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* * *
澪乃 湊弥
は
古苗木 美姫
と共に大学の課外授業もかねて体験会に参加していた。彼は元気一杯の子供達を見、ちょっとだけ苦笑する。
(みんな好き勝手してわやくちゃだ。さすが子供……)
賑やかな光景の中、妹が幼かった頃の事を思い出しつつ相手をしつつも「これでいいんだべか……」と内心で首をかしげたり。
「先輩、子供の扱いが上手ですねっ」
美姫の言葉に、湊弥は「そう?」と首を僅かにかしげる。と、美姫は「そうですよ」と笑顔で言った。
「ほら、
この間の子
も喜んでいましたし。きっと、いいお父さんになりますよ」
「そうなら、いいんだが……」
慌てて「独り言ですっ」と言う美姫に湊弥は少し照れたような笑みになっていた。少しの間2人の間に暖かくも気恥ずかしい空気が流れるが、すぐにこども達の無邪気な声で我に帰る。
「それにしても、みんな可愛いですね。天使みたい」
「だけど、むちゃくちゃ元気一杯だな。どこにそんな元気が詰まっているんだろうな」
と、子供達の相手をしつつそんな事を言っていると、美姫の後ろに、ちょっと大きめな子が勢い良く抱きついてきた。少しバランスを崩した美姫は、その拍子に眼鏡を落してしまった。
(あっ……! 古苗木さんの眼鏡がっ!)
湊弥は自然と美姫の眼鏡に手を伸ばしていた。が、そこで意識がふっ、と途絶えた。
(にゃんこや植物のお世話は得意ですけど、ちっちゃい子のお世話はやった事がありませんでした。でも、いずれは必要になってくる事ですから!)
これはいいチャンスだ、と参加していた
椿 美咲紀
は、
遠野 まほろ
や
八神 修
と共に1歳ぐらいの子供たちを相手に奮闘していた。
その最中、美咲紀は不意に泣きそうな声が聞こえたような気がして振り返った。その方向には、咲耶がいた6歳児クラスを含め比較的大きめの子供達がいる教室がある。
「? なんか6歳児クラスの方からちっちゃい子の声がしたような気がするのです」
「え? 1歳児クラスのおともだちは今日来ている子たちは大体いるみたいだが」
体験と言えども手を抜けない、と園児の顔と名前などを暗記して挑んでいた修が、だっこしていた男の子をゆっくり下ろしながら答える。因みに修は子供を抱えてくるり、と程よい速度で回る『大車輪』で子供達の相手をしていた。
「念のために、誰か確認に行ったほうがいいのかな……?」
子供達とぬいぐるみで遊んでいたまほろが不安げに首をかしげていると、奏が通りがかった。彼女はそれとなくクラスメイトのまほろを呼び止める。
「まほろちゃん、うちの弟見なかった? ちょっと気になる事があるんよ」
「ううん。見てないよ」
まほろは首を振る。確か最初の説明の際奏の側に愛らしい女の子がいたような気がした。もしかして、その子が弟なのだろうか? とまほろは内心で首をかしげる。
まほろは修と美咲紀にも問いかけるが、2人も見ていなかった。
「悪い、嬉野。力になれなくて……」
「いや、気にせんでええよ。うーん、とりあえず6歳児クラス見てくるわ」
奏はそう行って奥の方へ。3人はどうしたんだろう、と思いながらも子供達の相手をつづける事にした。
美咲紀は、まほろ同様ぬいぐるみでこども達の相手をしていた。にこにこ笑顔で接すれば、こどもたちも笑顔で迎えてくれる。その可愛さに美咲紀の表情は終始優しいものに。
(ちみっこ達がとっても可愛いのです~)
とこんな具合に。
生きているようにちょこちょこ動かすと、子供達も真似をする。そして、ちょっとしたごっこ遊びになって、夢中になっていく。
その輪に入りながら、まほろはふと修の方を見る。と、男の子たちから『大車輪』を強請られ、奮闘する姿が目に入った。
(赤ちゃんやちっちゃい子って可愛い。……けどみんなパワーが凄いなぁ!)
自分は機敏な方ではないから……とちょっと押され気味だったまほろ。そんな彼女も美咲紀といっしょに縫ぐるみで子供達に触れ合っているうちに、あまり気にしなくなっていた。
と、その時。まほろのエプロンを引っ張る男の子がいた。その男の子はおずおずと言った具合にまほろを見上げる。
「縫ぐるみで遊ぶ?」
「……! うんっ! ぼく、わんちゃんがいい!」
まほろの声に頷き、男の子は愛らしい犬の縫ぐるみを手にする。美咲紀もまほろも、他の園児達同様笑顔でその男の子を迎え入れる。すると、別の女の子が
「ぬいぐるみでおままごとしたーい!」
「それはそれで楽しそうなのです!」
美咲紀が猫の縫ぐるみでぽん、と手を打つ仕草。まほろも笑顔で頷いた。
「じゃあ、どんな役をやる?」
自然と子供達に聞くまほろに、子供達は次々にやりたい役を言っていくのだった。
「ふぅ……。体力勝負だな、本当に」
修は何度目かの『大車輪』を終え、額の汗を拭う。彼の周りでは特に元気のいい子たちが集まって『大車輪』をおねだりしていた。
「ぼく、もっかいしてほしい!」
「つぎはおれーっ!」
「はいはい、皆順番ずつな?」
修が子供達を嗜めていると、先ほどまでここで子供達を相手していた青年の姿がない事に気がついた。
(あれ? 確か大学生がもう1人いたような気がするんだが……。女性の方はあっちにいるが……)
修が辺りを見渡したその中に、確かに大学生である湊弥はいた。だが、彼もまた赤ちゃんに変身していたのだった。
美姫は、床に落した眼鏡を拾おうとした。が、その側から小さな手が伸ばされる。
「あい、どーど!」
その正体が体験学習へと共に来ていた湊弥なのだが、美姫はその事に気づかない。そして、当の湊弥は
(これ、だいじだいじだからみきちゃんにかえさないと!)
という具合に心も1歳半ほどになっていた。
美姫はにぱっ、と笑うあかちゃん湊弥の笑顔にほっこりしていた。
「なんとまぁ、可愛らしい……っ。お姉さんと遊びます?」
「こりぇー」
美姫の問いかけに、ミニカーを見せて答える湊弥。美姫は眼鏡をかけなおし、優しい笑顔で頷いた。
「お車で遊びたいの? はーい、お姉さんと遊びましょうね~♪」
「あーいっ♪」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月18日
参加申し込みの期限
2017年11月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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