this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【遠足】テーマパークから愛を込めて!?
<< もどる
1
…
11
12
13
14
15
つぎへ >>
――進め、爆走トロッコ! 再び!
次はあれ乗ろうぜ! と大はしゃぎの
源 竜世
にぐいぐい引っ張られて、
「おい、勝手に決めるな! はしゃぎすぎだ!」
「俺は好きだけどな、絶叫系」
という調子で、
タイラ・トラントゥール
と
鳳城 翔
もアドベンチャー・ライドへ。
翔の反応に、竜世の表情が益々華やぐ。
「翔もか! オレも大好きだ! 楽しみだな!」
弾む声を耳に、実は絶叫系が苦手なタイラはちょっぴり渋い顔。けれど、
(ええいっ、弱みなど見せて堪るか)
という竜世への対抗心もあって、その足は止まることはない。
そんなタイラと竜世、列に並ぶ間、
「だーかーらー、敵がいたら撃つじゃん!」
「黙れ! お前が邪魔せず素直に譲っていればもっと高得点が取れたんだ!」
「オレのせいじゃないって! それに、最初に邪魔してきたのはタイラじゃんか!」
「一緒にするな! ボクのは戦略だ! 煩いぞトリ頭!」
「タイラだってうるさいだろ!」
と、何の弾みか、先ほどチャレンジしたシューティングのことで言い合いに。
口喧嘩は、3人がライドに乗り込むまで続き、
「……落ち着け、二人とも」
何の因果か2人に挟まれた翔は、耳を押さえながら苦言を呈したのだった。
列に並んで、
魚塚 源三
は巨大ワッフルの猛攻に耐え抜いた腹を撫でていた。
「うっぷ……流石に腹が重いぜ……」
だがしかし、隠れにゃんこを見つけ出せ! という挑戦、受けて立たないわけにはいかない!
「食べたの戻さねぇように気を付けねぇとな……」
と呟きながらも、源三は、買わんと決めた次なる喧嘩が迫るのに闘志を燃やす。その後ろでは、
「あれもこれも面白そうだけど、やっぱ絶叫系は外せないっしょー」
ね? なんて、
紗雪 幽
が偶然一緒になった
水上 桜
へと明るく声を投げていた。
「私は、マスコット猫にこれに乗らないかって誘われて……」
「えっ? 外の? あの猫喋んの?」
「あ、喋らないんだけど、こう、手の動きっていうか、仕草? で?」
身ぶり手ぶりでマスコット猫がしたことを再現しようとする桜の姿を目に、
「へえー、俺もちょっと見てみたかったかも」
と、幽はくつくつと楽しげに笑った。
「マスコット猫といえば、俺、絶対見つけてやろーって思ってるんだよね」
「マスコット猫? 中にもいるの?」
桜に問われて、隠れにゃんこに纏わる諸々の話を掻い摘んで説明する幽。
話を聞き終えた桜は――きらり、瞳を煌めかせた。
「なら、私は5匹制覇を目指すわ」
「おっ、また大胆な。そしたら、俺も頑張っちゃおっかなー?」
「じゃあ、どっちがより多くのマスコット猫を見つけられるか、勝負ね」
「勝負、だとぉ!?」
そうだねー、なんて幽が応じるよりも早くに、前に並ぶ源三がぐんっ! と振り返る。
その勢いに、思わず一緒になって身を仰け反らせる桜と幽。
「び、びっくりしたぁ……」
「ちょ、なになに突然」
「さっきっから聞こえてんだよ。5匹制覇? 勝負? こいつぁ俺の獲物だぜ」
瞳をぎらつかせる強面を前に、桜は人差し指を顎に当て、
「それなら……3人で勝負、ってことになるのかしら?」
なんて、平気な顔をして零す。
「ああん? 上等じゃねぇか!」
「決まりね。負けないわよ」
「え? ねえ、俺の意思は?」
かくして、(幽の意向はさておき)戦いの火蓋は切られた――!
「あっ、猫発見!」
「何? くそっ、ボクも見つけるぞ!」
「タイラ、そんなに身を乗り出したら危ない」
「さて、どこに隠れてやが……うおおお!? は、はええ!」
「お、猫見っけ……ははっ、たのしー!」
「速い速い速い! って、あ! あそこ!」
にゃんこ探しが盛り上がる中、やがてトロッコは、滝壷へどっぼーん!
