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【星幽塔】第十三階層 『おもちゃのおしろ』と「こびと」の少年
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【玉座の間を目指せ】
大広間では消耗戦が続いていた。
「おっ。みんなやってるねぇ。よし、ここまで来れば大丈夫だ。みんな縮身を解いてくれな」
七峯 亨
は、まず先陣を切って大広間に入り、そこで安全な場所までこびと達を案内してからろっこんを解除するように促した。
「……いいだろう。汝がそれを望むなら」
リヒト・シュヴァイツァーが、無駄にカッコいいポーズを取りながら頷き、ニーナ・アンデルセン、そしてほかの捕らわれのこびと達とともに次々と本来の大きさに戻って行く。
『!?!?!?』
捕まえていたはずのこびと達が突然目の前に現れて、おもちゃの兵隊達はぎょっとした表情を見せた。
それは上司の叱責を恐れる部下そのものの表情で、おもちゃの城のブラック企業ぶりがよくわかる光景だった。
「……恐怖で縛ったって、そんなんじゃチームはひとつになれねーのにな」
と、
高杉 かよう
は溜息まじりに呟く。
「……ああ、まったくだ。やはりゲオルグはこらしめないといけないようだ」
八神 修
も盾ごしに大広間の情況を確認しながら、そう決意を新たにする。
「ニーナ達は先に城の外で待っていてくれ。俺達はゲオルグに少し話がある」
戻ってきたニーナとこびと達に、修は手短かにそう説明して、再び戦線に目を戻す。
が、そこで「……ま、待つがいい!」とリヒトが叫ぶ。
「我も連れていくがいい。ゲオルグは我が宿命の敵。美しき女性を侍らせてキャッキャウフフなど断じて許せぬ……!」
ポロッと本音が漏れたリヒトに、ニーナの氷のように冷たい視線が突き刺さる。
「……もう、リヒト、いい加減にしなさい! あなたが行ったって、皆さんの足を引っ張るだけよ! 実際、あっさり捕まってたじゃない!」
「……む。いや、だが、しかし……」
ニーナの意見はもっともだったが、リヒトはまだ素直に引き下がろうとしない。
(……参ったな。喧嘩をしている場合じゃないんだが……)
修が、いったいどうしたものかと思っていると、そこに玉座へと続く鍵を入手した
旅鴉 月詠
や、
新田 樹
達も戻ってくる。
「みんなお待たせ! 鍵を持ってきたよ……って、あれ? なんか揉めてる?」
樹は、何やら言い争いをしているリヒトとニーナを見て、目を丸くする。
「……え? なに、そんなことで揉めてるの?」
事の次第をこそりと聞いた樹は、思わずというふうに溜め息を吐いた。
(……仕方ないなぁ。リヒトくんって単純そうだし、サクッと言いくるめるかぁ)
さらっと腹の中で黒い台詞を呟くと、樹はまだ言い争っている二人の間にさっと割って入る。
「ねぇ、リヒト君。お願い。ニーナさんや、ほかのお姉さん達と一緒に脱出して彼女達を守ってあげて。護衛にはリヒト君みたいな勇敢な人が必要なの!」
「むむ……。いや、しかし、ゲオルグは……」
リヒトは、樹の説得に一瞬心が揺らぎかけたようだが、それでもまだどこか納得できていないような素振りを見せていた。
「……いいんじゃねーか。連れていってやっても」
と、そこでぽつりとこぼしたのが
レグルス・シェルタン
だった。
「「「え……?」」」
と、そちらを振り向いた者の中は、ニーナや樹だけではなく、リヒト自身も含まれていた。
「……あー、まあ足手まといっていう意見もわからんじゃねぇが、誰だって最初はそんなもんだろ? 何事も数をこなしていかなきゃな」
「…………!」
リヒトが、驚きに満ちた顔でレグルスを見る。
「それに自分を捕まえたやつなら、なおのこと借りを返してやりてぇだろうしな。どうだ、坊主? ついてくるか?」
そう言って、レグルスは牢屋の部屋の外に放置されていたリヒトの剣を彼に返してやった。
「……あ、ああ! この魔剣グラムさえあれば、ゲオルグの一人や二人恐れるに足りぬ!」
リヒトは言葉こそ厨二病だったが、その声には確かな少年らしい素直な感謝の気持ちが込められていた。
「ふぅ。もう、危ない目に遭ってもしらないんだからね……」
樹は、やれやれと首を振るが、それ以上の異論は挟まなかった。たとえ、リヒトの言う魔剣グラムがどこにでもあるごく普通の剣だったとしても。
「ニーナ達は私が城の外まで同行しよう。私はゲオルグとやらに興味はないしね」
「城の外に出るまでの通路はこの大広間を通るしかねぇんだろ? だったら、俺と相棒が何としてでもここで食い止めてやるさ」
『グワッ!』
旅鴉 月詠
と
曖浜 鴻
、そして白鳥もリヒトの同行を承諾してくれた。
「私もここで敵の掃討にあたります」
「私も風で援護します。みなさんはゲオルグをやっつけるの、がんばってください!」
水上 桜
と
リリエル・エーテライト
も、大広間でニーナ達を追う者を食いとめてくれるらしい。
「……すまない。感謝するぞ、名も知らぬ冒険者達よ」
ここに来て、リヒトはようやく素直に感謝の言葉をはっきりと口にした。
きっと厨二病と、これまで馬鹿にされてきたことが多かったのだろう。
だが、ここにいる者達は違った。冒険者、などという肩書きを背負う彼らは多かれ少なかれ皆厨二な側面を持っているのだから。
「……もうリヒトのバカ。こっちの気も知らないで……」
と、ニーナがぼそりと心配そうに呟いてみせる。
そんな彼女の様子に気づき、修はそっとニーナに声をかけた。
「……大丈夫。リヒトはちゃんと俺達が連れて帰るから。城の外で待っていて」
修が穏やかに説得すると、ニーナもようやく納得して頷いてくれた。
「……話はまとまったみたいだね。それじゃあいよいよボスとご対面と行こうか?」
もうすでに戦いたくてうずうずしているらしい
サキリ・デイジーカッター
がそう言えば、いよいよ彼らの意識はボス戦モードになる。
かくして、一部のメンバーとこびと達を残して、冒険者達はリヒトともに玉座の間へ向かう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月08日
参加申し込みの期限
2017年12月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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