姿は濃い青色のスライムとなっていた。いつもの強面(?)も少し可愛く見えるものである。黄色いスライムとなったメリィが「仲間だー!」ともそもそ近寄り、一緒に伸び縮みしよう! と久隆の周りをもそもそ回る姿は妙に和む。そして困ったように苦笑する久隆はメリィに引っ張られ伸び縮み。
「星の力かはさておき。このミキサーは本当に面白い効果を生み出すんだな……」
「だからこそ、面白い」
久隆がぽつり、と呟けば今までスケッチに専念していた
旅鴉 月詠
が、スケッチブックから顔を上げた。彼女はドリンク作りの様子の他、飲んだ後の効果をばっちり記録していたのだ。
「傾向と対策なぞ立てられないカオスなもの。次はどんなのが出来るのか実に興味深い」
「なんだか気が合いそうだね。僕も実はわくわくしているんだ」
月詠がうんうん、と頷いてスケッチ体制に戻ると、ヒューマが相槌を打ちながらミキサーに入れるものを準備。「さて、僕も作ってみようかな」と取り出したるは潤花蜜とレモン。そして、塩。
「シンプルでいいね。水分補給によさそうだ」
と
八神 修
が頷いているとヒューマはミキサーで材料を混ぜながら1つ頷いた。
「そうだよ。いつも自分用に作ってる補給水の簡易バージョンでレモンがあると飲みやすいんだ」
ヒューマは出来上がったドリンクをコップに注ぎ、早速飲んでみる。だが、途端に「あれ?」と首をかしげた。何か、味が普段作る物より薄いのだ。
(薄くなりすぎたかな……。いつもならこの分量でいけるはずなんだけど……)
「少し蜜を足してみるか……」と瓶の蓋を取ったとき。何かが彼の頭の上でしゃらり、と鳴った。
「綺麗なプルメリアが咲いてる……」
様子を見ていた
水上 桜
が、そう言ってヒューマに鏡を見せる。真っ白なプルメリアが頭に咲き、彼は目を丸くした。
「これは、星の力の影響なのかな? 混ぜたものにはこんな効果を齎す物は無かったとおもうけれど」
「これが、このミキサーの特徴だからねぇ」
マーヤが苦笑している間に、修がスタンバイ。彼が用意した材料は微妙に変り種であった。ポニーテールを揺らした
ティオレ・ユリウェイス
は、それに「ん?」と目を僅かに見開いた。
「無色透明な海草っぽい物に、こっちの液体と、茶色のペーストは何だ? ペーストはなんかこう、美味しそうな匂いだが」
「あぁ、こっちのは煮干……、魚でとった出汁だよ。ペーストっぽいのは味噌。大豆などの穀物を塩と麹で発酵させた調味料さ。そして、こっちのは海硝子という第九階層で取れた昆布っぽい海草だよ」
「……お味噌汁?」
桜が小首をかしげて呟く。確かに缶に入って自販機で売っていたりする事もあるが味噌汁はドリンクではなくスープなのでは? と。だが修は苦笑する。
「果物系は皆が用意すると思って、変化球を投じてみたんだ。あぁ、勿論加熱するよ?」
なんていいながらミキサーを軽めにかけて加熱。だが、寝子島の住人達は皆(修含め)思った。
普通に考えて昆布の味噌汁じゃん!!
(うーん、鰹だしにするべきだったかな……。そもそも海硝子が食用に適さないのか? サラダに試してみるか……)
出来上がった物をふうふう冷ましながら飲む修。だが、彼は気づいていない。頭にハマヒルガオが咲いていることに……!
「しゅ、シューくん。鏡をみるのです」
「こっちです、こっち」
美咲紀と桜に鏡を見せられ、思わず怪訝そうな顔になる修。まさに「へっ?!」という具合だ。ミキサー効果恐るべし、である。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【星幽塔】第五階層 作れ! 騎士団特製ドリンク!!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月28日
参加申し込みの期限
2018年04月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!