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●猫鳴館へようこそ・1
寝子島高校の裏手を森の中へ入ってゆく。
まもなく見えてくるのは、昼なお暗い猫鳴館。
「ここが……猫鳴館」
星ヶ丘寮の住人である
三宅 葉月
はそっとつぶやく。
緩く波打つ緑がかった黒髪は、うっそうとした森の中でさらに深みを帯び、まるで高貴な森の精霊が人間界に彷徨い出てきたかのような印象だ。
ふわりふわりと先をゆく葉月のあとから、
龍目 豪
、
旅鴉 月詠
、
羽生 碧南
、
御巫 時子
、
串田 美弥子
が森の中の道を越えてやってくる。
「というわけで私、猫鳴館に惨状」
月詠は『惨状』の言葉がよく似合う猫鳴館を見た。
歴史あるこの建物は、桜花寮が建設されるまで、唯一の寝子島高校寮であった。しかし、30年前に桜花寮が建設された時に廃寮と取り壊しが決定。それを機に学校側と寮側は対立し、取り壊しは回避されたものの、正式な寮ではなくなって、いまのような学生による自治会が運営・管理するかたちになった。
建物は二階建てで、今見ている旧館の奥に、洋風の新館がある。新といっても建てられた時期はほぼ変わらないので、すっかりボロボロになってはいるが。
「やー、こゆイベントでもないと堂々と支援もできないしなー」
月詠が手にしているのはスケッチブックのみ。それは、ろっこん<絵空事>であれこれ封じた、超便利四次元ポケ〇ト的スケッチブックであった。
なにやらやる気まんまんな月詠である。
一方、探検部の豪は、ヘルメットに強力ライト、替えの電池、弁当のおにぎりに水筒、携帯電話、ほこりよけのマスクに救急セットとがっつり探検スタイル。
「猫鳴館はねずを発見して以来だな。また来たいと思ってたんだ。今回も地下を探検させてもらうぜ!」
こちらもやる気まんまんである。
「猫鳴館ってああいう装備が必要なのかな……?」
若干、引きぎみの美弥子に、時子がにっこり。
「美弥子さんも猫鳴館に泊まられるんですね……あとでニワトリさん、見せてもらいましょうね」
「ニワトリ……」
美弥子は早くも桜花寮との違いを感じた。桜花寮はペット禁止で、ハムスターだって飼えやしないのだ。ましてやニワトリをや、である。
「裏庭菜園があるってきいて楽しみにしてきたけど、ますます楽しみになってきたよ」
出迎えたのは、自治会長の
橘 明里
を筆頭に、
伊賀 解理
、
小刀祢 切奈
たちだ。
「猫鳴館へようこそなの!」
明里が代表して挨拶を述べる。
ちなみに猫鳴館は完全に学生たちの自治で運営しているので、その代表は寮長ではなく自治会長である。
碧南は出迎えの中に
鷹取 洋二
の姿を認め、頬を赤らめて頭を下げた。
「きょ、今日はよろしくお願いしますっ!」
猫鳴館は何度か訪れたことがあるのだけれど、今回は、近頃気になる洋二がどんな暮らしをしているのかを特に知りたいと思っていた。
(できればお部屋を見せてもらえたりするといいのだけれど……)
先輩のお部屋。そう考えただけで胸が高鳴る。
乙女ゲーでは海千山千な碧南だが、リアル恋愛については全くのルーキー。いままで培った攻略キャラを落とすためのノウハウは、当然ながら役に立たないわけで。そして、相当なナルシストで「好きな人は自分」と言い切る洋二は、イケメン攻略キャラ以上の難敵なわけで……。
「僕はとくに何もするつもりはないけど、まあ、適当に楽しんでおくれ」
ワカメヘアーをふぁさっとかき上げる。
(見学者が来たけど特に何もしない、というあたりが先輩らしいな)
恋する碧南の瞳には、洋二のどんな仕草も素敵に映っていた。
(……それでいいのか……)
解理は、頬を染める碧南を見て、去年のクラスメイトである美弥子と目配せし合った。
「まあ放っておこう。人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んじまえ、というしね」
「ふふっ。そうだね」
「さて串田氏、ウェルカムようこそ猫鳴寮。今日はみんなでどったんばったん大騒ぎしようじゃあないか」
「よろしくね」
「まずは寮の外を見てもらおう。どうだい、この超歴史を感じざるを得ない外観。今にも歴史の闇に崩れ落ちそうだろう?」
「うん。今にも歴史の闇に崩れ落ちそうだよ。大丈夫なの?」
「この、いつぶっ壊れるかわからないスリルが楽しめるのも特徴の一つさ」
「あまり味わいたくないスリルだね」
「時々みんなでメンテしてるからそう簡単には壊れないけどね」
「ほんとに?」
美弥子は信じられないという顔をした。くしゃみひとつで崩れかねないように思えたからだ。
解理はくすくす笑いながら肩を竦める。
「なぁに、元々しっちゃかめっちゃかしてる場所だから、万が一くしゃみでぶっ飛ばしても、誰も君をのけものにはしないよ。でも不安なら僕が用意しておいたマスクを使うといい」
「そ、そうする」
美弥子はもらったマスクを口に当てた。
遊びに来てうっかり猫鳴館を壊滅させるというリスクは軽減しておくに越したことはない。
「まずは、寮の中を案内するのよー」
明里はバスガイドさんよろしく、パンダの絵が描かれた旗を振って皆を寮内に誘導する。
みなが恐る恐る玄関に入ったのち、外に残ったのは、肩にベンガルヤマネコの村雨を乗せた切奈だけだった。
眠そうな目をひとつ瞬きさせ、切奈は村雨に語り掛ける。
「私もおもてなしするのですよ~。さあ~早速狩りに行くのですよ~村雨」
指定ジャージに白衣な切奈の姿は、足取りに欠片の迷いもなく、山中へ消えた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月11日
参加申し込みの期限
2017年11月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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