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『ねこねこ団』参上!
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■自転車置き場にて 2
——それと同じ頃。
「ふう、間に合ったー」
金髪の少女・町田 里奈が自転車置き場に到着した。
幼い顔つきに似合わない付け爪や厚化粧をしていて、ちょっとケバい少女だった。
里奈もまた、打倒ねこねこ団という確たる目的を持ってここに来た。
さて、捜査開始! と思ったら、ポケットで携帯が震えている。
『もしもし?』
『俺だけど、もう着いたのか?』
電話の相手は兄——
新田 亮
だった。
『うん。今自転車置き場にいるよ』
『そうか。くれぐれもバレるなよ。中学生が高校に紛れ込んでるってバレたら面倒だ』
『変装してるから大丈夫よ』
そう、町田里奈とは仮初めの名で、風貌も仮の姿である。金髪は洗えば落ちるヘアスプレーだ。
彼女の本当の名は
新田 樹
。亮の妹で、中学二年の13歳。歳相応の幼顔に黒髪ポニーテールの少女だ。
『それで、どうして電話してきたの?』
『ああ、そうだった。ちょっと自転車を見てくれるか? もしかして、サドルが抜かれてたりしないかと思ってな』
『サドル?』
里奈(=樹)が雑然と並べられた自転車を見遣ると——
『抜かれてるね』
見たままの状態を亮に伝えた。
『マジか!』
『サドルがブロッコリーになってるよ』
『はあ?』
そう。樹が見た光景は——そこにあった自転車の多くが、サドルをブロッコリーに挿げ替えられているというものだった。
説明している自分もアホらしいなと樹は思うが、電話の向こうの亮は動揺しているようだった。
『……と、とにかく! 体育倉庫に大量にサドルがあったんだ。たぶんそっちのだから、直してやってくれないか』
『……なんで私が?』
『俺はちょっとこれから体育館に行かないといけないから。じゃ、頼んだぞ』
そう言って、亮は電話を切ってしまった。
「もう、なんなのよ!」
樹は身勝手な兄に憤慨し、電話をポケットに戻した。
——「おい! 何してるんだ! あっ、待て!」
突然、怒声が聞こえた。見ると、一人の男が遠くを見ながら地団駄を踏んでいる。
樹はそのひょろりとした長身の男に駆け寄った。
「どうしたの?」
男は、顔色が少し悪く、全体的に不健康そうに見えた。骨ばった指で体育館の方を示し、
「イタズラしていた男があっちに逃げたんだ! おそらくねこねこ団だろう……!」
と言った。かなり憤慨しているらしく、鼻息が荒い。
(来たー! ねこねこ団情報!?)
樹のテンションが一気に上がる。
「イタズラって、このブロッコリー?」
男は頷く。
「そうだ。おのれ、ねこねこ団……許せん……!」
「その男をつかまえたらどうするつもりなの?」
「それはもう、とことん反省してもらう!」
……うーん。
樹は思考する。
この人、ちょっと興奮しすぎかな? もし、この人が逃げた犯人を捕まえた場合、実行犯だけを懲らしめるという発想になってしまいそう。
でも、それじゃダメなんだよね。ねこねこ団を潰したければ、構成員などについてより多くの情報を引き出してから一気に潰さないといけない。
この人をねこねこ団捜索に行かせてはダメだ。
——うん、やっちゃうか。
「じゃあ、俺は行くぞ!」
男が走りだそうとした瞬間、樹は作戦を実行した。
バッグから小型の消火器を取り出した。
そして、迷わずピンを引き抜き、ホースを男の足元に向け、レバーを握る。
シュワーーーー! という音とともに、もうもうと白煙が立ち上った。
「うおっ——?」
突然の事態に男が足を止める。目の前が真っ白で、前後不覚に陥ったため、男はその場に立ち尽くした。
「————」
しばらくすると、視界が晴れていく。白煙が完全に去ったのを確認すると、男の前にはもう樹の姿はなかった。
「……なんだってんだ?」
と、足元になにやらメモが置かれていることに気づいた。
拾い、読むと——こんなことが書かれていた。
「手荒な真似してごめんね。私も本当は『ねこねこ団』否定派だけど、肯定派のふりをして取り入って情報を集めようと思ってるの。だから、ちょっと待ってて!」
それを読んだ男は、ニヤリと笑った。
「……なるほど。こういうやり方もあるのか。否定派の振りをしていて良かった」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
リルカ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月22日
参加申し込みの期限
2017年11月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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