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■表情なき闘い
一気に間合いを詰めてきたのは莉鳥。
表情を変えぬまま、サキリの懐に素早く入りこむ。
そして右腕をサキリの胸を目掛けて振り下ろす、がサキリはその腕の動きを予測し、両腕を交差し受け止めた。
(……女性の力とは思えない……)
見た目に反して重たい莉鳥のパンチにサキリの目が輝いた。
(……想像以上だ)
続けざまに莉鳥はサキリへと左右の拳を打ち付けてくる。サキリはガードを続けるものの、降り注ぐ拳の雨に腕の痺れを感じる程。
ガードを崩すまで拳を入れる心意気の莉鳥だったが、サキリのガードの固さに攻撃の手を休め、跳ね返るように莉鳥は半歩引いた。
サキリの余裕ある表情は変わらない。
莉鳥は無感情に下段蹴りを放てば、サキリは持ち前の身軽さで大きく飛び上り蹴りを避ける。
そして地に着いた瞬間、瞬間的に莉鳥との間合いを詰め回転蹴りを放った。
「……ッ!」
放たれた蹴りは莉鳥の肩を捉えた。
声を発してしまったものの、痛みを感じないかのように莉鳥は冷静な眼差しで体勢を整え、尚もサキリへと向かい、重たいパンチを繰り広げる。
左右へとステップを踏むように避けるサキリではあったが、素早いパンチを避けきれない。防御していても身体へ響く程だ。
「おいおい、挑戦者の兄ちゃん、受け止めてばっかじゃねぇか!」
観客のヤジが飛ぶ。
(……このまま喰らい続けるのは癪だね)
サキリは腰を落とし、莉鳥の拳を避け。そのままの体勢から大きく回転蹴りを繰り出した。
サキリのアクロバティックな動きに莉鳥の目が見開いた。そしてその蹴りを莉鳥は直撃し、彼女の身体が土へと着く。
(……やっぱり、今までの相手とは違うわね)
素早く受け身を取り、勢い良く飛び起きたものの、その瞬間を狙ってかサキリの蹴りは莉鳥の身体に容赦なく叩き込まれる。
今度は莉鳥が防戦する一方となった。
(……私の拳をあれだけ受けたのに、こんなに動ける人なんて久しぶり、ね)
サキリの鋭い蹴りが莉鳥の身体に衝撃を与えて行く。
「おいおい、莉鳥ちゃんヤバイんじゃない!? 手も足も出ないじゃん!」
莉鳥に賭けた観客たちの額に汗が滲む。
(短期決戦をしたかったものだけど……)
サキリの蹴りは革鞭のように、莉鳥の身体を的確に捕え。一蹴り一蹴りが風を切るように音を立てているようだった。
莉鳥も力を込め、サキリの蹴りを足で受け止め、払い。二人はお互いに後ろへと退き、呼吸を整えた。
先程の試合とは打って変わって、額から流れる汗が止まらない莉鳥。
サキリもまた、肩で息をつく。
そこで、莉鳥は先程から気になっていたことを問う。
「あなた、どうして拳を使わないの?」
「……椎井が勝ったら教えてあげるよ」
「……そう」
その反応など興味ないかのように、莉鳥は全力でサキリへと駆ける。
(早い……!)
サキリが身構えるよりも早く、莉鳥の身体がサキリへと潜り込んだ。
「行くわよ」
その言葉と同時に、莉鳥の両の掌がバチバチと激しい破裂音を響かせる。
「!?」
莉鳥のパンチがサキリの中心を捕えた。
「ぐっ……!!」
サキリの身体の中心を、莉鳥のろっこん『スタンハンド』により電流を纏ったパンチが右左右左とリズミカルに叩き込まれていく。
腕で防御しその手に電撃を喰らうよりも、サキリは身体で受け止めることを選んだ。
細身のサキリの身体に電流を纏った莉鳥のパンチが何度も何度も叩き込まれ、息をつく余裕などない。
「……くっっ!」
受けきれず、サキリはその身を後ろへと倒した。
追撃するように、更に莉鳥は倒れたサキリに腕を下ろす。が
「……てめぇ、俺を本気にさせるたぁいい度胸じゃねぇか」
莉鳥の拳を、サキリは受け止めた。サキリの赤い瞳が余裕をなくし、歪んだ色を見せている
「あれだけ直撃しても立っていられるなんて……」
上から拳を振り下ろすも、サキリは尚も掌で莉鳥の電流を押さえ続ける。
「悪ぃが、俺の番だぜ!!」
サキリが力を込めれば、莉鳥の拳は跳ねのけられた。その隙を付いてサキリは立ち上がり、彼女に向かって大きく腕を振るう。
(早い……!)
その一撃目を辛うじて莉鳥は防御するものの
「おらッ!!!」
強い衝撃が莉鳥の腰を捕えた。吹き飛ばないギリギリの力加減での蹴り、そして更にサキリの拳はリズミカルに莉鳥を攻撃する。
「教えてやるよ」
防戦しながら莉鳥はサキリを見つめる。
「俺が拳を使わねぇのは、指を痛めたら刃物の扱いに支障が出るからだッッ」
莉鳥の視線がサキリの拳に向けられた瞬間を見逃さず、サキリは大きく回し蹴りを叩き込んだ。
よろける莉鳥に、狂気的な笑みを孕んだ顔でサキリは更に大きく踵を上げ……最大の力とスピードを纏ったサキリの踵は莉鳥の身体を見事に捕え。莉鳥は地に崩れ落ちるのだった。
「勝者、サキリ!!」
胴元の声が響けば、観客の歓声がより一層大きくなる。
サキリの最後の踵落とし。あれはまるで刃物のような鋭さを見せたことからギロチンに見える程だった、と観客たちは口々に言うのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月06日
参加申し込みの期限
2017年12月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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