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■拳術と柔術
張りつめた空気の中、ゴングが鳴り響く。
(ケンカの秘訣は先手必勝だぜ!)
源三が修に飛びかかる。
(見た目以上に……早い……ッッ!)
大柄で筋肉質な源三の姿からは想像できない程の敏捷な動き。
修が動きを観察する余裕もなく、目の前に迫る源三の姿。
「おらぁぁぁっっ!!!!!」
まるで熊のように両腕を上げたかと思うと、その両の手を組み、修の脳天に向けて振り下ろした。
「くっ……!!」
すぐさま修は後ろへと身体を引く。が、それこそが狙いだったかのように源三の瞳が輝きを増した。
「しゃあああっっ!!!」
続けざまに修の胴を目掛け、全力で足を回転させる源三。リーチが長く、また体重を乗せたその回し蹴りは見事に修を捕えた。
「が…ッ!!」
吹き飛ぶ修の身体が屋上のフェンスへ当たり、派手な音を響かせた。観客から悲鳴が上がる。
「……なかなか、やるな」
続けざまにフェンスごと殴りにかかってきた源三に対し、修は身体をずらし避ける。源三の拳は鉄でできたフェンスへと当たり、大きなへこみが出来る程。
「……ふん」
フェンスを殴った衝撃をものともせず、源三は続けざまに膝蹴りを繰り出す。
(使える物は利用しないと、だな)
源三の拳によりへこんだフェンス、そこを足場とし、修は軽やかに飛び上った。そして源三の背後へと着地する。
「お返しだよ!」
振り返った源三の鳩尾目掛けて、修が回転を利用したコークスクリューを放った。
「ぐぐッッ!!」
修の拳は源三の身体の中心を捕え。
源三の固い腹にめり込む修の拳に、一瞬源三の意識が遠のきそうになる。
(こいつ……身体のツボを心得てやがる……)
細身の修から繰り出された拳の重みに驚愕する。そして修の拳は手を休めることなく源三を狙い撃つ。
「らぁッ!」
修の拳を腕で薙ぎ払い、お返しとばかりに今度は源三が重たいパンチを打つ。
(見える……が)
神経を研ぎ澄まし、修は源三の攻撃を避け、その隙間を縫って源三へと反していく。
修の拳はいくらか源三に当たり、ダメージを与えて行くものの
(打たれるたびに、速度が早く……!?)
攻撃する程に体力を奪われてきた修とは裏腹に、源三の動きはスピードを増していくようだった。
(どういうことだっ)
叩き続けてくる源三の表情には、先程とは打って変わって笑みさえ見えている始末。
これが源三のろっこん『DIEハード』による回復だとは修も夢にも思わない。
己のスタミナばかりが落ちていくの状況に、嫌な汗が滲むのがわかる。
「拳のスピードが落ちてきたじゃねぇか……らぁっっっ!!」
源三が咆哮と共に修のパンチを腕で受け止めた。その瞬間、修は掌を返し、逆に源三の腕を掴んだ。
(このまま反動を利用して…っっ!)
投げ技に持っていこうと試みる、が。
両足を大きく開き、どっしりと構える源三はビクともしなかった。
「でぇいっっ!!」
修の動きが止まったのを確認し、源三は修の身体を抑え込んだ。
「ぐッ…」
座り込む形となった修を背後から、二の腕で喉を圧迫するように抑える源三。
修は身体中で抵抗を試みるが、源三の腕の力は凄まじい。
「降参していいんだぜ」
源三が不敵に笑う。
(この力は、使いたくなかったが……)
体内の酸素が減っていくのを感じながら、修は一点に視線を向け、精神を集中する。
(分……解!)
瞬間、周囲にどよめきが起こった。
へこんだフェンス部分が動き始めたのだ。
「なっ、なんだ!?」
観客から驚きの声が上がれば、修のろっこん『分解』により、フェンスの一部が鉄片へと分解されていた。
(動……け……!!)
ろっこん進化能力により鉄片は宙を動く。
源三の気を引ければ良い、と修は思うが
(もう……意識が、集中できない……)
意識が途切れた瞬間。
「がぁっっ!!」
鉄片が、源三の背中に落下した。その衝撃により源三の力は弱まり、修は腕から解放された、が
(立て……な、い……)
身体に力が入らず、立つこともままならない修。
床に転がり、口を大きく開け、ハァハァと息を吸い込む。
酸素を長く遮断されていたためか意識はぼんやりとし、視界は歪んでいた。
それとは逆に、源三は力強く立ち……修を見下ろす。
その瞳は冷酷を感じられ。
「おらぁっ!!」
気合を込めた源三の拳が修に向かって振り下ろされた。
瞼をギュッと閉じ、歯を食いしばる修。だが
(……くっ……)
源三の拳は修の鼻先でピタリと止まっていた。その眼差しは先程とは変わり、修に降伏を促しているようで。
「……君の、勝ちのようだ」
修が呟けば。
「勝者、源三!」
胴元の声が響き、観客達の歓声が屋上を包む。
その歓声を聞きながら、修は身体の力を抜くのだった。
源三は無言で報酬を受け取り、人ごみを掻き分け屋上から校舎へと戻った。
人気のない教室に入り込んだ途端、源三は壁に身体を預け座り込む。
柔道着の前を開き見れば、胴にいくつもの修の拳の跡がしっかりと残っており。
「凄い漢だったぜ……」
心地よい疲労感と共に、源三は瞼を閉じるのった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月06日
参加申し込みの期限
2017年12月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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