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春宵の候、三寮お泊り交流会
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●それぞれの朝が来る
翌朝。桜花寮にお泊りした面々は、食堂で供された朝餉にまたまた感激した。
「白米に味噌汁に焼き魚。ほうれん草のおひたしもついて、なんて健康的なんだ」
雅樹は朝食にむしゃぶりつく。
「日本人はやっぱりこれですよ」
「ああ。母の手料理感が堪らないな」
美咲紀と修もつい、ごはんおかわりをしてしまった。
「おー。鬼河内、大丈夫か?」
「ユウくんおはよう。ボク、なぜか途中から記憶がないんだよね。体は妙にすっきりしてるし」
「そりゃあ、あんだけ寝ればなー」
呆れ顔のユウを見て、萌はみるみる失神前の記憶を取り戻す。
「あーっ! 男子寮お泊り作戦失敗したー!」
「へんな作戦立てんなし! 男子寮から女子寮までおぶってくるの大変だったんだからな」
痴話げんか(?)をはじめるユウと萌。喧嘩するほど仲がいい、というところだろうか。
食後のお茶をすすりながら綾花はあおいや夏朝と談笑する。
「あおいちゃん、夏朝ちゃん、ありがとう。今度は遊びに来るね」
「うん。三寮祭もあるしね」
夏朝も気合の入った顔だ。
「三寮祭も楽しいお祭りにできるよう……頑張る!」
◇
星ヶ丘寮。
シグレと征一郎、春彦は、メイドさんが淹れてくれた紅茶の香りで優雅に目覚める。
「やはり朝はこの香りでないとな」
「いや。朝こそ珈琲だろう」
「朝から紅茶VS珈琲談義っすか。元気っすね。俺、まだ眠いっす……ふわぁ」
海は、同じベッドで寝息を立てる月と冬華を目撃し、またスケッチブックで顔を覆う羽目になった。
(わ、わぁ……ふたりともネグリジェがすけすけだよ……)
星ヶ丘寮云々より、恋人について深く学んでしまった海である。
拓郎と亮と英二は、起きた瞬間、自分がどこにいるのか分からなかった。
ふかふかのベッドが、もうすこし寝ていたら、と誘ってくる。
「……すごく、よく眠れた……」
「俺も」
「僕も」
男子三人の意見は次のように一致した。
「「「星ヶ丘寮マジハンパない」」」
ひびきとののことタルトは、キングサイズのベッドで三人仲良く夢の中。
はやぶさが起こしてくれるまで、もう少し間がありそうだ。
そして。
日和は、桜と理緒とともに、早朝のプールサイドにいた。
「ねぇ、ほんとうに寒くないの?」
五月の頭、天気はいいとはいえ、早朝の気温はまだ低い。日和は長袖のパーカーを羽織り、借りた水着でガンガン泳ぐ桜と理緒を見守っている。
「水の中のほうがあったかいよ。星ヶ丘寮ってすごいね! 外なのに温水なんだもん!」
「こんな機会滅多にないから、セレブを満喫するわ!」
「そ、そう……?」
メイドさんが温かいお茶を運んでくる。
日和はカップを両手で包んでひとくち啜る。
「みんな、楽しんでくれたみたいで良かったな」
◇
そして、猫鳴館。
一晩中鳴り響いていたしゅっしゅっという音が止んだ。
空き部屋から、疲れつつも充実した顔の月詠が出てくる。
「やー良い仕事をした」
部屋を覗けば……なんということだろう!
ボロボロだった空き部屋は、すっかり生まれ変わっていた!
壁には、隙間風も安心なように木目調の新しい壁紙が貼られ。
床には、月詠がお安く手に入れたシロクマのカーペットが敷かれ。
照明はランタンで雰囲気満点。
あまった材料で、シンプルながら使い勝手の良さそうな机や椅子もこしらえて。
机の上にはアトリエで作ったビン詰めのポプリも置かれ、猫鳴館らしからぬよい香りが漂っている。
夜じゅう聞こえていたしゅっしゅっという控えめな音は、木を削る音だったらしい。
立派な木彫りの招き猫が鎮座している。
「ベッドは作る時間は流石になかったから、テント張って寝袋だな。テーマは室内キャンプ場だ」
「こここ、これは~~! なんてすてきなお部屋なのですの!」
「旅鴉氏。いや、マイスター旅鴉。これからはそう呼ばせてくれ」
明里や解理が騒げば、『刃物置場』と張り紙のある部屋から切奈も顔を出し、
「おお~。サバイバル道具なら提供できるですよ~」
と、さっそくサバイバル用ガスコンロと鍋をもってきた。
「よし。ココアでも入れよう」
月詠のスケッチブックは本当に何でも出てくる。
ココアの粉とミルクを入れて、おいしいココアの出来上がりだ。
大部屋にも差し入れすると、葉月も豪も碧南も時子も美弥子もたいそう喜んだ。
「あの部屋にうっかり入寮しちゃった人はラッキーと思って使ってくれ。素人が好きでモノを作ってただけだから、気にしてはならない」
月詠はそう言うと、労働後の朝風呂を浴びるべく、温泉へと下りて行った。
「では私は朝食づくりをお手伝いしますね……」
時子をはじめ、何人かが台所へ向かう。
月詠が風呂から上がる頃には、おいしい朝食が出来上がっているだろう。
こうして三寮をまたいでの交流お泊まり会は、収穫多い時間となった。
朝食後、猫鳴館を辞した豪は、うーんと五月の空に伸びをする。
「三寮祭が楽しみだ!」
<了>
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あとがき
担当マスター:
笈地 行
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございます。
三寮祭に向けて、あらためて各寮の様子などを描くことができ、楽しかったです。
どの寮も個性豊かですが……
桜花寮は安心感がある!
あと、地図で見たら、女子寮と男子寮は意外と歩く距離ありそう。
星ヶ丘寮はやっぱりすごい!
食堂はなくてレストラン!
プラネタリウムを観ながら……寝てみたーい!
猫鳴館は相変わらずびっくりですね!
新しい部屋もできたし!
G料理も出てくるし!
三寮三様でとても楽しかったです。
それでは三寮祭でまたお会いできれば幸いです。笈地でした!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月11日
参加申し込みの期限
2017年11月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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