【星幽塔】第一階層　星祭りの夜｜リアクション

【星幽塔】第一階層　星祭りの夜

「虹色のお酒は後で入手経路調べておこう」
　そうつぶやく月詠のところにも、ステッキが回ってきた。
「イメージがそのまま描けるのか。こんな花火もどうだろう」
　月詠は空中に小さな魔法陣を沢山描いていく。
　そのままステッキを突き出すと、小さな花火がパーッと沢山飛んでいった。
　よく見れば一つ一つが、美しい妖精や鳥や蝶の姿をしている。
「大きな魔法陣も描いてみよう」
　そこからは、ペガサス型の花火が翼を広げて空に駆け上がった。
「ステッキ集めればもっと大きな花火できそうだね」
　月詠の生み出す芸術に、人々は感嘆の声を漏らす。
　そろそろ帰ろうとしていた人も足を止め、飽きずに夜空を眺め続けた。　

　楽しい祭りも、終わりの時がやってくる。
「すっごく楽しかった！　お祭りの後の片付けまでが給仕のお仕事だからね」
　ご機嫌で帰ったステラを見送り、アリスは店に戻って片付けを頑張っている。

「星祭り、楽しかった……遠野さん、本当にありがとう！」
　夏朝はまほろに感謝を告げる。
（素敵なお祭りやイベント……また、一緒に楽しめたら嬉しいな！）
「私も……ありがとう」
（星幽塔だけじゃなくて寝子島でもいっぱい過ごせると嬉しいな……夏朝ちゃんは……大事なお友達だから）
　まほろもまた、そう思っていた。

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あとがき

担当マスター：天村花海
ファンレターはマスターページから！

ご参加ありがとうございました。
星祭り、楽しく書かせていただきました。
皆様の星幽塔での暮らしに彩りを添えられているといいのですが。

らっかみ！　タイムは５月ですが、明けましておめでとうございます。
昨年もお世話になりました。
今年も皆様と一緒にらっかみ世界を楽しんでいきたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

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