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●星ヶ丘寮へようこそ・5
「やあ、待っていたよ」
冬華が海を案内してくるのを部屋で待っていた
桜 月
は、扉を開けるとハグで海を歓迎した。
『おじゃまします』
海は筆談用のスケッチブックにあらかじめ書かれている挨拶の言葉を見せ、それと同時に息を呑む。
服飾デザイナーを目指す月の部屋はいま、色とりどりの衣装が広げられ、まるでファッションショーの楽屋かなにかのようになっていた。
「小山内さん。今日は冬華といっしょにモデルをお願いしたいけどいいかい?」
『約束だったもんね』
「どんな服を着てもらおうか迷って、つい、いろいろ出しちゃった。何着か試着を頼むよ」
『ぜんぜん大丈夫。ふゆかちゃんみたいにスタイルよくないから、つまらないかもしれないけど、そこはごめんね』
「そんなことはない。小山内さんはかわいいよ」
月は広げた衣装の中から、白いレース襟がついたブラウスと濃紺のゴスロリ風のスカートを渡す。スカートはウエストから胸の下まで編み上げのリボンで締めるようになっていて、ふんわり膨らんだ裾には幾重にもレースがあしらわれている。
『わ、かわいい』
「だろう? 小山内さんの可愛らしさを強調してみたいと思ってね。冬華はこれを着てみて」
月が冬華に用意したのは、白いシャツにネクタイ。それから海のスカートと同じ濃紺のズボンとサスペンダーだった。シンプルでユニセックスでありながら、サスペンダーのせいで豊かな胸が強調され、えもいわれぬエロティックさがある。
「思った通りだ。二人ともよく似合う。小山内さんは豪奢でありながら爽やかだし、冬華は男性的でありながらセクシーで、いい具合に対称的だ」
『ありがとう。かわいい格好ができてうれしいな』
「私はいつもより恥ずかしいです」
にこにこな海と恥じらう冬華の表情も対称的で、月はさらに満足する。
ひとしきりポーズを取ってもらって楽しんだあと、月は今度は中華風のナイトドレスを選びだした。
「次はこれを着てもらおうかな」
海は白、冬華は黒を基調としていて、どちらも胸元や背中が大きく開いている。
『これもかわいい。でも、ふつうのブラだとうしろみえちゃうね』
「そうなんだ。だからもしよければ下着もセットで着てもらいたいな」
『下着もあるの?』
「うん。まだ勉強中なんだけど。ナイトドレスに合わせた下着は特殊な形の物になるから、それに合わせたデザインを考えたいんだ。意中の相手には下着もお洒落にしたいだろう?」
下着は、ナイトドレスに合わせて背中が空くようにつくられたワンピース型のものだった。海のほうはドレスの色に合わせた白、冬華は黒。
この下着は胸の谷間をつくって、ウエストを細くみせるボディメイクも兼ねたもので、着方にもコツがいる。
月はまず、海の胸をカップの中に収め、綺麗な谷間ができるよう手伝った。
『うわ、私の胸、こんなにおおきかったっけ?』
海は、胸と胸の間にできた谷間を鏡でみて目をまるくする。
冬華の胸にできるのはわかるが、自分の胸にこんなにくっきり谷ができるとは思ってもみなかった。
「それが寄せて上げての力だよ」
次に月は、冬華の手伝いをする。
冬華の下着は豊かな胸に合わせて、かたちよく上を向くようカップの形を工夫してある。
『下着も奥深いんだね』
「そうですね。私の場合、サイズがちょうどよくてデザインも可愛い下着に出逢えることが少なくて……月さんがいろいろ作ってくれるのでうれしいです」
ふたりに下着を着せ終えると、月はデザインを描きとめてあるスケッチブックを持ってきた。そこに、実際に下着をつけた海と冬華の姿をチェックしながら、修正点や新たなアイデアを書き込んでゆく。
海は、胸元にある金糸の刺繍に指を這わせた。
『この刺繍、すてき。あると、断然ときめくよね』
「そうだろう? だけど刺繍の図案はまだ考え中なんだ」と月は言った。
「形とかモチーフとか、もうすこしこう……ドレスに合うデザインにしたいんだけど」
『だったらこういうのはどうかな』
海は着替え途中だということを忘れて、下着姿のまま自分のスケッチブックをひらき、自分なりに描きとめてあった花や蝶や蔦のデザインを月に見せる。月は、うんうん、と頷きながらページを捲った。
「小山内さんのデザイン、いいね。冬華はどれが好き?」
「私はこの花のデザインが好きです。花弁が幾重にも重なっているのが繊細でいいですね」
「うん。私もいいと思った。このデザイン、使わせてもらってもいいかな」
月に問われ、海は、もちろん、と頷く。
(気に入って貰えて嬉しいな。――っと、着替えなきゃ)
洒落た刺繍の下着の上に、手触りのよいナイトドレスを纏う。
「うん、とても素敵だ。みてごらん」
月に促されて鏡の前に立つと、自然と背筋が伸び、凛とした気持ちになった。
「海さん、可愛らしいです。いつもと違って見えて……素敵ですね」
『ふゆかちゃんは、とってもいろっぽい』
「ふふ、ありがとうございます。せっかくですから、この格好でお茶会をしましょうか」
「それはいい。ナイトドレスティーパーティだね」
冬華がお茶の用意をしに立つ。
その間に月は広げた衣装の数々を片付け、自分も赤のナイトドレスに着替えた。
気づけば、夕日が窓から差し込む時刻になっていた。
月にとっては、ここからがほっとする時間だ。
冬華が用意したのは衣装に合わせた中国茶。
硝子製のティーポットの中に浮く球状の茶葉がゆっくりと開き赤い千日紅の花が咲く。
「茉莉仙桃です」
白い陶器のカップに注ぐとやわらかなジャスミンの香りが広がる。
『お茶ありがとうね、ふゆかちゃん』
「どういたしまして」
「小山内さんもモデルありがとう。参考になったよ」
『私でよかったのかなあ』
ちらりと冬華を見遣る。ナイスバディな彼女と比べてどうだったのだろう、と、どうしても気になる。
すると冬華は小首を傾げ微笑んだ。
「海さんの来訪は、月さんにとっても良い刺激になったと思いますよ」
「そうなんだ。冬華ばかりに頼んでいると体型の関係もあって同じ様な感じになっちゃって」
冬華も同感なのだが、月にそういわれるとちょっと拗ねたくなる。
「月さん、私の身体だけじゃご不満ですか?」
「まさか。不満なんてないよ? むしろまだまだ足りないというか……」
月は冬華の頬に触れ、その指先を喉から胸のほうへと滑らせる。
(あれ? なんだか二人の雰囲気がいい感じに……)
海はスケッチブックで視界を遮り頬を赤らめた。
冬華はそんな海のほうをちらちら見ながら、頬を染める。
「……あの月さん。海さんがいるので……」
『あっ、私のことは気にしなくていいから。続けて、どうぞ』
「ご、ごめん。つい……」
そう言いながらも、月はおねだりするときの上目遣いで冬華を見る。
「もう、月さんったら甘えん坊ですね……」
冬華が月にそっと口づけを落とすのを、海はスケッチブックの隙間から覗き見た。
(わ、わぁ、そんなことまで……)
口づけの仕方が、慣れていた。月と冬華は恋人なんだ。
(私もいつか好きな人とあんな……)
想像して、海はかあっと茹で蛸のように真っ赤になった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月11日
参加申し込みの期限
2017年11月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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