タイラ、翔と共にトロッコから降りた竜世は、
「うわー、びしょぬれだー!」
と、声を上げたあとで、一緒に滝壷ダイブしたはずの翔が、ちっとも濡れていないことに気付いた。
薄手のジャンパーも、チェック柄のブラウスも長ズボンも、元の色を保っている。
金糸の髪から滴る水をハンカチで拭いながら、タイラも翔をジト目で見遣った。
「なぜお前は濡れていないんだ……ボク達を盾代わりにしたな?」
「ええっ!? 翔、ずりぃぞ!」
「待て、誤解だ。ただの偶然だし、フードを被っていたせいもある」
落ち着け、とばかりに両手で2人を制する翔。
うっとおしく垂れてくる水滴を手の甲で払って、竜世は何か拭く物をと荷物を漁ったが、
「ハンカチ……ねえな」
という具合で、髪の毛はへちょっとなってしまったままだ。
こうなればもう、ぴるぴる頭を振るしかない! と竜世がそれを実行しかけたその時。
「竜世、それじゃ風邪引くぞ」
と、翔が、取り出したハンカチが濡れるのも厭わず、丁寧に髪を拭いてくれた。
「わ、ありがとな! 翔はやっぱ優しいなー」
「別に……」
「そんなこと言うなって! えへへ―、びしょ濡れにはなったけど楽しかったな!」
「……まぁ、楽しくなくもない」
ぴっかぴっかの笑顔と一緒に零された竜世の言葉に、タイラが渋々ながらも同意する。
翔も、こくと頷いた。
「マスコット猫も、3匹見つけられたしな」
「あ! オレもオレも!」
翔が言い、竜世が瞳を煌めかせて元気よく手を上げる。そんな2人の横で、
「…………」
と、タイラは無言を保った。
見つけたマスコット猫は2匹。
シューティングに引き続いて、悔しさが胸に溢れるのを禁じ得ないタイラだった。
水を被った髪を後ろに撫で付けて、
「濡れるのは聞いて無いんすけど!」
と、幽は不平の声を漏らす。
「やべー、誰かタオル持って無い?」
「……そこまで準備が良ければ、こんなことにはなってないわ……」
ぬっ、と後ろから顔を出したのは、長い黒髪からぽた……ぽた……と水を滴らせる桜。
ホラー映画の幽霊さながらだが、そこはそれ系に耐性のある幽である。
クラスメイトの変身っぷりに、殊更可笑しげに「ふはっ」と噴き出した。
「すげーイメチェンじゃん!」
「笑い事じゃないわよ……滝壷にどぼんなんて聞いてないし、着替えなんて持ってきてない……」
「俺も俺も。お互い、どっかで買った方がいいかもねー。……しっかし」
幽は、一緒に降車した源三の方を見遣って、「ぷふっ」と込み上げた笑いに口元を押さえる。
「絶叫系、もしかして苦手? うおー、とか、ぐあー、とか聞こえて、超面白かったんだけど」
言うが、源三は怒り出しもしなければ、考え得るそれ以外の反応も取らない。
ただ、両の拳を固く握り締めて、それをふるふると震わせていた。
「…………った」
「え? 何?」
零された呟きに、桜が首を傾ける。
すると突如、源三はガバッ! と顔を上げて、大声で吼えた。
「まるで見つけられなかった! くそっ、こうなったら全部見つけられるまで挑戦だ!」
「マジで!?」
「ったり前だぁ!」
ずんずんとアトラクションの入口へと戻っていく源三の姿を、呆気に取られて見送る2人。
「ええっと……そういや、何匹見つけられた?」
「2匹。目を皿にして探したつもりなんだけど、難しいわね」
「成る程。ちなみに俺は3匹、っと」
「……ズルい」
「この場合は褒め言葉、でいいかな? ああそうだ、買い物も楽しめるといいね」
風邪を引く前に、と幽が朗らかに笑み零す。
そうねと応じて――桜は、ふと思いついたようにもう一つ言葉を足した。
「ここへは、中学の同級生と去年の春休みに来て以来だけど……」
――びしょびしょになる以外は、悪くないかもしれないって思うわ。
<< もどる
1
…
11
12
13
14
15
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【遠足】テーマパークから愛を込めて!?
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月07日
参加申し込みの期限
2017年12月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!