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『ねこねこ団』参上!
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■自転車置き場にて 3
——なにやら一悶着あったみたい。
三宅 葉月
は、少し向こうで白煙が立ち上るのを見た。
それに、ちらほらいたはずの人たちが移動を始めている。
あっちはたしか——体育館だ。
「みんな体育館に向かってるみたいだけど」
葉月が周囲の異変を
旅鴉 月詠
に伝えるが、月詠はまったく意に介さない。ねこねこ団なんかよりも、今、この絵を完成させることの方が重要だと無言の主張をしていた。
——それから数分して。
「完成」
と、月詠が呟いた。
葉月は絵をもう一度見る——ベレー帽をかぶり画伯のような出で立ちの猫が、下手な猫の絵を描いている絵。
(やっぱり、すごい……)
月詠の絵は、実力的にも、コンセプト的にも、ねこねこ団の絵を完全に食っていた。
まるではじめからその姿であったかのように、ひとつの作品として成立していた。
月詠はその傑作をカメラで撮影した。
そして、
「よし。消す」
と言って、バッグから液剤の入ったボトルを取り出した。
すべて予定通り。『ねこねこ団の絵を撮影し、その上から絵を描き足し、また撮影し、すぐに消す』という計画を、月詠は完遂しようとしていた。
「——待って」
突き動かされたように葉月が止めに入る。しかし月詠は首を振った。
「トートロジー」
「……?」
「落書きとは何か? ……落書きは落書きだ。これがトートロジー。落書きは消すのが筋ってものだろう」
「…………」
……違う。私が消すのを止めたのは、あなたの絵が消えてしまうのをもったいなく思ったからじゃないわ。
私は鑑賞者じゃない。素晴らしい絵があったとして、それに拍手を送るだけの存在じゃないの。
そんな態度は、私にとって『死』を意味する。
なぜなら私は——表現者だから。
「表現者は、表現することそれ自体がすでに生命活動に等しいの」
葉月は腹の底で煮えたぎっていた感情を吐露した。
そして、足元に転がっていたスプレー缶を手に取り、月詠が描いた絵に、さらに絵を描き足し始めた。
「……!」
表現者と表現者の、魂の共鳴とでも呼ぶべきか——月詠は背筋にぞくりと走るものを感じた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
リルカ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月22日
参加申し込みの期限
2017年11月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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