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きづいたら、あかちゃん
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「あぅ?」(あん?)
不思議に思って見返していると、コトコはわしゃわしゃと赤ちゃん勘三郎のあたまをなでなで。
「あかたん、ぽぽんたぐみれすか? ふちゃばぐみれすか? とーがつれてっちぇあげりゅでしゅ。おねーしゃんらから!」
コトコが胸をぽん、と叩いてにっこり笑顔。
だが、コトコは3歳児である。うまく生後8ヵ月ぐらいの赤ちゃんを抱っこすることはできない。
脇の下から手を入れてどうにか抱え、引きずられる勘三郎は、思わず「ふええぇ」と泣いた。
(無理だーっ!! おーい! 誰かー! つか新田か八神かいねーのかーっ!)
とりあえず見かけた寝子高の知人の名前を心の中で念じたところ、ぱたぱたと足音が。綾花と、彼女から話を聞いた
八神 修
である。
「テオ……見事におんぶされてるな。もう1人は……もしかして赤ちゃんになった体験者か?」
状況を把握してきた修の言葉に、綾花が頷く。彼女はおんぶされているテオが妙に疲れている様子を見、心から「お疲れ様です」と呟いた。
「テオ、大丈夫?」
「大丈夫じゃねぇよ、すっごく疲れたよ……」
綾花の問いかけに、テオがぐったりと答える。
修は今にも泣き出しそうな勘三郎を抱きかかえようとすると、コトコが「あーっ!」と声をあげる。
「赤ちゃん、連れて行くよ。そろそろご飯の時間だからね」
「とー、おにぇーしゃんすゆのぉ~! とーがー、とーがぁ!」
ぶわっ、と両目に涙を浮かばせ、勘三郎を抱きしめるコトコ。修はしゃがみ込み、そっとコトコの頭をなでながら優しく言った。
「お姉さんしたいんだよね。うん、気持ちはわかるよ。でもね、コトコちゃんもご飯の時間だよ。ほら、先生が呼んでる」
「えう?」
コトコの涙を拭いつつ、修が言う。そのとおりで3歳児クラスの先生が外で遊んでいるお友達に声をかけていた。
「ご飯を一杯食べて、大きくなって、お姉さんしようね」
「……うん。とー、ごひゃんいっぱいたべちぇ、おっききゅなるー」
コトコは鼻をすすりながら頷き、勘三郎を修に手渡した。勘三郎は「あうぅ」と安堵の息を吐き修にだっこされる。その間にテオは抱っこひもから解放された。修と綾花は僅かにできた隙を見てアイコンタクト。
(俺はこの子を連れて行く。テオを)
(ええ、任せてくださいね)
頷き合うと、修は勘三郎を抱えなおしてからコトコを三歳児クラス担当の先生へと連れて行く。綾花はテオを赤ちゃんのように抱えながらその場を離れた。
*:*:*
「ふぅ……、えらい目にあったぜ。毛並みがめちゃくちゃだ……」
「おつかれさま、です」
テオがぐったりとした様子で言うと、綾花が苦笑する。彼女は保育園の裏手でテオを解放すると、彼は「やれやれ」とため息をついた。
「あー、なんか神魂の所為で赤ん坊になってる連中がいるだろ? そいつらがいつ戻るかは解らねぇが、自然と落ち着くまで待ってろ」
テオはそれだけ言うとふらふらしながらその場を離れていく。
(だ、大丈夫でしょうか……)
綾花は心配になりながらその背中を見送った。
その頃、すべてのクラスでお昼ご飯の時間になっていた。0歳児クラスでは離乳食を食べる赤ちゃん達の姿が。
「あーう」
「うん、上手だね」
勘三郎はとりあえず精神的なあれこれが空腹に負けたらしく、1歳児クラスの方から移動してきた
遠野 まほろ
にお世話されていた。綾花がテオを逃がしている間、加勢して欲しい、と修に頼まれたのである。
「うきゃー!」
「綺麗にしましょうね」
ののこは口の周り一杯についたスープを紫に拭ってもらっている。スグリは先生に教えてもらいながら、赤ちゃんに合わせた量のミルクを準備していく。
(1人1人違うんだなぁ……)
何故か記録が出来ている変身者分に疑問を持ちつつも、スグリはちらり、と赤ちゃん達の様子を確認。さすがに食べている途中で遊びだす子もいて、0歳児クラスはとても賑やかだ。
そんな中、樹は……不機嫌だった。
「だぁっ!」(兄さん!)
おもいっきり不機嫌な声で亮を呼ぶが、亮は他の赤ちゃんに気を取られている。
(樹は理性があるはずだよな……)
遊んでいるときの様子を見、妹であるとはっきり確認した亮は、ちょうど奈津樹のお世話をしていた。だいぶ慣れたのだろうか、奈津樹は落ち着いた様子でごはんを食べていた。
「うにゅ……」(上手く食べられない)
「うん、上手だぞー。樹、もうちょっと待ってくれ」
亮は奈津樹を誉めつつも、樹に(理性がある事を信じて)頼む。だが、樹は食べるのに苦労しており……、目をキラーンと光らせた。
「むふーっ」(わざと大きな声を上げて他の赤ちゃんを泣かしちゃおう!)
思いついたら即行動。樹は思いっきり「うーっ!」と声をあげた。もちろん亮はすかさず注意しようとしたが……樹の声にびっくりしたのか、奈津樹はぽろり、とスプーンを落し……目に大粒の涙を溜めていた。
「!? 大丈夫だ! 大丈夫、大丈夫」
「ふぇっ、ふぇ……ふえーん!!」
それでも耐え切れなかった奈津樹、ついに泣き出す。それに釣られて他の赤ちゃんたちも泣き出してしまった!! それにつづいてののこも泣き出し、釣られてその場に居る赤ちゃん達が泣き出したのである。
「どうしたのかな~? ほら、ご飯だよ~」
「とりあえず、落ち着かせないと……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月18日
参加申し込みの期限
2017年11月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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