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<月華>悲しきアイに終止符を
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結:今、始まりの時。
帳はがくり、と膝をつく。祭壇は破壊され、雲が散った空には星空が輝く。からん、と音を立てて外れた仮面の下で、帳は泣いていた。
「……貴方たちって、変よね」
「?」
帳が小さく呟いた言葉に、
呉井 陽太
は聞こえなかったのか首を傾げる。
儀式陣と魔物、石人形が消えていく中、
サキリ・デイジーカッター
と
新田 亮
、
椿 美咲紀
も彼らの元に駆け寄った。その後からは
尾鎌 蛇那伊
と
仙藤 紫
も駆けつけている。
それだけではない。何人かの兵士が、帳の前に現れて声をかけている。彼らは皆、
骨削 瓢
によって集められた「親愛憐派」の人間なのだがそれを知る者はいない。当の本人はその様子を見、きしし、と高みの見物のようだ。
(吉と出れば、全くの逆効果で民間人を生贄にしだして呪皇降臨が早まる月華側の憎悪も深まり戦いは激化。凶と出れば、説得は成功、帳は浄化されて儀式も中断。晴れて大団円……ってトコかねぇ?)
瓢は誰に言うでもなく、仰ぎ見る白銀の光ににやり、と笑う。
「逆じゃないかって? ドロ沼の戦いは『見てる分には』愉しいものねぇ?」
「愛憐殿は、本当に龍となって世界を終わらせたいと思っているのか?」
優木 遥斗
が問いかけると、帳は静かに頷いた。
「あの方は世界を作り変えようとしているのかもしれません。本当に壊してしまうのかもしれません」
帳は静かに、記憶を探りつつ遥斗に答える。その後から
八神 修
が歩み寄る。
「貴方の苦しみも悲しみも、多分誰にも分からないんだろう。けれど、苦しみ続けた事は分かるよ」
彼もまたそっと帳の肩に触れ、「今まで良く頑張ったね」とやんわりとした言葉を放つ。
「俺達は、貴方たちを助けたいんだ。だから、本当の気持ちに向き合ってほしい。君と共にあった姫達のためにも、勇気を……」
「!」
帳はその言葉に大きく目を見開く。そんな彼女に、亮もまた言葉を重ねる。
「あんたの過去については、わかったよ。でも、あんたには、生前に楽しい思い出は無かったのか? 愛する家族は? 好きだった場所は? あんたの行動は、その全てを壊すほどの価値があるのか?」
亮の問いかけに、帳は何も答えられず俯く。亮はそんな帳につとめて穏やかに言葉を重ねる。
「あんたは一つの事に囚われ過ぎてるように思える。だからさ、もう一度月華世界で過ごして、本当にするべき事を考え直したらどうだ?」
世界を壊した後で後悔しても遅いんだぞ、と頷く亮に、帳は歯を食いしばる。だが、彼女は悲しげな顔で向き直った。
「本当は、私も……貴方たちを信じたい。でも、愛憐様以外の存在が、本当は怖いのよ……」
「そうだったのか。だから、虚勢を張っていたんだな」
祭壇を破壊した後、その場に残っていた
御剣 刀
だった。帳はさらに顔を俯いてしまったが、ややあって顔をゆっくりと上げた。
「すっかり空が綺麗なったわね……」
「あの空は、悲しすぎたから、笑い飛ばしてきたYO!」
そんな風に軽口を叩くのは
志波 武道
。彼は満身創痍なのを笑顔といつもの調子で隠し、
帳は苦笑する。
「これなら、もう大丈夫かもしれないね」
陽太の言葉に、その場にいる者たち全員が頷いた。
――今の彼女ならば、浄化できる、と。
「帳が、もう一度……心から笑えるように、そして、『巡り』に戻り生まれなおせるように……」
恵御納 夏朝
(の交換人格、夏夜)が祈りを紡ぎ、ろっこんを発動させる。それに合わせ、彼女が持つ月長石の武具が淡い光を放つ。
呉井 陽太
はそれをチャンスだと思い、盾を使って光の増幅を狙う。遥斗を初め幾人もの人が月長石の護符を使って祈る。
静かに儀式を受け入れる帳に、刀は僅かながら安堵を覚える。そうしながらも、静かに目を閉ざした。
(お前を傷つけたら、お前の中にいるその男とマジで同等になっていた、と俺は思う。それは、嫌だからな)
今は信じられなくていい。いつか信じてもらえるならば、と刀はそっと微笑んだ。
「帳ちゃん、大丈夫なのだ。みんな、ついているのだ」
「だから、安心してねぇ」
後木 真央
と
曖浜 瑠樹
もまた帳の手を握って側にいる。瑠樹は傍らのラピちゃんに和みつつもろっこんの進化能力で帳の心に働きかける。
ある者は護符を、またある者は月長石の武器を掲げ、光を集める。その中で、帳は漸く安堵した顔をみせ……その心地よさに身を任せていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月30日
参加申し込みの期限
2018年05月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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