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【星幽塔】第十三階層 『おもちゃのおしろ』と「こびと」の少年
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【牢屋を目指して】
大広間にある程度の人員を残しておかなければ、牢屋に向かったとき、袋のねずみになってしまう可能性がある。
だからといって、牢屋には腕の立つ番人の存在もつきものだった。
そこで、様々な事情と要素を勘案した結果、牢屋に向かうメンバーは、
アリス・ミーティア
、
旅鴉 月詠
、
七峯 亨
、
新田 樹
、
レグルス・シェルタン
、そしてニーナ・アンデルセンの6人ということになった。
戦力は、全体のほぼ二分の一ということになるが、あちらにもゲオルグ戦の戦力を配置しておく必要があるために、これがもっとも適切なチーム配置だと考えられた。
「あ、そういえばさ。そもそも、リヒトはどうして捕まったのかな? ゲオルグが若い女の人が好きだっていうのは聞いたけど」
道すがら、ふと思い出したように言ったのはアリスだ。
「そういえばそうね。理由がわかれば、対策も考えられる。まあ、そのゲオルグって人にキツーイお灸を据えてやるのが一番早いんだけど」
と、可愛い顔をして、わりとえげつないことを言うのは樹。
そんな二人の言葉は確かにもっともであり、その答えを求めてニーナに視線が集まる。
「ああ、ええと、それは……」
自身に向けられる視線に、少し言いよどむ様子のニーナ。
何か言いにくいことなのだろうか、と思いきや。
「リヒトはその……ちょっと顔が女の子っぽいので……」
直後、彼女の口から返ってきたのは思いもよらない言葉だった。
というのも、リヒトという少年は、いわゆる厨二病だと聞いていたので、もっといかにも男の子っぽい少年を想像していたのだった。
「なるほどねぇ。それで女の子と間違えて攫われちまったってわけか」
と、苦笑したのは亨だった。
男の娘や、魔法少女(♂)がさして珍しくもない寝子島のもれいびである亨にとっては、そういう間違いが起こることに特に大きな疑問は抱かなかった。
塔の住人たるほしびと達にしてみても、リヒトが女の子と間違えられたということに、あまり驚いている様子はない。
「でも、リヒトってニーナと同じぐらいの年齢でゲオルグはおっさんなんでしょ? うわ、もしかして、ロリコン?」
辛辣な言葉を吐きながら、樹がもの凄く嫌そうな顔をする。
「まあ、ぶっちゃけゲオルグがどんな趣味をしていようと私はどうでもいいよ。未成年や、女性に無理やりいかがわしい行為をしようとしているならそれはいただけないけどね」
月詠は、芸術家らしいコメントを残しつつ、やはりところどころに簡単な落書きを書きつけていく。
そうしているうちに、一行は目的の牢へと近づいてきた。
「おっと、見えてきたぜ。ぱっと見て、四つ部屋があるが……」
と、レグルスが言うや否や、ニーナがはっとそのうちの一部屋に視線をやって、目を見開いた。
「……リヒト!」
止める間もなく、ニーナがそちらに向かって駆け出す。
どうやら、その部屋に、リヒトが捕らわれているようだった。
ニーナを一人で先行させるのは危険だ。
冒険者達は互いに頷き合うと同時に、すぐにその小さな背中を追う。
「リヒト、しっかりして、リヒト!?」
ニーナが牢屋の鉄格子を掴んで、中の薄闇に沈む少年の名前を呼ぶ。
「……む、ニーナか? どうしてお前がこんなところに……。そうか、ついに我が命の灯は潰え、約束の地へと続く走馬灯が――」
中で眠っていた少年が、目を覚ますやいなや、まったくわけのわからないことを言いだした。
なるほど、確かにその顔立ちは少女と見紛うほどに美しく、その言動はまごうかたなき厨二病である。
「……え、誰? 助けが来たの?」
「っていうか、この声はニーナ?」
そのときゲオルグに捕らわれていた女性達が、助けが来たことに気づき、鉄格子ごしに冒険者達の様子を覗き込んでくる。
幸い、彼女達に大きな怪我や病気をしている様子は見られない。
「みなさん。安心してください。私達が必ず助け出してあげますからね」
樹が、人好きのする笑顔で女性達を安心させつつ、牢の開錠を試みる。
が、やはり開かない。
鍵がかかっているのは当然として、何か特殊な魔法がかかっているらしく、力ずくやピッキングで開けることも難しそうだ。
と、そのとき、牢屋の通路の奥の闇から揺らめく赤い何かが飛んでくる!
「樹! なんか火の玉が来るよっ!」
と、アリスが叫べば、
「!?」
樹がハッとそちらを振り向き、咄嗟の回避行動を取る。
ガシャン、と避けた樹の後ろの格子にぶつかって音を立てれば、赤い火が牢内に飛び散り、とらわれの女性達が悲鳴を上げる。
樹を襲ったのは、おそらくこびとまほうによる火をまとったおもちゃの鉄球――そして、その鉄球を自在に操るおもちゃの兵隊(鉄球)だった。
「へぇ。なんか強そうなのが出てきたね。いいね、ワクワクする」
ものものしいオーラをまとう中ボスの出現に、恐れるどころかむしろ楽しそうに微笑み、樹は目の前の敵に心の照準を合わせた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月08日
参加申し込みの期限
2017年12月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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