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【星幽塔】第一階層 星祭りの夜
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ほしびとの
クレメル・トロムリッツ
と
クラーラ・トロムリッツ
は、7歳くらいに見える双子の兄妹だ。
「星祭り……とっても楽しそうね……ねぇ、クレメル、一緒に行きましょう?」
プラチナブロンドのロングヘアで、無垢で無表情な妹のクラーラが言い。
「クラーラが言うなら……」
こちらはショートヘア、外見は同じく可愛らしくても、応える兄のクレメルは気が強くプライドが高い性格だった。
「お祭り、すごい………何があるかしら……?」
いつもと違う周りの景色に見とれるクラーラとは対照的に、クレメルは油断なく周囲を見張っていた。
「祭りでいつもより人が多いね。クラーラ、はぐれないように気をつけるんだよ」
「ええ、気をつけるわ。クレメルとはぐれたら、大変だもの。あっ」
クラーラは、魔女が振っているステッキを見つけた。
「あれは……ステッキ? 振るとどうなるのかしら……?」
「ステッキ?」
クレメルがそちらを見ると、魔女のお姉さんがにこやかにステッキを渡してくれた。
「魔法の杖よ。振ってみて」
クラーラが試しにひと振りすると。
ぱーん。
星の形の花火が打ち上がった。
「わぁ……凄いわ」
「なるほど。これは綺麗だね」
花火から目を落としたクラーラは、クレメルにステッキを渡す。
「クレメルも、やってみて……とっても綺麗よ」
「うん?僕は別に………いや。わかった、やるよ」
クラーラの頼みに弱いクレメルである。
ぱーん。
今度はもっと高く、星型の花火が打ちあがった。
しばらく動いている花火を見た後。
「満足したかい? じゃあどこか別の店にも……」
「………いない」
クレメルが地上に視線を戻した時、クラーラの姿はなかった。
(……何か、食べ物をもらってこようかしら。いつもクレメルにやってもらってばかり、だものね)
そう思って歩き出していたクラーラだが人波についていっているうちに。
「あれ……ここはどこかしら?」
迷子になってしまった。
「どうぞ」
のどが渇いたところに、虹色のお酒を配られたクラーラ。
(これは……ジュースかしら?)
ぽわわん。
飲んだクラーラの体が、一瞬のうちにナイスバディな大人の女性に成長した。
「あれ……? みんな、小さくなった……ううん……わたしが大きくなった……?」
そこへ、酔っ払いの男二人が通りかかった。
「お姉ちゃん、俺たちと一緒に遊ぼうぜ!」
「祭りの夜だ、パーッとはじけちまおうぜ! ほら、うまいもんでも一緒に食おう♪」
「あなた、誰……? 遊ぶ……? 何をして……?」
無垢で優しいクラーラは、人を傷つけることを恐れ、あまり人前で喋らない。
酒臭い息に戸惑うクラーラに、男たちは持ってきた食べ物や飲み物を渡し、逃がすまいと絡む。
「俺たちゃ通りすがりの魔法使いさ。いい夢見させてやんよ」
「お姉ちゃんも気持ちいいことしたいだろ?」
「それなら、クレメルも一緒に……あら、クレメル、どこ……?」
クラーラはようやく、クレメルとはぐれたことに気づく。
「彼氏に置いてかれたの? そんなの放っといて遊ぼうよ」
男が、クラーラの肩に手をかけた。
クレメルはクラーラを探し回っていた。
「あそこ、随分と騒がしいな。中心にいる女性は……」
大人の女性に見えたが、プラチナブロンドの髪とピンクと水色の瞳は。
(クラーラか……? 何故大人に……いや、それよりあの男、薄汚い手でクラーラに触れて……これだから人間は……!)
すぐにも助けに行きたいところだが、体格差を考えるとこのままでは無茶だ。
まず周囲を見回し、虹色の酒が配られているのを見つけた。
「大人になったのはこの出回っている酒が原因か。クラーラが飲んだ酒はこれかい? いただこう」
虹色の酒を煽ると、一瞬でクレメルの姿が変わった。
「美味い店を知ってるんだよ。さあ行こう」
男に肩に触れられて、クラーラが途方に暮れたとき。
不意に男の手が払い落とされた。
「僕のクラーラに触らないで貰えるかい?」
23歳くらいの背の高い美青年が、男を氷のような目で見下ろしていた。
「……クレメル……?」
一瞬戸惑った後、クラーラが安堵の声を漏らした。
ひるんだ男たちは引き下がる。
「二度と僕達の視界に入るな」
クラーラの無事を確認したクレメルは、ほっと息をつく。
「駄目じゃないかクラーラ、勝手にどこかへ行って……」
「ごめんなさい……クレメルのために、何か貰ってこようと思ったの。結局、迷惑かけちゃった……」
しょげた様子でそう言われると、クレメルはそれ以上責める気にはなれない。
「その両手の食べ物と飲み物は……」
「さっきの人たちに貰ったの」
「そうか……」
食べ物と飲み物の匂いを軽く嗅ぎ、見た目も怪しいところはないのを確かめてからクレメルは言う。
「一緒に食べようか」
「……ええ、そうしましょう」
笑顔になったクラーラに、クレメルは言った。
「そうだ、言い忘れてたね。綺麗だよクラーラ」
クラーラはクレメルを見つめて、視線を空に上げた。
「ふふ、ありがとう。クレメルもとっても素敵よ、この夜空にも負けないくらいに」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月03日
参加申し込みの期限
2017年12月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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