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●星ヶ丘寮へようこそ・6
夕刻。
フレンチのレストランに現れた拓郎と亮は、どおっと疲れた顔をしていた。ふたりはエレナに案内されて彼女の部屋を拝見させてもらったのだが、いちいち豪華すぎて気疲れしてしまったのだ。
「驚きすぎて、疲れた……セレブな星ヶ丘は、自分には敷居が高すぎたかな……」
拓郎はエレナに出された紅茶とお菓子の味を思い出そうとするが、ふだん食べているものとランクが違い過ぎていて、高級感があって美味しかったという印象しか残っていなかった。庶民感覚でつい、ちみちみ食べてしまったが……。
「もう値段とか気にしたら、負けだよな……」
なにせ、夕食はフレンチのコースなのである。しかも、星ヶ丘寮側のおごりで。
前菜。綺麗な色のソースがかかった、名前も分からない葉っぱのサラダ。
スープ。冷たいじゃがいものヴィシー風冷製クリームスープことヴィシソワーズ。
金目鯛のなんとかムース添えに、めちゃくちゃ柔らかい牛肉のステーキをなんとかソースで。
「む……この味は!」
まったりとしてそれでいてフルーティな味わい、とか、舌の上で転がる宝石箱やーとか、亮はいちいちグルメレポート風のコメントをしながら、料理を口に運んでいた。
「新田さん、もしかして、こういうの、食べ慣れてる?」
庶民なのは自分だけかと、拓郎が恐る恐る尋ねると、亮はふかあく首を振った。
「俺も普段から料理をする方だが、正直、自分の料理とのレベルの差に驚いている」
「そ、そうか。コメントが本格的だから、てっきり……」
「俺だって腕に自信がないわけじゃないが、これは美味すぎる! これが本場の味なのだろうか?」
やれやれ、と亮は首を振る。
「悔しいが今の俺では到底敵わない」
拓郎は思った。自分は将来的にも敵う気がしない、と。
「コース料理なんて、人生の中で、あと何度、味わえるだろう……大事に食べよう……」
いちいち大げさなコメントをする亮や、やっぱりちみちみと料理をつついてしまう拓郎を見て、エレナは肩を竦める。
「あなたたち。なにを小さいことを言ってるの? これが星ヶ丘寮のフツウの夕食よ?」
「そうだった」
「やっぱり星ヶ丘寮、はんぱない」
◇
夕食を終え、英二と拓郎と亮の三人は、今宵の宿となる男子用の空き部屋に案内された。
そこは外国映画で見るようなウィルトン織りの赤い絨毯が敷かれた部屋で、ベッドが3つあり、そのほかに亮が寝る前のストレッチをするだけのスペースがあった。
「ここだけで桜花寮の二人部屋よりも広くないか」
拓郎は、そう言ってベッドに倒れ込む。
「そうだね。どこもかしこも豪華で……なんか緊張した一日だったね」
シャワーを浴び、パジャマに着替えた英二は、ふかふかすぎるベッドに腰かける。
「ああ。緊張して、さすがに眠れなさそうな気……も……」
大きな枕に顔を埋めていた拓郎は、言葉も半ばに寝息になった。
「すぐ寝たな」
ストレッチを終えた亮は苦笑する。
パジャマに着替えて毛布とシーツの間に潜り込むと、あまりの心地よさにすぐに眠気が襲ってきた。
「ふわぁ、よく寝れそうだ。おやすみ」
「うん、おやすみ」
英二は枕元のスイッチをひねり、部屋の灯りを消したのだった。
◇
一方、シグレたちはせっかくだから三人一緒の部屋に寝ようと、ベッド2つとソファベッドがあるゲストルームを使うことにした。
「俺がソファーで充分っす!」
という春彦だったが、征一郎はそれを許さない。
「わざわざ星ヶ丘寮にまで足を運んだ奴をソファベッドに寝かせる訳にもいかねぇだろ」
自分がそっちでいい、と一番にソファベッドに腰を掛ける。
「頑固だからな、言ったらきかない」
先ほど征一郎に頑固と言われたシグレはお返しとばかりにそう言った。
春彦にベッドを勧め、自分ももうひとつのベッドに腰かける。
「超ふかふかッス! ソファベッドでも桜花寮のベッドより断然寝心地良さそうだなー」
春彦が言うと、征一郎とシグレは同時に噴き出した。
「なあウォーカー。こういう反応は新鮮でいいな」
「神嶋なら絶対しないな」
「もー! いつまで笑ってんっすか、先輩たち!」
けっきょく珈琲VS紅茶は決着つかず。
話題はくるくると変わり、学校の事、先生の事、部活の事……。
三人は夜が更けるまで他愛ないお喋りを楽しんだ。
◇
食事を終え、ののことタルトはひびきの部屋に戻ってきた。
「ののちゃん、タルトちゃん、どのパジャマがいいー?」
クローゼットの中にはパジャマがずらり。持ってきたパジャマもあるのだが、せっかくなので、ののこは水玉の、タルトはネグリジェ風のパジャマを借りる。
「プラネタリウム、はじめるよー!」
キングサイズのベッドに三人わいわい乗ると、ひびきは手元のスイッチを操作した。
「うわあ……!」
明かりが消え、360度すべてに星々が現れる。
魔法のベッドで宇宙の中に浮いているかのような不思議な感覚だ。
「どう? きれいでしょ?」
「うん……きれい……」
「これも……薄い本の資料になるよ……」
ののこもタルトも大の字になって夜空を見上げた。
「お金持ちっていいな……お金持ちな少年と貧乏な少年の出会いとか入れ替わりとか、萌えるよね」
「もえる、って、なに?」
「えー、萌えるっていうのは~……」
詳しく説明しようとするタルトにひびきがつっこむ。
「タルトちゃん、ののちゃんに何を教えようとしてるのー」
「一般常識だよー」
いやいや、と、笑う。ののこもなんだかわからないけど笑う。
三人は夜空に浮かびながらいっぱい話をして……そして、いつの間にか眠りについていた。
「おさしみなさーい……むにゃむにゃ」
おやすみなさいですよ、ひびきさん。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月11日
参加申し込みの期限
2017年11月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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