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いきなり最終決戦! 寝子島滅亡できるかな
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「さて、変身しましたけど、どんな能力が……」
そう呟く璃亜の前に、『リア・ザ・タワーさんの使用できる技リストです』というカンペを抱えた黒服が膝をつく。丁度いいところに現れた黒服に内心感謝しつつ、璃亜はそのリストを見る。技の名前と、効果が書かれているものだった。ワクワクしながらリストを見ていた璃亜の顔が、蒼白になっていく。
「……って、え? 待ってください!?」
動揺した璃亜の言葉に、黒服がカンペをめくった。『こちらの技術不足です、スミマセン……』そう書かれた面を見せて、ぺこぺこと謝る黒服に璃亜は何も言えなかった。なにゆえ璃亜がこのような反応を取ったのか。それは……
「どれもこれも回復スキルや防御スキルばかりで、攻撃系のスキルは一切無いじゃないですか……」
魔力弾による攻撃以外、サポート技ばかりなのである。がっくりと肩を落とす璃亜であるが、その向こう、黒服の後ろを飛んでいった瀬莉に身体が勝手に動く。瀬莉の傷を癒した璃亜は、周囲を伺って他に魔法少女がいないか見た。すると、黒い大剣を振り回し、巨大な怪物と戦う銀髪の少女の姿が見える。
彼女と戦っている怪物が大きく後退り、口から太い光線を吐きだそうとしていた時、璃亜は咄嗟に少女と怪物の間に入って、手を前に翳した。
「ホイール・オブ・フォーチュン!」
すると、運命の輪が璃亜の前に現れる。怪物の吐き出した光線を、それはバリアのように防いで璃亜と少女を守る。相手のエネルギー切れか、光線が途切れると運命の輪は消えた。
「ありがとう!」
その隙を、少女……Noirは逃さなかった。大剣を怪物の脳天に叩き込み、斃す。璃亜はNoirの側で彼女の傷を癒し、敵の攻撃を時に防ぐものの、Noirに集中していた璃亜は自分を狙った攻撃に気付けなかった。
「きゃーっ!」
「リア・ザ・タワー!」
水族館の外壁にべったりと張り付いた、巨大タコの怪物。その触手が、璃亜の足に絡みつく。宙に逆さ吊りになった璃亜のスカートが、下着が見えそうなほどめくれあがる。触手は璃亜を揶揄うように四方八方へ動いた。
「大丈夫!?」
大剣が璃亜を捉える触手の根本を切り裂き、ぶちぶちと離れたそれから璃亜が解放されるが、その代わりに宙に投げ出される。璃亜がビルの壁にぶつかる前、瀬莉が受け止めた。
「あ、ありがとうございます……Noir、せりぃ」
ほっと息を吐いた璃亜を、瀬莉は降ろして往く。その場の敵は、タコの怪物だけではなく。
「エービフリャー!」
「カニカマー!!」
「ホボカニー!」
カニやエビの頭をした戦闘員や宇宙人が三人を襲うチャンスを伺っていた。瀬莉は戦闘の昂揚に身を任せ、ステッキをカニ戦闘員の殻の隙間に、エビ星人の頭に、差し入れてぱきっ、ぱきっと解体する。ホボカニ星人はそのまま切られるだけにとどまった。
「あたしより強い奴はどこだー!」
興が乗ってきた瀬莉はより強い敵を求めて、怪人を蹴散らしながら走る。走る。ちょうどそこにいた餃子型怪人の柔らかい皮にステッキの先端を刺そうとした瀬莉は、その力強く、太い腕から繰り出されるラリアットを食らってしまった。
「わっ!」
「せりぃ!」
飛ばされた瀬莉は璃亜とNoirの前に転がる。Noirが大剣を振り、餃子怪人に切りかかるが、それも弾き飛ばされた。
「こ、この敵……!」
「思ったよりも強い……!」
立ち上がった瀬莉とNoirが息を呑む。餃子怪人は二人を嘲笑うかのように腕を組むと、餃子の中身を露出させ、その中身で巨大な腕を形作った。腕は三人を叩き潰そうと落ちてくる。
