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◆第十一節 憎悪の果てに
「来ましたね」
窓から差す夕暮れを浴びながら、女騎士は玉座から立った。女騎士は手を挙げ、四方から死臭纏う狼を呼び出す。
「私を守りなさい!」
戦いの中、死して尚その自由を侵される彼らを見て……骸は呟いた。狼は薙刀に、拳に、声にならない声を上げて斃れ伏す。
「なるほどな。なんとなく俺が現界した理由を悟ったぜ」
「なりそこないのはぐれ神霊が、なんです?」
女騎士は眉を顰め、骸に剣を突き付ける。迫るそれにも骸は動じず、言った。
「“死を想えよ”」
女騎士が困惑の表情で骸を見る。
「死――それは必ず訪れる終わりだ。そして終わりとは、決して冒涜されていいモンじゃあない」
続いた言葉に、女騎士は歯ぎしりしてその剣を振りあげた。その一撃を、骸はひらりと避ける。
「死後の安寧を冒してやるな。生者から祈られる冥福に、ケチをつけるんじゃねぇよ」
「何を偉そうに……! 蛇那伊!」
女騎士の声に、玉座の後ろから蛇那伊が現れた。
「承った」
骸と対峙した蛇那伊は、その手刀を骸に叩き込む。その一撃を受けた骸は、膝をついた。蛇那伊の足が骸の背を踏む。
「俺もここまでか……?」
「大丈夫、貴方だけじゃないわ。……これで終わりよ!!」
女騎士が剣を高く掲げ、詠唱を始める。しかし、それは何者かの一撃によって中断された。投げ込まれ地に刺さる槍を、疾風の如く抜き取ったその神霊は――蒼だった。
「何……?」
「ふっふ、無事で何よりですねー」
「皆、大丈夫!?」
蒼は彼女に集まった視線に答えつつ、槍を振り回す。
「びっくりしてるわね。はぐれた後、修くんたちについていったのよ。今彼らは別の場所で戦ってるわ」
「もう一人は!?」
「真紀くんは……ちょっとね」
蒼は気まずそうに視線を逸らした。
「彼の犠牲を無駄にしてはいけない、ですよね」
「そう! 確実に倒すわよ!」
五月の言葉に気を取り直して、蒼は女騎士の操る死体を次々と倒していく。
「どうして……」
劣勢に立たされた女騎士の口から、虚ろな呟きが零れる。
「どうして、どうして、どうして、どうして――」
答えることのない疑問が反響した。
「なんで邪魔するの!?」
頭を掻きむしりながら、彼女は激昂する。
「私はただ――世界なんて、人間なんて――消えてしまえばって思っただけよ!」
そして、縋るような目で場の神霊を見た。
「何が悪いの、どうせこのまま続いたって碌でもないわよ! だから……いいじゃない!」
「たしかに、世界には良くないこともたくさんありますが――そう悪いものでもないですよ」
女騎士の剣を、薙刀が受け止める。
「少なくとも、ここで消えていいものではありません」
「その通りだ」
心臓を、蒼き拳が抉った。女騎士は血反吐を吐き、床に転がる。
「な、なんなの……? ……ねえ、蛇那伊……助けてよ……」
「女騎士よ、お前はよくやってくれた」
蛇那伊に伸ばした手は空を切る。
「ええ! だから……」
「だがここまでのようだな」
彼女を見捨ててどこかに行く蛇那伊の背を、女騎士は絶望の眼で見つめていた。
「なん、で――」
「待って!」
こと切れるその前、蒼が女騎士の手を取る。
「離しなさい!」
「ううん、言いたいことがあるから! 貴女の恋人は本心から裏切ったわけじゃないのよ! 貴女の恋人は……」
そして蒼の口から告げられる真実。恋人は国から裏切るよう仕向けられたという、その言葉。それを聞いて、女騎士は微笑んだ。
「そう……だったのね……」
「これでよかったんだろうか……?」
「……まだ終わりじゃない」
「あの暗殺者……いったい何なんだ?」
蛇那伊。謎に包まれた暗殺者は、その身体の中から黄金の杯を取り出した。
「俺の闘争心を満足させる者がやっと現れたか……」
すると、その杯から光が放たれ蛇那伊の身体が人のそれから巨大な――無数の目のようなナニカがぶつぶつと生えた柱状のものとなる。
「あの女騎士を倒すほどの強者ならば、俺も全てを出し切って戦おうぞ」
「うっ……」
「何、あの怪物……」
グロテスクな外見にカノンと優が顔を顰める中、楓子はテンション高く口を開いた。
「楓子は見たことがある……アレだな!」
「アレ?」
「魔神だ!」
楓子の解説の中、柱は蠢く。
「よく見りゃぴくぴく動いてねぇか」
「魔神っていうけど、あれは……肉の……柱じゃないか?」
「うえっ、気持ち悪……」
優の身体に悪寒が走った。突如、窓から猫の鳴き声が響く。
「ここにあったのか……!!」
「猫氏、知っているのか?」
「あの柱が持っている黄金の杯――それを奪い返せ! それでお前らも帰れる!」
その言葉に、ネルガルと骸が拳を握る。
「……シンプルな要求だ」
「もうひと頑張りすっか!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月30日
参加申し込みの期限
2017年12月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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