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寝子島高校
【星幽塔】第一階層 星祭りの夜
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透 明
は、その名前の通り、大勢の中にいると存在感がなくなってしまう高校2年生だった。
一人で黙々と何かをするのが好きで、人見知りだが人嫌いではないと思う。
楽器の演奏はそんな明の性に合っていたので、よく練習した。
けれど今日のレッスンは普段の力が出せなかった。
先生にダメ出しされたレッスンの帰り道、沈んだ気持ちのままいつの間にか明はそこに来ていた。
見慣れない景色、見慣れない服装はファンタジー風。
誰が言っていたのだったか。星幽塔、という言葉が明の頭に浮かんだ。
「ここが噂に聞いてた場所か。って事は服も変わって……」
寝子島から来た者も、たいてい服装や装備がそれらしく変わっている。
そう聞いたのを思い出して、明は自身の姿を見た。
「……なんだこりゃ?」
ピンクの髪色に合わせたカラーのピエロのような格好。いや、これは……
某有名RPGの職業「遊び人」みたいだ。
「これが俺にふさわしい服装なのか……微妙だ」
戦闘系でないにしろ、吟遊詩人とか魔法使いとか、もっとクールで渋い職業はいくらでもあるではないか。
ため息をついていると。
「そこのピンクのお兄さん、一杯いかが?」
魔女のお姉さんに虹色の酒を勧められた。
「いらない」
明は、気が乗らなくて断って歩き出した。
が、歩いているうちに。
ジャーッ!
「な……なんだ!」
建物の屋上から大量の虹色の液体が降って来て、頭からずぶ濡れになってしまった。
「これ、酒か?」
アルコールの匂いに明は顔をしかめた。
誰かがふざけて酒樽を倒したのだろう。
(参ったな)
どうしたものかとあたりを見回すと『公衆浴場』の看板が目に入った。
迷わずそこへ直行する。
幸いシステムはこちらの銭湯と変わらないようだった。
背景には富士山の代わりに星幽塔の絵が描かれている。
だがさすが異世界、壁のタイルの色がみるみる変わって絵になったりグラデーションになったりして客を楽しませていた。
酒入りなのか湯船も虹色に輝く。
(綺麗だ)
でも、いまひとつ心が晴れない。
なぜ?
風呂から上がり服を手に取る。
裏返しのままのそれをよく見ると……
「リバーシブルだ! 裏は賢者の服装だ!」
明は、昔やったゲームを思い出した。
戦士や魔法使いと違って一見役に立たない「遊び人」は経験を積む事で、他の職業では転職不可能な「賢者」になれるのだ。
「ダメに見えて本当はすごいって事だよね? よし、俺だっていつかは……」
風呂上がり、湿った服で明は外に出た。
裏が賢者の服かどうかは見る人次第だろうが、先ほどの落ち込みは綺麗さっぱり洗い流されたようだ。
あるいはこれも虹色の酒の効果なのか。
夜空に次々と広がる花火を眺める明は、静かな自信に満ちていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月03日
参加申し込みの期限
2017年12月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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