「リア・ザ・タワー! あとどれくらいもちそう!?」
「頑張ってますけど……! そろそろ、限界が近いです……!」
運命の輪がそれを受け止めるも、あちらこちらにヒビが出来ていた。
「ああっ!」
ガラスのように四散する運命の輪。餃子怪人の腕が三人を襲う。
「うぐぅ!」
ボロボロで地に倒れ伏す三人。周りにはぞろぞろと他の怪人が集まってきている。
『大変! このままじゃ三人ともやられてしまいます! 皆さん、皆さん! 三人……Noir、せりぃ、リア・ザ・タワーを応援してくださーい!』
モニターのゆかりが、この番組を見ているであろう誰かに向かって語り掛けていた。ゆかりは画面の端を指差して言う。
『この……そうです! 画面のココを押して、三人に力を送って!』
暫しの間、何も起こらなかった。が、やがてモニターや空からキラキラと暖かい光の粒子が三人に降り注ぐ。『魔法少女、がんばれ!』という声が聞こえるような気がした。
「身体が……!」
「軽い!」
その粒子に当たっていると、三人の身体に力が漲った。瀬莉はまた懐中時計を掲げ、こう叫ぶ。
「クロック・ゼロ!」
すると、その場の時が止まる。怪人たちの動きも止まる。その中で瀬莉が怪人を屠る。
「すごいです、せりぃ!」
「えへへっ」
瀬莉の手の中に在る懐中時計が動き出すと、敵がばらばらと倒れ伏した。しかし、餃子怪人はまだその場に立っている。
――仕方ない、これだけは使いたくなかったが……!
レオンはそう思いながら、瀬莉と璃亜の方を向き叫んだ。
「あなたたち! 死にたくなかったら私から離れて!」
その声に、瀬莉と璃亜はその場を離れる。すると、レオン――Noirは空高く剣を投げつけた。餃子怪人の上まで飛んだ剣を中心に、地に巨大な黒い魔法陣が浮かび上がる。
「ハリネズミになっちゃえ!!『Endless rain of JUDGEMENT』!」
降り止まぬ裁きの雨。そういった意味を持つこの言葉をNoirが放つと、餃子怪人の足元に黒い剣が降ってくる。一本だけではない。雨のように、大量の剣が餃子怪人に降ってくる。
雨が止んだ後に残ったのは、晴れた空と平穏な寝子島だった。
「なんとか……勝てましたね」
変身を解いて、璃亜がいう。瀬莉も変身を解いて、頷いた。
「どうなるかと思ったけど、力を合わせれば!」
「どんな敵にも立ち向かえる!」
Noirは変身を解かないものの、瀬莉の言葉に続いて言う。瀬莉は二人を見て口を開いた。
「あたしたち、またあえるかな」
「どう……でしょう。でも、縁があればきっと」
璃亜の言葉にうっかり頷くが、レオンは戦々恐々だった。身バレはダメ、ゼッタイだったからだ。Noirはやや震え気味の声で、
「え、ええ。き、きっと……!」
と言った――。
二人と別れてから物陰で変身を解き、レオンはガッツポーズする。
「よ、よし! 身バレしなかった!!」
『一人一人得意なことは違うけど、力を合わせれば! 夢と希望に溢れた魔法少女……いいですねー! いいですよねー!』
空と同じく晴れやかな笑顔で、モニターの中のゆかりが言った。しかし、次の瞬間その表情は曇る。
『名残惜しいですが、この魔法少女記録も次が最後です』
キンキンと軽薄な声から、寂しそうな声へ。ゆかりは下がったテンションを切り替えて言った。
『今度こそホントの最終決戦! 次、行ってみましょー!』
その言葉を最後に、場面は移り変わる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月06日
参加申し込みの期限
2017年11月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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