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風船を探して回る
仙藤 紫
の視界に、色たちがまとまってぷかぷか移動するのが捉えられた。
細い道の奥へ消えていったそれを、慌てて追いかけてみる。
そのまとまった風船たちを手にしたまま、『あぇ? こっち、だえもいないれすね??』と首をことんと倒しながら、でも歩みを止めない
見帰り沼の コトコ
の姿があった。
ふと正面見ると、何やらちょっと朽ちた看板が。
「うー? なんちぇかいてあうのれしょう……」
看板向こうの道の両端には、壊し途中の石垣や木造平屋が見え隠れ。
しかしてコトコは、どうにか読めないかと看板に夢中で気付かない。
ふと、持っていた風船の1個が、控えめな音を立て割れた。
「ふえ!?」
まだいっぱい持っているものの、1つ無くなってしまったとビックリ顔の後しょんぼりするコトコの頭のてっぺんへ、吸い込まれるラベンダー色の霧。
落ち込んだ瞳のまま、再び看板へ目をやったコトコ、あぇっ? と目をごしごししてみる。
『〇〇〇食堂』。
さっきまで文字自体が掠れて見えにくかったものが、くっきりと見えるようになっていた。
難しい漢字部分は純粋に読めなかったが、食堂が食べ物屋さんである事は知識として持っていたコトコ、
ぱぁっと表情を一転させた。
「はんばーぎゅ! ぷいん!」
意気揚々と看板から横に伸びるロープをくぐる。
「危ない!」
コトコの背後から叫び声がしたのと同時に、コトコの小さな体が温かいものに包まれ地面から足が離れた。
その瞬間、たった今コトコが歩いていた地面に崩れた石垣がガシャーンッと落ちてくる。
突然の出来事に、大きな目を一際大きく丸くしたまま呆然としていたコトコに、優しい声色が降ってきた。
「大丈夫?」
「……ねーたん、とーのこちょ、たしゅけてくえたれすか……?」
「たまたまだったけれど。怪我はしてない?」
「はいれす! ……あ、あえ、ふーしぇんは」
糸を持っていた手がカラッポなのに気付いて見渡すコトコに、一緒にあたりへ視線動かした紫が目を見開いた。
紺碧色の風船1つだけを残して、色とりどりの霧たちがしゃがみ込んだ自分たちの頭上を覆っている。
そのモヤの向こう……
風船が次々割れた衝撃かたまたま強く吹き付けた風のせいか、不安定に積まれた石垣の瓦礫たちがまさに2人めがけ新たに落ちてこようとしていたのだ。
―― この態勢じゃ避けられない……!
まだ必死に風船探して小首動かすコトコを、片方の手でぎゅうっと守るように抱きしめ、もう片方の手を咄嗟に自分の頭を護るよう手のひら突き出す紫。
その瞬間、紫の手のひらから稲光と共に雷が飛び出した。
あわや脳天直撃手前で、粉々に砕けていく瓦礫たち。
「ねーたん! しゅごいれす! ほしのちかりゃれすかね!?」
「ほしの……? いえ、そういうのじゃないと思うけれど……でも、良かった」
コトコの割れた風船たちの一つが、どうやら自分の中に入っていたようだと察して。
安堵の息をついた紫の耳に、今度は泣き声が飛び込んだ。
「そ、そうれすふーしぇんー! ……ふーしぇんが、ないないしたったれすー!」
ころころと表情変えて忙しいコトコの、ぎゃん泣きも穏やかな表情で受け止める紫。
「私が勢い付けて引っ張っちゃったせいね……ごめんね、風船割っちゃって」
「……われう? ふーしぇんないないっれ、われうゆーれすか?」
「そう、割れちゃって無くなってしまったの。でも、この風船はちょっと力があるから、またきっと元に戻って島を元気にお散歩していると思うわ」
だから、良かったらまた風船探しに行きましょうか? と尋ねる紫の顔を見つめ、言われた事を頑張って飲み込み中のコトコ。
「ちかりゃのふーしぇん、われうと、さっきのねーたんみちゃいなの、できう?」
「……そうね、出来るかもしれないわね」
「おもしろいれす! いーぱい、いーぱいわれうしてみりゅれす! ちゅかうんれすー♪」
「…………。じゃ、手を繋いで行きましょうか」
「はいれすー!」
紫、コトコから目を離しちゃだめだ、とこっそり決意された瞬間である。
ここは危ないから早く離れましょうと、しっかり手に手を取って。
「ねーたん、おにゃまえはー? とーは、ことと……こここ、とこt……むがーッ」
「ゆかりよ。よろしくね、コトコ、ちゃん?」(察した)
なんて会話をしながら、風船探索者と風船クラッシャーがセットになるのであった。
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担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月04日
参加申し込みの期限
2017年11月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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