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隔絶された街の囚われ人(MMORPG寝子島奇譚)
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赤い上下のジャージを着込んだ
後木 真央
は、隔絶された街の外堀に当たる位置で声を上げた。
「すごく大きい街なのだ。塔がたくさんで牙みたいなのだ。空には翼竜が一杯なのだ」
緑色の目は極端に丸くなり、固めた両方の拳を空に突き上げた。影響を受けた近くの人々が足を止めて雄大な景色の虜になる。
真央は学生鞄を背負い直す。改めて街への出入り口、石橋に向けて元気よく歩き出した。
「三毛猫のがおーと一緒にゲームが出来るなんて感激なのだ♪」
両腕は水平に近い高さまで上げられた。一歩の幅は大きく力強い。
「そうなのだ!」
頭頂の跳ねた毛を上下させて立ち止まる。
「がおーのことばかりで何も考えてなかったのだ。早く仲間を見つけないといけないのだ」
猫のような俊敏な動きで真央は周囲に目をやる。
「どうしたの? もしかして落し物でもした?」
青と薄紫を基調にした服装の
響 タルト
が声を掛けた。振り返った真央は、にゃあ、と甘えた声で鳴きそうな口に変化した。
タルトの黒髪から猫の耳が突き出していた。首輪には黄金色の鈴が付いている。フリルスカートの左右で揺れているのは縞模様の猫の尻尾であった。
「とても愛らしい姿なのだ。頬っぺたでスリスリしたいくらいなのだ」
「僕のお気に入りのコスプレだけど、そんなに褒められると照れちゃうよ」
「最高なのだ。真央ちゃんの仲間になって欲しいのだ」
真央は目を細めてタルトに擦り寄る。
「今度の同人誌はガールズラブにしようかな」
「ん、なんの話なのだ?」
「な、なんでもないって。真央ちゃんだよね、こちらこそよろしくね」
「タルトちゃん、よろしくなのだ」
二人は取り留めのない話で笑って石橋までやってきた。
「大きな橋だね。何人くらいが歩いているのかな」
タルトは方々に目を向けた。ポニーテールは喜びを表現するかのように左右に揺れた。側にいた真央も釣られて様々な人物を目で追う。
「猫鳴館仲間を発見したのだ!」
真央は欄干に背を預けた
逆巻 天野
に駆け寄った。
「また会ったね、猫好きさん」
「着物で髪を下ろしていると女の人みたいに見えるのだ」
天野は長い髪に手をやって薄い笑みを浮かべた。
「前回の寝子島奇譚と内部の仕様が違っていてね。女性キャラにはなれなかったよ」
「そんなことないのだ。天野ちゃんは十分に綺麗なのだ」
「その通りですよ。ここで野性味の溢れる男性が現れて、薄紅色の着物の合わせ目から強引に手なんか入れたりしたら、もう完璧です♪」
真央の隣にきたタルトが目を輝かせて言った。
「初めまして、で合っているかい?」
「えっと、たぶん。僕はタルトだよ」
「真央ちゃんの自慢の仲間なのだ」
にゃあにゃあ、とじゃれ合う声が聞こえてきそうな二人の明るさに、それとなく天野の視線が逸れる。
「今回はHPやMPもない。用意した回復アイテムは売ろうかな」
「二本の剣も売り物なの?」
タルトが欄干に立てかけてある二本の剣を指差した。天野は傍らを見やり、首を傾げて見せる。
「商品ではないけれど、役には立たないかな。腕力の項目がないのは痛いね。素の僕に二刀流は無理だったよ」
「僕は仕様変更、嬉しいな。前からゲームはやってみたかったけど、レベル上げや細かい数字を考えるのが、ちょっと面倒なんで」
「うん、そうだね。話は変わるが、その肩から提げた水筒は回復用なのかい?」
天野はタルトの腰の大きな水筒に目をやる。
「中身は、ただの水だよ。門番の注意を引くために変身しようと思うんだ」
「真央ちゃん、変身に興味があるのだ。たぶん猫なのだ。きっと猫なのだ。絶対に猫なのだー」
真央の勢いにタルトは、ええっと、と言い淀む。そこに天野が口を挟んだ。
「大勢の人々が普通に行き来をしているみたいだね。警戒心の薄い相手に囮の必要はないんじゃないかな」
「そうかも。必要以上に目立っても困るし」
タルトは真央に一瞬の目を向けた。天野は咳を抑えるかのように口元に手を当てる。
「真央ちゃん、がまんするのだ。変身はあとのお楽しみなのだ。張り切って三人でいくのだ!」
「僕もがんばるよ♪」
真央とタルトは両手の握手を交わし、最後の一人の言葉を待つ。
天野は口の端で笑って欄干から背を離した。人差し指を自分の額に当てる。
「頭脳戦も戦いには違いないよね」
三人は大きく開かれた鉄門に向かって歩き出した。
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ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
冒険
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月11日
参加申し込みの期限
2013年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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