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■海に暁は暮れんとす
島国日本の貿易時代。港の開いた島国は、洋酒洋食洋服文化とあれやこれやが流れ込み、今や商売は連鎖爆破の最中にあった。
むろん、商売は長く歩くがもうけの基本。北から南から商人たちが押し寄せる。
そんな彼らの拠点となっていたのが、ネコジマ町の大宿こと近江屋である。
「今日も平和だな……」
大人も子供も華やかな顔つきで歩く往来を、洋服姿で歩く青年がひとり。
彼が宿へ入ると、初老の男性に手招きをされた。
「これ、庚や。お客さんが待っておられる。早く来なさい」
「おう。今行くぜおっさん」
「わしのことは旦那様と呼べと言っとるだろうに」
庚――
如月 庚
はネクタイをきゅっと締め直すと、男と一緒に奥の部屋へと入っていった。
『ハイ、では商談成立ということで。どうですか、お茶でも』
『ええではお言葉に甘えて』
男はリカルドと名乗る貿易商と英語で会話をしていた。
庚もそれなりに英語を覚え、彼らの話を理解していたのだが……。
「庚や、少し外してもらえるかな。先に帰っていていいから」
などと言われるので、庚は静かに部屋を出た。
襖の向こうでは未だ英語でなにやら話している様子だが、盗み聞きは意地汚い。
庚は小さく息をついて、宿を離れることにした。
「しかし、俺が商人とはな」
庚は昔を思い返した。あの強い雨の日。押し入れの奥で震える名も知らぬ娘を見つけたその日から、彼は人を斬るのをやめた。
脱藩し、住処も追われた彼を拾ったのは数奇なことに商人の男だった。
彼のもとで商売を学び、英語を学び、洋服を着て港町を歩く。
かつて彼が仲間と共に掲げていた誇りや魂は、今や失われたのだろうか。
「なんてな、まあ昔の話か」
ニヒルに笑って蕎麦屋にでも行こうと歩き出した所で、後ろから『コウ!』声をかけられた。
「なんだ、こんな所にいたのね」
「あんたは……リカルドさんとこの……」
「ホムラよ。
神薙 焔
」
振り返ると、赤い髪の少女が勝ち気に笑っていた。
「パパが随分なシロモノを持ち込んだっていうじゃない。あたしのカンが囁くのよね、一度触ってみなさいって」
一人で話を展開する焔に、庚は顔をしかめて背を向けた。
「ちょっとちょっと、待ちなさいよ。あんた大黒屋の用心棒でしょ? あたしと組まない? もしかしたらすごいシロモノが手に入るかも」
「興味ねえな。ドロボウなら他をあたってくれ」
「そんなんじゃ……ちょっと!」
足を踏みならす焔を無視して、庚はすたすたと歩み去っていった。
「もう! ……アテが外れたわね、どうしようかしら」
夜ふけて、近江屋。
長旅を終えた
三峰 徹之進
は、馬を預けて宿へと入っていった。
「あらまあ。今日は剣士さんが沢山お泊まりになるのね」
「ほう……」
宿の女将がいう言葉に、何気なく相づちをうつ徹之進。
「先程もねえ、とっても綺麗なお侍さんがいらっしゃったのよ。女の子かと思ったけれど、どうも男の人みたいで」
そこまで話を聞いて、徹之進ははたと足をとめた。
「女将。その者、どのような風貌をしていた?」
「どのようなって……真っ黒い服をきて、髪を二つに縛っていたかしら」
「ふむ」
徹之進の脳裏に、ある人物が描かれる。
とその時、廊下の角を曲がる『あの人物』を見つけた。
「拙者の部屋は奥から二番目でござるな。御免、案内はここまでで良い」
女将と離れ、あの人物を追いかける。
そう、
冬樹 闇
。
いつぞや出会った手練れの刺客である。
「奴は確か、人斬り代行であったはず。であればここへ来たのも……」
闇は廊下の奥、ある部屋へ入っていく。
徹之進は足音を殺して部屋に近づき、襖の前でそっと聞き耳をたてた。
対して部屋の中。
闇は座布団のうえに正座して、向かいの男をじっと見つめていた。
立派な口ひげをたくわえた外国人。彼はリカルドという男であった。
「あなたには幕府の大老、雨宮殿を暗殺してもらいたい。彼は明日の夜、ここへ止まる予定です。それを襲うのです。護衛がつくこともあるでしょうが、あなたなら問題しないでしょう」
「……わかった……」
闇は報酬の話に移るより前に立ち上がり、リカルドに背を向ける。
「どうしたのです、まだマネーの話が」
「……そんなもの、どうでもいい……」
闇は刀にそっと触れた。
「……うちは……斬るだけ……」
言葉少なに出て行った闇。
リカルドがため息をつくと、部屋の奥からある男が現われた。
黒ずくめにサングラスをかけた男だ。
対してリカルドは唇を曲げて酒をあおる。
「人殺しの考えることはわかりません」
「なに、理解する必要などない。依頼通りに動けば、それでよい」
「攘夷でも有名な彼をけしかけることで、幕府は奴らを攻撃する大義名分が得られる。その上ご大老様が死ねば実権を奪うこともできて一石二鳥、と」
「滅多なことを喋るな、どこで誰が聞いているやもしれん」
「これは失礼。計画を知った者は皆殺し、ですからね。あの冬樹という暗殺者も、余計な情報を漏らさぬように私の手下を使って殺しておきましょう」
布に隠れて闇をやり過ごしていた徹之進は、そっと暗がりに顔を出した。
「明日の夜か……これはいかん。奴を止めねば」
「あのリカルドって野郎、まさかこんな悪巧みをしていやがったとは」
同じく掛け軸をめくって暗がりに顔を出す庚。
二人ははたと顔を見合わせ。
そして……。
さてさて舞台は大きく変わって、ネコジマ町でも指折りの大屋敷。
カネ・ヒト・モノが大きく動けば悪党だって大きく動くもの。
悪いことは一通りやって銭という銭を稼ぎ倒した悪徳商人がおったそうな。
彼が大量の屍の上に築きましたるは大屋敷。
金の仏像に銀の十字架、宝石類に壺に掛け軸。お宝に囲まれて暮らしていたが……。
「ドロボー! ドロボー!」
刀やマスケット銃を持った男たちがわらわらと飛び出してくる。
立ち塞がる彼らを前に、ほっかむりをした
新田 亮
はニヤリと笑った。
「悪いが、そんなんじゃ俺は止められないぜ」
亮はかぎ爪のついた縄を屋根へ放つと、身軽に壁を駆け上がり屋根へと登っていった。
上からマキビシを放ち、たかたかと屋根を駆け抜けていく。
「ええい捕まえろ! いや殺せ!」
「ここまでやってわからないかな、俺がどういうヤツかってさ」
亮はため息交じりに奇妙な玉を取り出すと、それを足下に投げつけた。
ぼふんと爆ぜた玉からは黒煙が広がり、たちまち亮の姿を隠していく。
煙へ銃を乱射すれども手応えはない。
やがて煙は晴れていくが、そこに彼の姿などなかった。
そう、亮はすたこらと屋敷から逃げおおせていたのだ。
「ふう、ここまでくれば平気だろう」
手をぱたぱたと振って屋敷を振り返る亮。
そんな彼を、ぼうっと見つめている者がいた。
者っていうか、焔だった。
「うわ! なんだおまえ!」
「なんだお前とは失礼ね。けど……」
すっくと立ち上がり、亮の方をぽんと叩く。
「いいところに出会ったわ」
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月12日
参加申し込みの期限
2017年11月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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