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【星幽塔】第十三階層 『おもちゃのおしろ』と「こびと」の少年
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【こびとを救出せよ】
その頃、牢屋では鉄球兵士の振りまわす炎の鉄球によって、あたりの温度がぐんぐんと上昇していた。
「……冒険者達よ、ゆめゆめ警戒を怠るな。そやつの鉄槌と鎧には忌まわしき悪魔の力が――」
「――みなさん、あの鉄球と鎧はゲオルグのこびとまほうで強化されているそうです。どうか気をつけて!」
リヒトの厨二語をニーナが即座に通訳して、冒険者達に伝えた。
「凄い! ニーナにはリヒトが何言ってるかわかるんだね!」
「ていうか、普通に喋ればいいのに……」
アリス・ミーティア
と
新田 樹
がそれぞれの武器を手にしつつ前へ出る。
「まあ、だいだい14歳っつったらだいたいあんなもんだろ」
と、
レグルス・シェルタン
も曲刀イフラーンを構えながら前列に躍り出た。
そのやや後ろで、
旅鴉 月詠
は今回の作戦のために用意したアイテムをろっこんで封じたいくつかのメモを取り出している。
そして、そのさらに後ろで、
「……ところで、お二人さん。ちょいと俺に策があるんだが、耳を貸して貰えないかい?」
七峯 亨
は、こそりと二人のこびとにある提案を持ちかけた。
もちろん鉄球兵士も黙って見てはいなかった。
牢屋の壁ごと冒険者達をなぎ倒さんとする勢いで、彼らに炎の鉄球が襲い掛かる!
「もーやだ! その鉄球、熱すぎ!」
子供っぽく文句を言いながら、
アリス・ミーティア
は愛用の拳銃に魔水の力をまとわせた水の弾丸を鉄球兵士に向かって放った。
火には火を、ではなく、火には水をというわけである。
『!!!』
鉄球兵士は、アリスの動きを察知すると、にわかに鉄球を繋ぐ鎖を手繰り寄せ、その攻撃を回避して見せた。
「むっ! 意外と早いっ!?」
俊敏さには自信のあるアリスはその動きに対抗意識を燃やす。
「だったら、これならどうかな!」
翼をはためかせながら、アリスが水をまとった弾丸を鉄球――ではなく兵士の鎧と身体の隙間を狙って連射した。
『……?』
その意図が、鉄球兵士にはわからない。
特に気にせず鉄球の反撃がアリスを狙う!
「わっ!? ちょっ……せ、狭いんだから無茶しないでよ……熱っ……!?」
鉄球は回避して見せるものの、飛び散った火の粉がアリスにまとわりついてその肌を焦がそうとする。
それを見た
レグルス・シェルタン
が、今度は前へ打って出る。
「前へ出過ぎるな。交代だ!」
「う、うん!」
アリスが前列から退き、レグルスが魔水を纏った曲刀イフラーンを大きく振りかぶる。
激突。
「……ぐ!」
遠心力とこびとまほうの合さった鉄球の威力にレグルスの腕が悲鳴を上げる。一瞬、魔水の力で鉄球の火が弱くなるが、すぐにまた火は勢いを取り戻す。
(……やっぱり鉄球は厄介だな。だが、逆に言っちまえば、そいつを何とかしちまえばあとはこっちのものってな)
にやりと口の端を吊り上げつつ、レグルスは鉄球とブロックチェインの繋ぎ目にダメージを与え続ける。
その背中を追うように、鉄球兵士が一歩前へ出る――が、それには
新田 樹
が対応している。
「その鉄球、邪魔ね! 私がひっぺがしてあげる!」
雷神の腕輪を装備し、雷で鉄球兵士を攻撃する。
だが、鉄球兵士の鎧は鉄ではなく、まほうで強化されたブロックで出来ているらしい。
今一つダメージが通らない。出力を少しずつ上げても見るが、やはり効果はいまいちで焼石に水感は否めない。
『!』
鉄球兵士が今度は樹を狙う。
「……っ。確かに見た目より速いね! でも、私の方がもう少しだけ速い!」
すんでのところで避けきる樹の回避力は、彼女自身の身体能力もさることながら事前準備として食しておいたトマオレクッキーによるところが大きい。大広間で戦いを続けている兄と同様に、準備に抜かりがないところはさすが兄妹と言うべきだろうか。
そして、そんな樹の黒の瞳はすでに次の戦術を映し出している。
「雷は効かないか。それなら、これはどう?」
次の瞬間、樹は鉄球に意識を集中させて、ろっこん――《箱庭(リトルガーデン)》を発動させた。
《箱庭(リトルガーデン)》は、念じた対象を一定の範囲内に瞬間移動させるもの。
この力により、樹は鉄球兵の手から鉄球を全く別の場所に飛ばそうと思っていたのだが――
「え……?」
次の瞬間、樹は驚きに大きく目を見開いた。
鉄球を奪われ、武器を失ったはず鉄球兵の姿が忽然と目の前から消えたからだ。
「……嬢ちゃん、後ろだ!」
「……っ!?」
レグルスの声に、樹が背後を振り向く。そこには鉄球ごと瞬間移動させられた兵士が鉄球を投げてくる姿があった。
いくらトマオレクッキーの効果があっても、隙を突かれたこの攻撃を回避することはできない。
「……ここは、私と伝説の防具の出番のようだね」
と、そこで樹を庇うように月詠が緋色大鍋――の蓋を持って、鉄球の前に立ちはだかる。どこからともなく取り出したその鍋は、あらかじめろっこんで先程取り出したメモに封印していたものだった。
ガキン、と大きな音がして、盾代わりの蓋ごと月詠が吹き飛ばされる。
「……っ……やはり私は戦闘には向かないね……」
自嘲気味に笑うが、鍋のおかげで炎によるダメージはない。援護防御は成功だった。
「ありがとうございます。助かりました」
「気にすることはない。それよりこれも使ってさっさとあの面倒なのを倒そうじゃないか。もう囚人達に被害が及ぶ心配をする必要はなさそうだし」
礼を言う樹に微笑みを返し、月詠はちらりと牢屋に視線を流す。
「は、はい。そうですね……て、ええ!?」
「ちょ、リヒトとニーナとほかの女の子達が消えてるよ! あと亨も!」
樹とアリスが同時に驚きの声をあげる。
じつはこのときすでに、先の亨の策は見事に成功した後だったのであり、その見事な手際を後方にいた月詠はしっかりと見届けていたのだった。
「ははあ。さてはあいつ……やりやがったな」
唯一、何も見ていなくても亨が何をやったのかを理解できたのがレグルスだった。彼は、一度、彼がその力を使う様子を目の当たりにし、また実際に体験したこともある。
「……ふーん。よくわからないけれど、つまりこれで人質を気にせずに全力でぶっ放せるってことよね?」
『!?!?!?』
そのとき、にやりと口元に笑みを浮かべた樹の瞳には、いともたやすくえげつない行為を行いかねない残忍な光が満ち満ちていたという。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月08日
参加申し込みの期限
2017年12月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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