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いきなり最終決戦! 寝子島滅亡できるかな
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「グルナディーエ!」
激しい戦いの中、璃人もまたその魔法のステッキからビームを放ち、怪人を一掃している。数人の怪人を一瞬で倒す強力なビームを連発する璃人。ふと、人の気配を感じて振り向く。そこには見覚えのある顔があった。
「君は……魔法少女大戦の時の……」
「せ、先輩……!!」
遊琳との再会の喜びに浸る間もなく、璃人はステッキで怪人の攻撃を受ける。怪人の間にも何か組織だったものがあるのか、どうなのかわからないが、先程まで屠っていた敵と比べてはるかに強い。そう感じるのは遊琳も同じようで、背中合わせになった折、遊琳が璃人に顔を向け言う。
「お願い、君の力を僕に貸して。代わりに、僕の力を……!」
一人で及ばないのであれば、二人で。遊琳はネックレスにした鍵のチャームを握り締め、遊琳の力を半分、璃人に差し出そうとしていた。璃人は頷き、それを受け取る。
「魔法少女は夢と希望……繋がる想いが力にかわる!」
遊琳から璃人へ、彼の持っていた愛と祈りの力、その半分が移った。
「天使の力を君に!」
遊琳が言う。力を受け取った璃人はより輝きを強め、二人に迫っていた怪人を力強く殴り倒した。そして、今度は璃人が遊琳へ手を伸ばす。
「りぃの力も受け取ってくださいなのです……っ!」
すると、遊琳の姿がより美しく、神々しく、楚々としたものになる。バサァッ……と音を立てて、天使の羽が広がった。抜けたその一枚一枚が雪のように舞う。
「魅せましょう、天使のハート。ブライドブーケ・バージョンフェアリー!」
――身体が暖かい。
遊琳は光の中そう述懐した。その隣、璃人が先程まで倒せなかった巨大怪人を見据え、地を蹴る。譲り受けた天使の力で空を舞う璃人は、まるで妖精のようであった。ステッキを天高く掲げ、叫ぶ。
「リボンシャワーメテオール .verアンジュ!」
璃人の声に呼応して、空中から大量のリボンと星屑が降り注いだ。否、降り注いだのはリボンと星屑だけではない。その美しさに気を取られていた怪人の脳天に、ステッキが降り注ぐ。その様、槍の雨が降るがごとし。
「願いよ芽吹け、祈りよ実れ!」
しかし、璃人の技だけではまだ、もう一押し――足りない。それに気付いた遊琳は、璃人の隣、目を閉じ、祈るように呟いて浄化の力を凝縮する。怪人の上、花開くときを待つ蕾のように膨らみながらそれは集まっていった。
遊琳が目を開けて手を解くと、その力は敵の上に落ちていく。自らを縛るものから解き放たれた浄化の力は、押さえつけられた分だけ広がっていく。その様子はまるで大輪の――ラナンキュラスのような――花が咲くようだった。
「ひとりじゃない、二人一緒なら!」
巨大怪人は二人の力で消え去った。それでもまだまだ怪人は生まれ、二人の元にやってくる。でも、璃人の顔に絶望の色は少しも見られなかった。遊琳と瞳を合わせ、ハイタッチしてから、璃人はステッキの柄を強く握る。
「負ける気なんてしないのですよ! どこからでもかかってこーい!」
どこからか風が吹いてきた。髪とドレスを靡かせながら、二人の魔法少女は往く。
「おおー! すごいですね二人ともー! あんな大きな敵を二人で軽やかに……再生数も爆上がり! 魔法少女たちの絆、どこまでいけるか試してみたい!」
仮想空間の外、マイクの前に立った生身の不知火 ゆかりの前にあるのは、無数のモニターだった。画面の中で、璃人と遊琳が、アカリと悠月が、修と美咲紀が、樹が、璃亜、レオン、瀬莉が、次々と敵と戦い、荒廃した寝子島を浄化していく。その度に、画面の下のカウンターがくるくると回転した。一、十、百、千。それを見て黒服たちは歓声を上げる。
「もしかしてこれは次回も魔法少女ネタでいった方がいいんじゃないんですか的なー!?」
ゆかりも瞳をキラキラと輝かせては、次回のことをぽわんぽわんと考えていたが、その時。
「……あれ?」
バツン、と音を立ててその場のすべてが黒く、暗くなった。ぽつぽつと電気がついた途端、彼女の横に黒服が現れて、ぼそぼそと耳打ちする。黒服が彼女から離れると、ゆかりは目を丸くして黒服に言った。
「ま、まさか打ち切り……ですか?」
黒服はさらにゆかりに耳打ちする。
「ああ、魔法少女ネタはしばらくやらないと……はあ、他局とネタ被りですか……」
その内容を聞き、ゆかりは露骨に肩を落とした。周りの黒服も、先程までの喜びようから一転、肩を落とす。しかしゆかりは表情を明るくしてから、またマイクの前に立った。そしてどこか遠くの、誰でもない誰かへ向けて言うように語り掛ける。
『魔法少女たちの美しい絆! 素晴らしかったですねー! では名残惜しいですが、これにて『いきなり最終決戦! 寝子島滅亡できるかな』は閉幕! ご視聴ありがとうございましたー!』
奇妙なくらい明るい声を最後に、その番組は終わった。
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あとがき
担当マスター:
六原紀伊
ファンレターはマスターページから!
読んでくださった皆様、ありがとうございました。六原です。
魔法少女の皆さんのお陰で無事世界は守られました!!ありがとうございました!!
リアクションの中では描写されていませんが、参加者の皆様にはこのシナリオから数日後ぐらいにSRSNからそれなりのお給料とお礼の品が送られます。
お礼の品の詳細については、個別コメントの方でお知らせしております。
最後に、SRSNの今後について。
『いきなり最終決戦! 寝子島滅亡できるかな』自体はいったん幕を閉じ、また別の番組を考えているそうです。
続編があるかもしれませんが、それはまた別のシナリオにて。
それでは皆様、またMewTubeでお会いしましょう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月06日
参加申し込みの期限
2017年11月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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